国際交流2

国際交流 活動の様子

グローバル講演会実施!【訪韓団・トビタテ!留学JAPAN】

グローバル講演会実施報告

【訪韓団・トビタテ!留学JAPAN】

 

12月15日に本校アセンブリーホールにて、5年生を対象としたグローバル講演会を開催しました。11月にJENEYSIS訪韓団として、韓国での研修に参加した生徒たちからの学びの報告と、この夏休みにトビタテ!留学JAPANの狭き門を突破し、アメリカ・ロサンゼルスに留学してきた高橋亜煌くん(5年生)からの留学体験談の2部構成で行いました。

訪韓団からは、実際に現地での韓国の人々との交流を通して、より一層韓国を知ることができた点をスライドにまとめて報告がありました。またアジアの隣国としてお互い高め合いながら、理解し合いながら未来を築いていきたいというお話がありました。

高橋くんからは、アメリカでの学びと失敗体験等、コミカルに伝えてくれ、「コメディー」について学びに行った成果をいかんなく発揮してくれました。人を笑顔にできる術を留学を通して、より一層高めてきたのがよく分かる発表となりました。

2つの発表とも、「海外での学びを、自分たちの実生活にどのように活かしていくのか?」を話のポイントして挙げていました。この点を、本校生それぞれが、この講演会を通して、各自の個性を活かしながら、思考を重ねて、実生活に生かしてくれると期待しております。

最近、多くの本校生が海外とのつながりを持つことができております。それを単発で終わらせることがなきよう、点と点をつなぐ国際交流活動が実施できるように、本校も日々新しい国際交流活動を展開してまいります。どうぞ、ご期待ください。

令和6年度海外語学研修説明会の開催について【後期】

令和6年度海外語学研修説明会

の開催について【後期】

 

新型コロナウイルスのパンデミックの影響により、この4年間休止をしておりました夏季海外語学研修をブラッシュアップさせて、前期・後期それぞれで実施することになりました。研修地は、シドニー大学キャンパス内にありますシドニー大学付属英語教育センター(CET)です。シドニー大学は、1850年に設立されたオーストラリア最古の世界屈指の国立名門大学です。Group of Eight(オーストラリア国内の特に優れたトップ大学8校からなる名門大学群で、世界的に評価が高い)の1つで、今年度、世界大学ランキングを過去最高の19位(参照:2024年度QS世界大学ランキング)に上げた、今とても熱い大学です。その大学のキャンパスで、実践的英語運用能力の向上と異文化理解の深化を図れる、とても有意義な時間となると思います。

つきましては、令和6年度海外語学研修の説明会を開催します。希望される場合は、生徒、保護者そろってご参加ください。説明会にて、プログラムの詳細(内容・予算等)と海外保険についての説明をさせていただきます。質疑・応答の時間も設けております。

参加を希望する場合は、本日(12/7)配付させたいただいた資料をご一読していただき、クラス担任を通して、申し込みをお願いします。また、参加の申し込みは、後日別にご案内いたします。

 

◆日時: 令和  5年  12月  20日(水)  19:00 ~  [約1時間半程度]

 

◆場所: 本校 会議室(1Fアセンブリーホール前) ※参加人数によっては変更あり。

 

◆対象学年: 原則 3年生、4年生(次年度の4年生と5年生)                                                  

 参照: The University of Sydney Centre for English Teaching  公式ウェブサイト  (https://www.sydney.edu.au/cet/)                                  

 

訪韓だより⑩

訪韓だより⑩

仁川国際空港内にて、解団式を行い、関空に到着し、大阪を経由して現在、全員無事にエディー号に乗り込み、徳島へ帰っております。今週日曜日から始まりましたJENEYSIS2023 訪韓団のプログラムが終わりに近づいております。あと数時間の旅ですが、最後まで気を引き締めて帰ります。

訪韓だより⑨

訪韓だより⑨

本日10時に宿舎を出発し、全員無事に仁川国際空港に到着しております。空港では、お世話になった江原大学校の先生と大学生の皆さまと涙涙のお別れになりました。これからもこのご縁を大切に、オンライン等で良いつながりを築いてもらえると思います。

出国審査も終えて、現在、空港内の免税店等で生徒は全員元気に自由時間を楽しんでおります。

仁川国際空港にて全体の解団式を行い、予定通り14時ごろ、こちらを出発いたします。

本校訪韓団としては、関空で本校の解団式を行い、大阪経由で徳島へ帰る予定です。

保護者の皆さま、本校の教職員の皆さまの多大なるサポートのおかげで、このプログラムも終わりに近づいております。最後まで全員元気で徳島に帰りたいと思っております。

訪韓団だより⑧

訪韓団だより⑧

本日11月10日(金)がプログラムの最終日になりました。まず、約1時間半ほどかけて、LG電子の研究施設であるサイエンスパークを訪問しました。ロビーに設置されている最新技術を用いた家電製品を触ったり、見たりしながらツアー開始を待ちました。ツアーでは、今LG電子が作っている最新製品の説明がありました。TVであったり、車のカーモニターであったり、今韓国で一番熱い企業の1つLG電子の勢いを感じた瞬間でした。加えて、日本の部品で製品のほぼ全てを作っているというような話も聞き、日本の細かな部品の技術の高さを感じることもできました。昨日のプルムウォンと今日のLG電子で、日本の技術が韓国の中でもとても勢いのある両企業を支えている点は大きな気づきにもなりました。

昼食は、ジャージャー麺と韓国酢豚をいただきました。初めてジャージャー麺を食べた生徒もおり、とてもいい経験でした。こちらも美味でした。また韓国酢豚は、豚を唐揚げのように揚げたものに、いわゆる酢豚のタレをかけたり、つけたりする料理でした。美味でした。こちらの滞在が長くなり、久しぶりの辛くない料理であったため、「少しパンチが足りないと言いながら赤唐辛子のパウダーをたくさんかけている生徒も出始めております。

午後は、昼食会場から徒歩で、国会議事堂へ向かいました。国会議事堂では、昨日高麗大学校で講演をしてくれた日本人学生さんが合流してくれ、今回も偶然にも本校生と一緒に行動してくれました。本当に幸運でした。韓国の国会議事堂に入り、実際の国会が行われる議場を見ることができました。非常に貴重な経験をさせていただき、生徒は神妙な面持ちで説明を聞いておりました。

国会議事堂を出てから、途中、LG電子の本社のツインタワーを見ながら、徒歩で現代百貨店を訪れましたが、それまでのスケジュールに遅れが出てしまったせいで、現代百貨店は高級な匂いだけ嗅ぎ、そのまま1階と地下1階を見学しながら、バスの場所まで歩きました。この百貨店での自由行動を楽しみにしていた生徒もおり、現地の担当の先生が非常に謝ってくださっておりました。海外での研修、海外での旅行には時間のズレはつきものです。その経験ができたことは、生徒にとって大きな将来の糧になったと思います。

夕方、ホテルに帰ってきてから、プログラムの最終イベントであります成果報告会にのぞみました。約20分の準備時間をいただき、生徒は10分間のプレゼンテーションを15人が頭脳と力をあわせてやり切りました。非常に素晴らしいプレゼンでした。引率として、彼らを韓国に連れて来ることができ、本当に良かったと思えた瞬間でした。

4校の成果報告プレゼンの後、第1団、第2団の各団長先生からご講評をいただきました。第1団団長の徳島県教育委員会学校教育課 寺澤昌子グローバル・文化創造幹から「自分が世界を変える!そのような気持ちを持って欲しい」というお言葉をいただき、生徒は今熱く燃えております。ここでの学びを自分たちだけのものにすることなく、本校に戻った後に、他の生徒にも学びを還元してくれると思っております。ぜひ世界に飛び出し、世界を変える人物に多くの生徒がなってくれることを期待しております。

その後、寺澤創造幹から修了書を本校の生徒代表へ手渡しいただきました。

成果報告会の後は、ホテル近くのしゃぶしゃぶレストランで食事をいただきました。こちらも美味でした。食事の後は、このプログラム中お世話になった江原大学校の大学生のみなさんへ生徒からお土産プレゼントをお渡ししました。本当に江原大学校の大学生が細やかな配慮、サポート等親切にしていただき、本当に感謝しております。生徒は彼らがいたから安心して生活ができました。将来、大学生に本校生がなった時、また本校で、韓国人を含め外国人の方と交流をするとき、是非ともこの恩を返して欲しいと思います。

本日で全てのプログラムが終了しました。明日の朝、仁川国際空港に向かいます。徳島に到着するまで、気を抜くことなく、最後まで元気に、無事に帰りたいと思います。現在、生徒は、パッキング中です。

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

★生徒のレポート

(13)齋藤 遥(5年)

本日は、LGサイエンスパーク、国会議事堂にうかがったのち、成果発表会を行いました。LGサイエンスパークでは、50分程の見学ツアーを通し、LG電子社について学ぶことができました。こちらの企業でも、海外の企業との積極的な提携がなされており、2日目の講義にもありました通り、韓国の海外進出に対するフットワークの軽さを実感しました。また、LG電子社の製品のなかにも、日本製の部品や科学技術が使用されていると知り、改めて日韓のパートナーシップの重要性を考えさせられました。続いて訪問した国会議事堂でも、新しいものを取り入れていく韓国の姿勢が垣間見られました。韓国では2005年から世界初の議会のデジタル化を進めており、議員の名前を表示したり、記名投票をしたりする際にタブレットを導入しているそうです。立法の現場においても、日本がお手本とすべき点が多々、みられました。最後には、成果発表会がありました。私たちが学んだことをしっかりと発信できたように思います。いただいたご講評を参考に、アクションプランの実行に尽力する所存です。本日で、一週間の韓国研修の内容は全て終了し、残すは明日の帰国のみとなりました。この研修で学んだことを胸に、今後の日韓両国の発展を祈念しつつ、自分が出来ることを精一杯努めて参ります。

(14)岡田 慎之介(5年)

訪韓団の研修としては最終日の今日は、LGサイエンスパーク、国会議事堂を見学し、ホテルに戻り、成果報告会を行いました。国会議事堂では、本会議場の中を見せていただきました。議員の全ての席にモニターが設置されており、日本に比べ電子化が進んでいると感じました。また、成果報告会では、韓国での約1週間の滞在を通して感じた日本と韓国の共通点と相違点、そして日韓が互いに導入すべき相手国の良い点を発表しました。それぞれの学校で、感じたことが異なっており、自分では気づかなかった点も学ぶことができました。この1週間長いようであっという間でしたが、多くのことを学ぶことができ、自分自身も成長できたと思いました。

(15)中瀬 晃司(5年)

本日はLGサイエンスパークの見学、国会の訪問、汝矣島の観光、そして成果発表会という盛り沢山な予定でした。その中で1番印象に残ったのはLGサイエンスパークの見学です。まず建物に入って驚いたのは、展示されてあったLGの最新家電です。例えばワインセラーについて、両手が塞がれいてもワインセラーの下の方に足を近づけるだけでドアが開き、また重い荷物を下の方に入れるとき腰をかがめなくても良いように自動でケースが下から出てくるような設計でした。日本ではあまりLGの製品を見る機会がなかったので、最先端の家電はここまで進んでいるのか、と衝撃を受けました。その後LGの最新のディスプレイや、ロボットについての展示を見ましたが、そこでも驚いた点がたくさんありました。例えば調理ロボットに関して、3つ関節があるアーム型のロボットがラーメンを全自動でスムーズに作っていました。そしてこのロボットはもう実用化の段階に入っていて、すでにいくつかのレストランで使われていると聞きました。日本にいるだけではわからない、技術の最先端を直に体験できた見学でした。そして最後にこの約一週間ともに行動した江原大学校の学生たちと夕食後に別れることになりました。別れる前には大学生たちと話したり、写真を撮ったりなど盛り上がり、その後私たちはうちわなどのお土産を渡しました。この訪韓団の中の多くの機会で助けていただき、心惜しい別れとなりました。残り1日となりましたが、無事帰宅できるよう、最後まで気を引き締めようと思いました。

訪韓団だより⑦

訪韓団だより⑦

本日11月9日(木)は、豆腐製造で有名なプルムウォンの工場訪問をさせていただきました。プルムウォンは、日本のコンビニで購入できる豆腐バーを作っており、それを食したことがある方も多くいるのではないかと思います。日本にも販路を広げているグローバル企業です。

ソウルから約2時間バスに揺られての旅でした。バスの中では、韓国大学生サポーターが非常に熱心にまた親切に対応してくださっており、各自ゆっくり休んだり、大学生との交流を楽しんだりして過ごしておりました。

プルムウォンでは、会社の説明を受けた後、実際に豆腐製造の工場を見学しました。工場ではほぼ機械化されており、またその機械はほぼ全て日本製である点にも驚かされました。工場見学での質疑応答では、本校生からいくつも質問があがり、とても有意義な見学ができていました。それから、豆腐作り体験もさせていただきました。実際に作って食べた豆腐は、非常に美味しかったと生徒はびっくりしておりました。

プルムウォンの流通センターも見学させていただき、流通センターの概要説明を受けたのち、実際のロボット化された流通システムを見学しました。5度に保たれたサッカー場数面もの大きさのある部屋の中で、ロボットが動いて、ベルトコンベアー上を流れてくる商品を輸送地域ごとに仕分けしていく状況を担当の方から説明を受けました。このシステムも日本のクロネコヤマト等と同じシステムとのことで、随所に日本の技術力の高さを感じることもできました。

昼食は、韓国の定食をいただきました。昨日同様に、韓国の庶民的な味を堪能しました。しかし、びっくりするくらい辛い料理で、ほとんどの生徒がヒーヒー言いながら食事をしました。同行してくれている韓国の大学の教授、大学生全員が、「韓国人でも辛い!」というくらいの辛さでしたが、味は非常に美味でした。

午後は、高麗大学校(韓国では大学のことを大学校と言います)を訪問しました。高麗大学校は、韓国の大学の中でもトップ3であるSKY(ソウル大学校、高麗大学校、延世大学校の頭文字をとったもの)の1つになります。このSKYへの入学を目指して、韓国の高校生は受験勉強をしていると言っても過言ではないようです。

高麗大学校では、大学の紹介、外国人向け入学試験についての説明をいただきました。クイズ形式でお話をしてくださり、本校生もクイズに正解し大学公式グッズをもらった人もいました。

その後、このJENEYSISに参加し、現在高麗大学校で学んでいる日本人学生の方からのお話を拝聴しました。自分の決めた道をブレずに最後までやり抜くこと、自分の夢を明確に持ちながら、その実現に向けて努力すること等、自分の苦しかった経験を元に話していただきました。世界へ一人飛び出し、そのトップ大学で学んでいる21歳の学生の方は、非常に眩しく生徒にうつったようで、大きな刺激をいただいたようでした。

夕食は、タッカルビをいただきました。非常に美味で、みなさん大満足な夕食になりました。また、同じ席に、講演してくれた高麗大学校の学生さんが加わり、一緒に食事を楽しみました。生徒たちは、非常に楽しく交流をしており、見ているこちらが嬉しくなるくらいいい学びを得ておりました。

ホテルに帰って来て、少し時間があったので、ホテル周辺をぶらっと歩き、リラックスをして本日の活動を終えました。

 

★生徒のレポート

(10)篠原 大晴(5年)

午前中は、韓国で代表的な健康食品を企画製造するプルムウォンの製造工場を訪れました。ここで特に注目したのは工場で使用されている大型機械が日本製(株式会社ソーエー、株式会社間瀬)であるという点です。私は日本製の機械が世界をリードする工場で使用され、その信頼性が高く評価されていることは誇りに思いますし、こうした由緒ある機械が世界中で利用されることを期待し、自分もそうした日本の技術を海外に応用できるような人材になりたいと思いました。次に、同社が統括する物流センターを訪れました。ここでは、迅速で低温な状態で製品が消費者に届くように、ほとんどすべてに自動化された機械が導入されていました。特に印象的だったのは、ガントリー式の機械を使用して食品を整理している点です。20年まえにはプルムウォンは日本の大手物流企業のロジスティクスからインスピレーションを受けつつも、今は独自にガントリーを食品工場に応用しています。こうした新しいアプローチは日本と韓国がお互いに技術を高め、緊密に連携し切磋琢磨していく可能性を感じました。午後には、韓国内で難関の高麗大学校を訪れました。高麗大学校では、学生の3割が外国人留学生であり、国際式豊かな大学校であるとともに、外国人留学生に対しても GSC(Global Service Center)という組織において手厚いサポートをおいていることを知り、私自身も海外大学校への進学も円滑で実りあるものなのかなと思い、自分の将来のためにも検討したいと思いました。

(11)藤岡 希実(5年)

本日私たちはプルムウォン陰城工場と高麗大学校に伺いました。プルムウォン陰城工場では、豆腐の作られる過程や製品が各物流センターに出荷される様子を、実際に見学させていただきました。プルムウォンは、「緑」を彷彿とさせるような植物性指向、動物福祉、健康的な経験を基本とし、隣人愛や生命尊重の考え方をもって、人や地球に健康的な食品をつくっており、生産から出荷までどの過程においても美味しさだけでなく、衛生やロスの削減、働く人々の健康が考えられており、その考え方や技術に感銘を受けました。特に隣人愛や生命尊重の考え方は国際関係を考える上でも必要だと思いました。また高麗大学校では、高麗大学校の入学説明や以前このプログラムに参加しておられたOBの方のお話をお聞きすることができ、とても刺激を受けました。日本の大学とはまた違った教育課程や施設、留学生に対する支援がとても新鮮に感じられました。最も印象に残ったのは、OBの方が高麗大学校に入学される過程や民間交流が日韓関係において根幹となることを仰られていたことで、自分もこのプログラムが終わった後も海外留学を視野に入れたり、出会った多くの人々との交流を大切にして、続けていきたいと思いました。

(12)待田 華那(5年)

5日目の今日は、企業と大学へ訪問しました。プルムウォン陰城工場という豆腐を主に製造するところで、豆腐の生産過程、物流の流れを実際に見学させて頂き、いくつかの説明をして下さいました。生産過程をみると、ほとんどが機械化されていて人間の手が加わる所がほんの一部でした。その機械は日本で造られたものだと分かり、こんな所でも日本との関わりがあるのだと感銘を受けました。昼食後にバスで2時間以上かけて高麗大学へ訪問しました。特に印象深かった事は、このプログラムに参加した事のあるOBの方のお話でした。その人の留学するまでの過程に、やはり異国に行くという難しさのレベルを感じました。同時に韓国での生活を聞いて、日本では体験できない事を経験していて憧憬の念を抱きました。私もこのプラグラムに今回参加させて頂いて、現地の人との交流を通して日本とは異なる刺激に触れ、他国への興味が増しました。

訪韓団だより⑥

訪韓団だより⑥

本日は、朝はホテルでバイキングの朝食をいただき、初日からお世話になっている大型バスにて、非武装地帯である元アメリカ米軍基地であるキャンプグリーブスへ訪問しました。キャンプグリーブスは、非武装地帯(DMZ)南方限界線からわずか2キロメートルしか離れておらず、少し、緊張感のある場所でした。非武装地帯とは、軍事境界線を挟んで南北それぞれ2km、計4kmにわたる地域のことで、武力衝突を防ぐためDMZ内では武装はもちろん軍隊の駐屯等が禁止され、一般人の出入りが統制されているようです。

すぐ隣には、かつての開城工業地区への物資を運ぶための列車が通った橋が見えており、北朝鮮の雰囲気を近くに感じてきました。有刺鉄線が巻かれているフェンスの外には地雷が埋まっているという事実や、韓国軍の見張り櫓が実際に目の前にある風景からまだ朝鮮半島は休戦中なのだということが体感できました。

また、展望台から北朝鮮の一部を見たり、また、戦争博物館では、かつ手の朝鮮戦争の兵士の残した物や手紙を拝見し、平和について再考する貴重な時間になりました。

偶然にも慰安婦像が敷地内に設置されており、日韓両国において、非常にセンシティヴな事象ですが、実物を見ることで生徒それぞれ深く平和や戦争について考えることができたようでした。日本と韓国にはすぐには解決できない複雑な課題をたくさん抱えておりますが、この研修を通して、生徒それぞれが実際に韓国人と交流をする中で、ニュース等のメディアでは得ることができない本当に多くの良い学びができております。

キャンプグリーブスの後は、食客という定食料理をいただきました。一見、地元の一軒家のような定食屋で食事を、いただきました。まさしく庶民の味という料理で、韓国がより身近に感じる時間になりました。味は絶品でした。

その後、ソウルに戻り、国立民族博物館を訪問しました。そこでの見学を終えて、仁寺洞へ移動し、自由散策をしました。サポートの大学生が引率してくれ、コミュニケーションをとりながら、楽しく散策できました。

夕食は、仁寺洞にてビビンパをいただき、宿舎に戻ってきました。本日は、少し余裕のあるスケジュールだったので、生徒は、少しゆっくりとできたようでした。

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

★生徒のレポート

7)川崎 寧々(5年)

今日はDMZや民俗博物館、仁寺洞に行きました。民俗博物館では韓国の文化や慣習に関する資料がたくさんあり、韓国人の一日、一年、一生の生活や儀礼について学びました。日常生活や伝統行事を再現した模型などもあり、目で見て、韓国文化を感じることができました。また、屋外には数十年前の街並みを再現した展示場などもあり、時代ごとの暮らしぶりを体験することができました。日本の文化との共通点や相違点についてとても興味を持ったので、今後も日韓文化について学びを深めていきたいです。

8)河野 桜子(5年)

本日は、韓国と北朝鮮を隔てる軍事境界線からおよそ10km離れた民間人統制線を越え、臨津閣展望台や朝鮮戦争の資料館などを訪問しました。統制区域内の有刺鉄線がついた柵には、지뢰(地雷)と書かれている看板がたくさんあり、この柵の向こうに一歩でも踏み出せば何が起こってもおかしくないという緊張感をひしひしと感じました。また資料館では、軍や民間人の様子を捉えた写真を見たり、戦争に参加した中学生の兵士が母親に宛てた手紙を読んだりし、当時の人々が感じていた恐怖を少しでも理解することができたのではないかと思います。仁寺洞散策では「人生4カット」と呼ばれる写真撮影を体験したり、日本にはないお店で買い物をしたりして、韓国独特の文化や雰囲気を楽しむことができました。夕食は日本でも有名なビビンバで、韓国海苔やもやし、山菜などを混ぜ、自分好みにコチュジャンなどを加えておいしくいただきました。今日は昨日に比べ体力的に余裕のあるスケジュールで、一つ一つの活動に集中することができたと思います。明日からの残りの予定も、今回訪韓した意味を考えながら精一杯真剣に取り組みたいです。

9)武田 倫己(5年)

本日11月8日、僕たちはDMZ (非武装地帯)、国立民族学博物館を見学し、仁寺洞道を散策しました。DMZでは地雷があると警告の看板があったり、ロープーウェイからは破壊された橋が見えたりこの韓国が未だに戦争中で、「休戦中」である緊張感がありました。また、資料館では戦地から母に送った手紙を英語で読むことができました。日本、広島などでの平和学習とは違い、英語で読むことで、一語一語をゆっくり読み戦場の生々しさをありありと感じました。この経験はこの韓国研修の経験とともに消えることはないでしょう。今日の体験は歴史と平和を考えたり、今後の日韓関係を考えるうえで重要な文化について知るいい機会となりました。体験し、直接教えてもらう大切さを知り、半分を終えた本研修に向けて気合を入れ直した1日でした。

訪韓団だより⑤

訪韓団だより⑤

11月7日(火)は高校訪問の日です。生徒にとって、一番楽しみにしていた時間と言っても過言ではない日が早速やってきました。本日から寒くなると言われていましたが、朝晩のみ寒さを感じる程度でした。

まず、朝食ですが2つの選択になりました。1つは、コムタン(牛テールスープにそうめんが入ったようなもの)か、韓国の超有名パン屋が作ったサンドイッチでした。コムタンを食べるためには起床が非常に早くなるため、5名のみの選択になりました。

朝食後は、アリランハウスをチェックアウトして、訪問先の城南外国語高等学校へ向かいました。校門では、先生方から手厚いお出迎えと生徒さんからはプレゼント等をいただき、歓迎式に参加しました。式の後、生徒たちには1人に2人のバディーと呼ばれる担当生徒さんがつき、そのマッチング発表では非常に盛り上がりました。手書きのネームボードを掲げてくれており、まるで本校生がポップスターになったかのような気分を味わえました。

その後は、美術、英文学、上級英作文、数学等の授業にそれぞれ入って、韓国人バディーのサポートのもと、楽しく授業を受けました。

授業の後は、日本の学校から日本紹介の時間をいただきました。本校は参加生徒全員で徳島県と城ノ内について英語で説明し、阿波踊りを披露しました。非常に素晴らしい発表ができており、素晴らしい瞬間になりました。

その後、ランチを校内のカフェテリアでいただき、ランチ交流に花を咲かせました。笑顔溢れる時間を見ているスタッフにとって、非常に胸が熱くなる時間でした。本当に韓国に来てよかったと思える瞬間でもありました。

ランチの後は、バディーとともに、韓国の童謡を日本語に訳して、動画を撮るという活動を行いました。非常に熱心にユーモア溢れる作品を作っており、密度の濃い国際交流を展開しておりました。

最後のフェアウェルの時間では、別れを惜しみ、なかなかバスへ歩を進めることができませんでした。熱く、感動的なお別れのシーンでは、見ているこちらの目頭が熱くなりました。日本と韓国の架け橋に彼らはなってくれると思います。未来は明るいと思います。

城南外国語高等学校の次は、ソウルへ移動し、明洞で2グループに分かれて、サポート大学生がそれぞれ自由行動へ引率してくれました。各々が、韓国の渋谷と言われる明洞を楽しみました。

夕食は、有名は明洞餃子をいただきました。明洞餃子は、ただの餃子ではなく、鳴ちゅるうどんに餃子と焼肉のタレで炒めたミンチが入っているものです。食事の後店の外を見ると、店の前に行列ができておりました。

夕食後は、BTS等の振り付けをしているダンサーの方から、K-popダンスを習うために、K-pop センターへ向かいました。Rizeの曲のダンスを教えてもらいました。プロのダンサーのキレキレのダンスの驚きながら、参加者全員で約1時間半ほどトレーニングを行いました。K-popのダンスは予想以上に難しく、複雑で、本校の生徒は最初苦戦していましたが、繰り返して練習することで、みなさんとても上達していき、最後は学校ごとにダンスを行いました。

その後は、ホテルにチェックインをして、本日の活動は終了しました。明日は、北緯38度線近くまで行ってきます。

   
   
   
   
   
   
   
   
   

★生徒からのレポート

4)阿部 仁ノ介(5年)

今日、私たちは3つのことを体験させていただきました。まず、城南外国語高等学校の訪問です。私は美術の授業に参加しましたが、同じテーマに対して描くイメージ像は日韓間で大きく異なり、文化や思想の違いを感じることができました。また、明洞観光をさせていただいた際には、日本とは違う雰囲気の街並みにとても刺激を受けました。しかし、散策中、言語の大きな壁にぶつかり、自分たちのこれまでの学習とコミュニケーション能力を駆使して乗り越えた瞬間は、この上ない達成感とこれからの学習に対するモチベーションを得ることができました。3つ目は、K-popのレッスンです。これはテレビで見ているのとは違って、自分でやってみると意外と難しいもので、他校も含めた訪韓団の仲間と協力しながら練習を繰り返しました。それによってダンスが上達しただけでなく、訪韓団全体の団結力もより一層深まったように感じています。今日一日の体験を通して、コミュニケーションは言語だけでないこと、また自分たちが普段学習していることにも十分な価値があることを、改めて認識し、今回訪韓させていただいたことに感謝すると共に、出会う大人の韓国人や韓国人学生が非常に親切であり、彼らの日本愛にも深く感動しました。

5)日比野 結(5年)

今日は朝から城南外国語高等学校に行って、色々な体験をさせていただきました。私のバディーは女子2名でしたが、彼女たちとの交流を深めることができ、本当に楽しく、学びの多い時間を過ごせました。高校訪問させていただき、1番日本と異なると思ったことは授業のスタイルです。城南外国語高等学校は1クラスの人数が少なく、みんなが楽しく、とても自由な雰囲気の中、メリハリがついており、勉強へのとりかかりがすごく早いことに驚きました。まるでアメリカの学校のような雰囲気で、非常に新鮮でした。また、明洞散策は大学生の人と楽しくおしゃべりしながらほんとに楽しい散策が出来ました。K-popセンターでは初めて習うK-popダンスに苦戦しました。やはり緊張してなかなか前に出ることが出来ずほんとに後悔が残りました。恥ずかしがらず、何事にも前向きに挑戦できるように、残りの研修に積極的に取り組み、努力したいと思いました。

6) 石田 理紗(4年)

今日は学校訪問、明洞観光、ダンスレッスンなど人との出会いや交流が多い一日でした。楽しいことがたくさんあった今日ですが、学校訪問が最も忘れられない思い出となりました。私は日本語の授業と英語の授業を受けたのですが、日本の慣用句の意味を表す動画を一緒に撮ったり、韓国語で英語の授業を受けたりしてとても新鮮でした。昼には憧れの韓国の給食で大好きなトッポギを食べ、その後バディの生徒が学校の売店に連れて行ってくれました。そこで、おすすめのお菓子や飲み物をプレゼントしてくれました。学校の雰囲気や授業の雰囲気が日本と全く異なり、また生徒のみなさんがとても親切にしてくれたのでとても貴重な経験と幸せな時間を過ごすことができました。
異なる文化と関わることがとても楽しく、興味深いものだと感じたので、これからも異文化理解と交流に努めていきたいと思います。

訪韓団だより④

訪韓団だより④

本日11月6日(月)からプログラムが本格的にスタートしました。本日は午前中に、大学の先生から2つの講義を受講しました。1つ目は、言語と文化でした。日本と韓国の建築の違い、日本語と韓国語の類似性について、非常に細やかに説明いただきました。生徒の反応がすごく良く、韓国がより身近に感じられた時間でした。2つ目は、歴史についてでした。日本と韓国には歴史的な課題を未だ残しておりますが、韓国歴史研究の重鎮である大学名誉教授の先生が、日本と韓国の歴史関係を、双方の国の視点でうまく説明してくれ、未来を築いていく本校生にとっては、学びの多い時間になりました。講義の後は、外務省の方からご講演をいただき、日本と韓国にはすぐに解決できない課題を抱えているが、日本の立場、韓国の立場それぞれをきちんと理解した上で、しっかりと自己表現してほしいとのお話をいただきました。この研修での気づきが今後の大きな糧になると思います。

3つの講義・講演の後は、歓迎式典に参加しました。列席してださった韓国教育院や日本の外務省の役人の方を見て、私たちは日本を代表してきているのだと改めて生徒は実感したようでした。

昼食は、石焼き牛丼のようなものをいただきました。

午後は、九里市役所を訪問しました。九里市は、かつての高句麗という方が馴染みがあるかもしれません。市役所での歓迎式典では、市長がご列席くださりました。式典では、本校の堤遥菜(5年)が訪韓団を代表して、スピーチをし、市長にプレゼントを手渡しました。

式典後は、かつてのゴミ焼却所の煙突を再利用した九里タワーから市内を見下ろしました。ソウルのソウルタワーも見ることができました。リサイクルセンターも見学しました。

宿舎である教育院(NIIED)のアリランセンターへ戻ってきた後、本日3つ目の大学の先生から、経済の講義を受けました。日本と韓国の経済について非常にわかりやすく具体的に示してくださり、非常に学びが深かったです。

夕食は、サムゲタンをいただきました。生徒からは非常に美味しかったという感想をいただきました。

夕食後は、最終日の成果報告会と明日の学校訪問での学校発表会(徳島県について)の準備ミーティングを行いました。

初日からは、非常に密度の濃い時間を過ごさせていただき、夜遅くまで生徒は非常に熱心に活動していました。

明日は、先日、本校を訪問いただいた訪日団の団長先生やメンバーがいる城南外国語高等学校への訪問です。

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

★このプログラムの参加生徒には、オンラインでの発信が義務つけられております。本日から金曜日まで毎日3名ずつ活動報告を載せさせていただきます。

①堤 遥菜(5年)
本日は、講義を受けた後、九里市を表敬いたしました。様々な経験をさせていただきました。その中で、心に残った二つのことを書き留めたいと思います。まず、韓国の言語が日本のものと似ていることです。講義の中で、日本のいくつかの言葉は中国から韓国を仲介して、日本に入ってきていることから、漢字熟語を短く言えば、韓国語になるということがわかりました。例えば、準備、有料、無料などの日本語です。これからも韓国語をもっと学んでいきたいと思いました。
二つ目は、表敬の生徒代表挨拶をさせていただいた事です。市長と握手もさせていただき、とても貴重な体験となりました。この経験をもとに、これからも交流を深めていきたいと思います。

②古川 藍衣(5年)

今日は四つの講義と九里市の散策を行いました。講義では韓国と日本の文化や歴史的関係性について学び、自然環境の違いで建築物の作り方が変わったり、日本は宗教関連の祝日がないのに対し、韓国はそのような祝日があったり、思ってもいないところでたくさんの相違点があり、とても興味深かったです。九里市では九里タワーから韓国の多くの地域を見渡すことが出来ました。日本と韓国の歴史を知り、これからの未来を担う若者としてよりよい関係を築けるよう、文化的にも歴史的にも、韓国のことをもっと知っていく必要があると感じました。

③奥尾 月楓(5年)

今日は講義と九里市の散策がありました。講義の中で特に印象的だったのは、日韓関係の歴史についてのお話です。出会い、敵対、共存、傷、和解の五つにわけて分かりやすく説明してくださいました。その中で日本と韓国を行き来する朝鮮通信使が戦争の時代から平和な時代へと導いてくれたと仰っていました。
私達も単なるイメージで韓国を捉えるのでなく、「実際に見ること」で正しい知識を得たいと思いました。
また「実際に見ること」だけでなく、自分の意見をもつことで和解するために必要な広い視野を持つことができると思いました。

English Tour 2023を開催しました

English Tour 2023
開催!

This year, we held our annual international event here in Johnouchi Secondary School on November 1, 2023. It started with Carol sensei and class leaders' instruction for students' presentations about their hometowns.

 11月1日(水)、昨年から引き続き2回目となるEnglish Tourを4年生で実施しました。
 まず最初に各クラスで3~4人のグループになり,それぞれが住んでいる場所の素晴らしい点や将来住みたい場所についてタブレットを使ってプレゼンテーションをしました。鳴門教育大学の先生方も熱心に聞いて下さったり,各グループに入って質問等をして下さいました。

During 2nd and 3rd period, teachers from Naruto University of Education made a presentation on the current state and culture of their country, considering SDGs. 

 2限目と3限目は鳴門教育大学の留学生9名の先生方(ウズベキスタン、マリ、セイシェル、ギニアビサウ、フィリピン、モロッコ、ガーナ出身)が,2~3名ずつ4クラスを回って下さり,SDGsに関連して各国の取り組みや歴史・文化・慣習についてクイズやアクティビティを通して説明して下さり,生徒達は,環境問題や世界情勢に関して新しい視点や気づきを体験することができました。

After the lectures, each group had a chance to discuss what we can do to make the earth a better community. Then during 6th and 7th period, they gave a poster presentation based on their discussion to peers and their guest teachers. 

 4限目と5限目にグループで SDGsの目標を目指してよりよい社会を作るために何ができるかについて話し合いました。6限目と7限目は,それぞれがリサーチした国についてのプレゼンの後、先生方から学んだことを参考にしながら,割り当てられたSDGsの目標に関してよりよい社会を作るために何ができるかについてポスターセッション(10分間発表、5分間質疑応答)をし,プレゼンター以外の生徒はnote-takingをして質疑応答もしました。



 本校の教育目標でもありますグローバル人材の育成のため,本年度も鳴門教育大学の副学長の美馬先生を始め,職員の皆様方の手厚いサポートを頂きながらこのような素晴らしい行事を実施できましたことを感謝し,御礼申し上げます。

訪韓団だより③

訪韓団だより③

 

関空を出発し、韓国仁川国際空港に降り立ちました。機内ではランチとして、ビビンバをいただきましたが、仁川国際空港内で夕食として、カルビタン(鮑入り)をいただきました。非常に美味しく、韓国のお箸を使いながら、生徒たちはとても楽しそうに夕食をいただきました。お腹いっぱいの1日でした。空港周辺は雨模様でしたが、それほど予想よりは寒くない状況です。

夕食後は、今日、明日の宿舎であります、国立国際教育院アリランハウスにて、ミーティングを受け、本日の日程を終えました。国立国際教育院からオリジナルの水筒とシャンプー・リンス等のセット、訪韓研修オリジナルトートバックのプレゼントをいただきました。

明日は、文化、歴史、経済の3本立ての講義の受講と九里市役所への表敬訪問になっております。

訪韓団だより②

訪韓団だより②

訪韓団15名は、難波で昼食を食べてから、ラピートにて集合場所である関西国際空港隣のホテル日航に全員無事に到着しております。

これから結団式を行い、17時ごろ日本を飛び立ちます。

同じ団の立命館守山高校とも合流し、いよいよプログラムがスタートします。多くの生徒が緊張の面持ちです。

   

韓国訪韓団だより①

JENEYSIS 2023

後期生15名の訪韓団出発!

 

外務省の対日理解促進交流プログラムの一環として、本校後期生15名が本日韓国へ向けて関西国際空港から出発します。本日11月5日(日)から 11日(土)まで、訪韓して、現地では、多くの大学教授からの講義を受講したり、国立国際教育院の歓迎会出席、九里市役所、城南外国語高等学校、非武装地帯キャンプグリーブスへの訪問、またLG電子とプルムウォンへの企業訪問等、非常に濃い内容になっております。この経験を通して、日韓の未来交流を現地で生徒は行なってくれると期待しております。

本日朝、徳島駅を出発し、現在関西国際空港に向けて進んでおります。

韓国訪日団、本校訪問!

JENEYSIS 2023

    韓国訪日団 

本校後期生と交流

 

10月26日(木)に、公益財団法人日韓文化交流基金などが主催する対日理解促進交流プログラムの一環で、韓国から訪日団約40名が本校に来校し、4、5年生と一緒に交流を深めました。

訪日団到着時には、音楽部が韓国の国歌を演奏し、書道部が書いたウェルカムバナーを掲げ、生徒会が作成した日韓の国旗が描かれた小旗を生徒がふり、盛大にお迎えすることができました。本校の生徒職員が一丸となって準備したお出迎えに、韓国からの皆さんは、感激をされておりました。学校全体で国際交流に取り組めるのが本校の特徴と言えると思います。

歓迎会を体育館で行った後の本校の校内見学では、本校の茶道部が使用している和室に感激をされたり、前期生も明るくお出迎えしてくれるなど、和気藹々とした本校の雰囲気を堪能されました。

昼食では、4年生、5年生の有志生徒とランチ交流を行い、楽しく日本語、韓国語、英語を用いて交流を深めました。その後、4、5年生は5時間目に英語の授業を一緒に受けたのち、6時間目に4年生は地理総合と数学、5年生は現代文と化学を韓国からの高校生と一緒に受講しました。

各授業とも、本校の教員の個性が存分に生かされた授業を日本語、英語等をうまく用いて行い、訪日団のスタッフからはお褒めの言葉もいただきました。生徒だけでなく、教員もグローバルな視点を持って授業展開ができるのも本校の特徴の1つです。

7時間目は、5年生と日韓友好親善バレー大会を行い、体育の先生のサポートいただきながら、実施しました。スポーツを通して、交流するだけでなく、共にチームを応援した李、声かけしながら交流している姿には感銘を受けました。

放課後は、サッカー部、野球部、百人一首部、茶道部、フェンシング部、剣道部、音楽部の体験・見学を韓国高校生は行い、本校生徒と部活を通しての交流も行いました。

この交流を通して、日韓の未来を築く未来交流ができたと思っております。これからの未来を担っていく本校生が、同じ東アジアで暮らす仲間として、韓国高校生とこのような国際交流を行った結果、相互の理解が一段と進んだと実感しており、今後も多様な国際交流を生徒に提供する中で、より一層グローバル人材の育成を行なっていければと考えています。

また、対日理解促進交流プログラムの一環として、本校生15名が11月4日(日)〜 11日(土)の間、韓国を訪韓いたします。そちらも良い交流になることを期待しております。 

 

インドからの留学生紹介

インドからの留学生本校で学ぶ 

10月10日から11月1日までの短期にはなりますが、本校でインドからの留学生Sia(シア)さんが4年生ととも授業を共に受けたり、ランチを楽しむ等、生活しました。非常に明るく、意欲的に本校生と主に英語でコミュニケーションを図りながら、生活を送りました。4年生は非常に親切にシアさんが困っていると声かけしたり、救いの手を差し伸べたりする姿が多々見られ、本校に素晴らしい交流ができておりました。また、部活動も多くの部の体験や見学に意欲的に参加し、4年生だけでなく多くの本校生と交流ができておりました。

多様な国からの仲間と交流することで、特に高校生年代で多様な価値観に触れることは今後の人生の大きな糧になると思います。引き続き、本校のグローバル展開を期待してください。

アメリカの高校生との交流スタート[5年生]

GLOBAL CLASSMATES

アメリカの高校生との

オンライン交流スタート

 

GLOBAL CLASSMATESという交流に日本全国の希望校の中から本校が選抜され、9月8日(金)から2月末までの期間、本校5年生 34名 とアメリカの高校生(日本語選択者)とのオンライン交流がスタートしました。

オンライン上のCanvas というプラットフォームを使い、文字、動画、画像を活用したコミュニケーションを行う交流になります。『コミュニケーション=英会話』という誤解が日本にはまだあるようですが、今は、ビジネスでもメール上でのコミュニケーションを多用して相手とのコミュニケーションを図っております。すなわち、英語で書くことによる対人コミュニケーションも大切になっています。

しかし、この点に関して、授業を通して十分なトレーニングの機会を提供できてないことが日本国内でも課題の1つになっております。

この活動を通して、本校生は、相手が書いてきた英語を理解(想いや感情等も含め)し、添付されている画像や動画で文化の違いも感じながら、TPOにあった英語を使ってコミュニケーションを図る力が育成できる貴重な機会になると思います。内容は、楽しい話題からアカデミックなもの、少し深く日米の高校生に考えてもらうトピック等、すでに本校とアメリカの担当者で会議をして決めております。

生徒は、事務局からの活動に関する紹介動画を見た後、初めて使うプラットフォームに悪戦苦闘しながら、まず1回目は自己紹介をしたり、アメリカの生徒が書いた自己紹介へコメントをしたりと英語を活用して楽しく過ごしておりました。

2ヶ月に1回は、Zoomを活用して、アメリカの生徒と実際に英語でディスカッションする機会を持つようにしております。本校にあるCALL教室や生徒が1人一台持っているタブレットの利点を最大限に有効活用しながら、参加生徒の英語運用能力のさらなる向上につなげていければと思っております。

常に新しい時代を見据えた国際交流、英語教育を本校は、今後も展開していきます。お楽しみにしてください。

   
   

祝!!トビタテ!留学JAPAN高校生第8期生合格!!

「トビタテ!留学JAPAN

新・日本代表プログラム【高校生等対象】」
第8期派遣留学生 合格!

 日本代表として世界へ  

 

高橋 亜煌(5年生)

 

文部科学省「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム【高校生等対象】」第8期派遣留学生に本校の高橋亜煌君(5年生)が見事合格し、高校生日本代表として、今年の夏にアメリカ・ロサンゼルスに飛び立つことになりました。

このトビタテ!留学JAPANは、コロナ禍の影響もあり、長期中断しておりましたが、今年度、約4年ぶりにリスタートしました。たくさんの企業さまからいただく奨学金を有効活用させていただき、本人は、ハリウッドでエンターテイメントとは一体どうあるべきかについて思考を深める計画です。

語学学校で英語運用能力向上を目指しつつ、実際に現地のパフォーマーやコメディアンと意見交換をしたり、デニスビーチやサンタモニカ、UCLA等で現地の人々を対象としたデータ採集を行いながら、徳島のエンタメとの比較研究を実施し、新しい徳島のエンタメを発信する計画を立てています。

加えて、本人は、スタンドアップコメディアンになる夢をあきらめておらず、この留学で本場の風を感じ、未来を見つめる機会にもしたいとのことです。

高橋君は、これまで本校において英語の授業では熱心に4技能向上に取り組み、大きく力を伸ばし、また国際交流活動でも常に積極的に質疑応答を行う等、意欲的に取り組んできました。得意としている論理的・批判的に思考する力を存分に活かし、この斬新な企画をベースとして、ロサンゼルスで城ノ内、徳島県、日本をアピールしてきてくれると思っております。本当に高橋くんの成長が楽しみです。

世界規模で活躍する本校生の暑い夏を、是非とも応援いただければ幸いです。ますます、進化する本校の国際教育、英語教育を楽しみにしておいてください。

小学生の皆さま、是非本校でグローバルな夢を見てみませんか? 

ドイツ国際生徒オンライン会議参加報告

ドイツ・ニーダーザクセン州主催

2023年国際生徒オンライン会議

参加報告

5月9日(火)に開催されたドイツ・ニーダーザクセン州主催2023年国際生徒オンライン会議(実施団体:ドイツ・ニーダーザクセン州文部省)に本校が徳島県代表(日本代表)として参加しました。参加生徒は、川崎寧々(5年生)、齋藤遥(5年生)、中莖優斗(5年生)、石田理沙(4年生)、古川萌々(4年生)の5名でした。

本会議は、ニーダーザクセン州建州75周年事業の一環として、2022年会議が実施され、今年度も引き続き行われているものです。今回は、ドイツ、ポーランド、オランダ、南アフリカ、タンザニア、中国、日本(城ノ内中等)から約50名がンラインで一堂に集まり、お互いの価値観を尊重しつつ、協働して、今回のテーマ「脱炭素型スクールを将来創っていくために必要なこと」について意見交換しました。

5グループの小グループに分かれて、全て英語を用いて議論を行いました。日頃、英語の授業等で英語を用いて、各種社会問題について議論をしている本校生ですが、「脱炭素型スクール」について考えてたことがあまりなく、思考をしながら即興で議論をする良い機会にもなりました。4年生も5年生も非常に意欲的に意見を述べている姿があり、本校生の素晴らしさを再確認することができました。

ただ、本校生は世界中から集まった英語を流暢に扱う生徒たちとも対等な英語運用能力があり、十分に応対できていましたが、積極性や議論を切り出したり、議論に割って入るタイミングがつかめずに苦労している場面が多々ありました。世界の仲間と議論をするには、英語運用能力以外の部分をより一層高めないといけないと、会議後の反省会で意見がでました。

非常に熱心に、また多様な角度から議論できていたことは日頃の生徒たちの努力の成果であり、大きな自信になったことと思います。この学びや失敗を糧をしながら、他の本校生にも学びを還元してくれることと思っております。

徳島県の国際教育、英語教育を本校が先導して、今年度も盛り上げていき、徳島県を日本、そして世界にアピールしていきます。

フランスからの長期留学生紹介!!

フランスからの長期留学生紹介

アントワン ロドリゲスくん

今年度も昨年度に引き続き、海外からの留学生が本校で生活しております。本校としては非常に久しぶりにヨーロッパからの長期留学生を迎えることができました。

フランスからの留学生アントワン・ロドリゲスくんは、5年生のクラスに所属し、全ての学校生活を仲間とともに送っております。アントワンくんは、来年の2月まで本校に在籍する予定になっています。本人は、非常に活発かつフレンドリーな性格で、休み時間や掃除の時間、放課後等に積極的に仲間に関わり、多くの友人に囲まれて楽しそうに過ごしている姿が見られています。

また、アントワン君は、弓道部と英会話部に所属し、弓道の練習と英語ディベートに力を注いでおります。本校生も、アントワン君と切磋琢磨しながら、お互い刺激しながら、共に文武両道で成長してくれることを願っております。

1年を通して、日々の何気ない日常生活に、外国人が普通に暮らしているグローバルな環境が、昨年度に引き続き、本校ではできつつあります。徳島県の国際教育、英語教育を先導する本校の責務を果たすべく、Global-mindsetを持つ生徒の育成に向けて、本校の国際交流活動もどんどん加速化させていきます。

本年度の本校の国際交流、是非期待しておいてください。

フィリピンからの留学生帰国の途へ

フィリピンからの留学生

Yzabella Illegan (Yza) さん 帰国

 

昨年7月から本校にて学習をしていたフィリピンからの留学生 Yzaさんが、3月10日(金)に本校での最後の登校をむかえました。4年生のクラスに所属しながら、本校生と一緒に授業を受け、放課後と休日は弓道部での活動に精を出しました。滞在した約8ヶ月間で日本語を習得し、ほぼ日常会話には困らないくらいに成長しました。常に献身的で謙虚な姿勢で学校生活を送り、エネルギッシュに多様な活動に参加するYzaさんから本校生は大きな刺激を得たようでした。

この出会いを大切に、今後も私たち城ノ内中等教育学校は、グローバル規模で活躍するYzaさんを引き続き応援しています。

Good Luck, Yza!

本校としては久しぶりの海外留学生の受け入れということもあり、ホストをしてくださったご家庭、AFSの関係者の方には多大なるサポートをいただき、本当に感謝しております。

本校のグローバル教育は日々進化しております。今後も是非期待しておいてください。

 
日本語で流暢にfarewell speechをするYzaさん 所属クラスでのお別れの時間
クラスメイトと、「ハイチーズ!」 見送りに来てくれた弓道部の仲間と笑顔のYzaさん

JEYNESIS 日韓高校生交流2022 参加報告

JEYNESIS 日韓高校生交流プログラム2022 情報処理・パソコン

本校生、日本代表として参加

 

令和4年10月22日、10月29日、11月5日の3日間(事前学習:10月1日は除く)において、公益財団法人日韓文化交流基金主催のJEYNESIS 日韓高校生交流プログラム(オンライン)2022に本校が選抜され、高2生から池上円花、太田菜々香、北原花音、鈴木龍成、手塚せり、德山諒汰、前川美空、高1生から武田倫己、堤遙菜、藤岡希実、古川藍衣、待田華那の11名が日本代表として参加しました。日本側から本校以外の他県の3校を含め計4校が参加し、総勢44名と韓国側生徒40名がオンライン上で交流を行いました。

本来なら、日本と韓国への現地へ訪問しての交流が実現できていたとのことですが、今回はコロナ禍ということでオンラインでの実施になりました。

生徒たちは小グループでの日本語と韓国語を用いて意見交換を行いました。地元や学校紹介動画をスマホ等で撮影・編集して発表したり、写真等を用いて文化紹介をそれぞれ独自の方法で行いました。各グループには日本語・韓国語のバイリンガルである韓国人大学生がファシリテーターとしてグループ討議を非常に上手くコントロールしてくれ、スムースに異文化理解や相互交流が進んでいたのが印象的でした。

本校生は、グループ討議にも積極的かつ意欲的に取り組めており、あらためて本校生の素晴らしさを実感する時間にもなりました。ただ、韓国人生徒の意見構築は非常に素晴らしく、その積極性や物事を俯瞰的に見つめ分析できている姿を実際に見ることで、生徒たちがそれぞれが感じ、思い、自分の行動を振り返る良い学びの機会になったようです。3日間の交流にはなりましたが、参加者全員前向きに日韓の関係を大切にしようという思いは同じで、ICT等を活用し、3日間以外の日も継続して韓国語と日本語を使用した交流が続いているようです。同じ世代の若者なので、すぐに打ち解けており、韓国に対する愛着も生徒はより湧いているようです。この出会いを大切に、今後も交流を続けてもらいたいものです。

閉会式の最後には、日本側の生徒を代表して、手塚せり(高2生)が選ばれ、「オンラインであっても実際に意見交換をすることで、お互いの文化や慣習を理解することができた」と感想を述べました。

次年度、新型コロナウイルス感染の様子を見ながらにはなりますが、本校生11名は韓国へ実際訪問できる機会を得る可能性があります。直接対面で交流を持つことで、さらなる相互理解がすすむと考えております。

英語だけでなく、世界の多くの言語や文化、慣習に本校生が触れ、感じ、思い、そして行動につなげる機会の提供を今後も継続できればと思っております。

日本の地方都市である徳島市にいながらも、世界とつながる本校の国際交流に今後もご注目ください。

 

(実施内容)

〇事前ミーティング: 韓国語学習・会話トレーニング(3時間)《日本の生徒のみ》

 ・【講義】「クイズで学ぶ韓国とハングル / 交流で使う韓国語練習」(講師:阪堂 千津子)

 ・【交流】  グループ別交流

〇第1日目

 ・  開会式

 ・【講義】 韓国の風俗画について(風俗画から歴史を学ぶ)(韓国側主催) 

 ・【交流】  グループ別交流(アイスブレイキング,自国の魅力紹介:食事や大衆文化、ポップカルチャー等の

        自国の魅力紹介、意見交換)

〇第2日目

 ・【講義】 「日韓:似ているからこそ、大きく異なる存在」[講師:武井一(都立日比谷高)]

 ・【交流】   オンライン視察(参加者それぞれの学校生活や居住地域の様子を動画で撮影し紹介、意見紹介)

〇第3日目

 ・【交流】  グループ別交流(討論テーマ:日韓間の学生共同宣言または未来に向けた約束(今後の交流等))

 ・  成果報告会

 ・  閉会式      

   

English Tour 2022 2日目開催!!

English Tour 2022 

第2日目開催

令和4年10月29日(土)にEnglish Tour 2022の2日目を開催しました。第1日目と同様に、鳴門教育大学から9名の外国人留学生と総合教育センターから外国人指導助手(ALT)を招いて、実施しました。2日目は、アフガニスタン、ウズベキスタン、ニカラグア、マレーシア、バヌアツ、ブルキナファソ、パプアニューギニアの7カ国の留学生が来校してくれました。

2日目は、英語でのディスカッションとプレゼンテーションがメインの活動になりました。午前中は、生徒・教員・留学生が一緒になり英語でのアイスブレイキングをした後、1日目の8人の留学生のプレゼンテーションを通して、気づいたこと、感じたことを留学生と英語で振りかえりました。生徒たちは予想以上に深い学びや考察ができており、その英語運用能力の素晴らしさについて留学生やALTから驚きを含めたお褒めの言葉をいただきました。

今回の行事は、母語である日本語を適切に使用しながら、英語を使ってコミュニケーションを行うTranslanguagingの概念をベースに計画しましたが、生徒がほぼ全て英語で会話できていた点は驚きであり、日頃の生徒の英語学習の成果が存分に発揮できたのだと思います。

振り返りの後、生徒は「What should we do to make the world better?(世界をより良くするために何を我々はすべきですか?」という非常に壮大な問いに対して、思考を深め、小グループで英語で議論をしました。問いが壮大な分、生徒の思考力と想像力、そして時事問題の知識等を活かしての分析等、生徒の個性や特性をお互いが尊重しながら、議論をしている姿は、まるで海外の大学のプロジェクト学習が本校で実践されているのかと錯覚してしまうような光景でした。また、各クラス担任も英語で議論に入りながら、教員と生徒が一体になって討論している姿には、留学生やALTが感銘を受けたとコメントをいただきました。

午後は、生徒がポスター・プレゼンテーションを7グループずつ同時発表し、他の生徒はプレゼンを拝聴し、その後質疑応答を行いました。各種研究者が行う学会のポスタープレゼンテーションをイメージした時間でしたが、学会のポスタープレゼンテーションに勝るとも劣らない発表、質問が留学生だけでなく生徒からも出されておりました。出された質問に適切にお互いが助け合いながら英語で答え返す生徒たちの姿を見て、参加した英語教員の目には光るものがありました。

生徒は、世界をより良くするには、「相手を受け入れる」、「他国の文化や慣習を知る」、「対話を重視する中で、お互い双方向の意見交換を行う」等、当たり前に思うことの再認識だけでなく、「水を含めたライフライン問題」、「戦争や紛争の起こるメカニズム」、「セクシャルマイノリティや女性、発展途上国等の社会的に不利な立場に立っている人々・国への考察」等、具体的な例を示しての細かな分析からの意見構築ができていました。短時間でのプレゼン作成だったにもかかわらず、生徒たちの深い分析と考察は予想以上の出来でありました。この分析を単発に終わらせず、さらに英語の時間等でのディベート等を通して、継続的に学ぶ機会を提供し、さらに思考を深めてもらおうと思っております。

本校生がさらに本校で学び、卒業した後もグローカルに思考を深め、今後の日本、そして世界を支えてくれるだろうという未来予想図を描けた有意義な2日間でした。

閉会式では、鳴門教育大学副学長の美馬持仁先生と本校の湊校長より、グローバルで生きていくために大切なことについてを含む温かいお言葉をいただき、生徒は心を新たに英語教育、国際理解学習に邁進してくれるものと期待しております。

本校にいながらも、世界基準の新しいスタイルのグローバル学習・国際理解教育・英語教育ができる環境を生徒とともに、今後も築いていきます。そして、徳島県の枠を越えて、日本を代表する英語学習、国際理解学習を本校から発信していきます。

「楽しかったで終わる国際理解学習」ではなく、「英語を道具に、多様な学びがあり、思考が深まる国際理解学習、世界基準の英語学習」をさらに展開していくつもりです。

小学生のみなさん、「真の国際理解学習、英語学習」是非一緒に参加してみませんか?

English Tour 2022 1日目 開催!

English Tour 2022 

第1日目!!

 

令和4年10月26日(水)に初めての国際交流イベントであるEnglish Tour 2022を開催しました。本イベントは構想から3年間の月日をかけて、ようやく開催ができた一大イベントです。コロナ禍である現状において、どのように国際交流を進化、発展できるのかを管理職を始め、全職員で考え、開催につなげることができました。

今回のEnglish Tourには、鳴門教育大学の手厚いサポートをいただきながら、企画や内容まで多くの点でご助言をいただきました。この場をお借りしてお礼を申し上げさせていただきます。

当日は、鳴門教育大学の留学生8名(アフガニスタン、ウズベキスタン、ニカラグア、マレーシア、バヌアツ、ブルキナファソ出身)が2名1チームで本校の4年生4クラスをそれぞれツアーしていただき、生徒たちは、8人のプレゼンを聞き、意見交換も英語で行うことができました。レクチャーで留学生からは自分たちの国の文化や慣習、歴史等をアクティビティーを踏まえながらお話していただきました。非常に多くの生徒が休み時間や昼休みにも英語でコミュニケーションをする姿は、まるで外国の町中にいるような錯覚を覚えるほどでした。

レクチャーの後は、レクリエーションとして、ソフトバレーボールを行い、スポーツをしながら交流を図りました。生徒たちは予想以上に積極的に交流しており、本校生の素晴らしさを十分に感じることができる良い時間となりました。

English Tourは、29日(土)も続けて行われます。留学生のプレゼンを聞いて学んだことを次は、本校生がプレゼンにまとめて英語で発表します。今回同様に、鳴門教育大学から留学生をお迎えし、実施します。英語でさらに深く意見交換し、「世界をより良くするにはどうすべきか」という壮大な問いについて、生徒たちはどのような意見を出してくれるのか? 非常に楽しみです。

【当日の様子】

ドイツ国際青年会議に高1生、日本代表として参加!!

ドイツ・ニーダーザクセン州国際青年会議

(日本代表として)参加報告

 

ドイツ・ニーダーザクセン州国際青年会議に本校が選抜され、令和4年10月6日(木)の放課後に、高1生5名(乾佑丞・河野 桜子・齋藤遙・高橋亜煌・中瀬洋司)が日本代表として参加しました。

この会議は、徳島県と友好交流提携を結んでいるドイツのニーダーザクセン州が主催し、ドイツを含む5カ国(日本〔城ノ内〕・ドイツ・ポーランド・タンザニア・アルゼンチン)の高校生がオンラインで英語を用いて議論しました。トピックは、「気候変動対策」と「産業と技術革新の基盤作り」というSDGsに併せて、議論しました。それぞれが各地域の取り組みの説明を英語でプレゼンした後、4グループに分けて英語で討論しました。

参加した5名はまだ高1生でありますが、各国の生徒と英語でしっかりと議論をしている姿には、感銘を受けました。生徒たちは、休憩も談笑する機会もなく、各グループとも非常に熱心にかつ真剣に気候変動対策等について議論が繰り広げられました。

世界的に地球が抱える問題は、笑顔では語れないことを生徒は痛感できました。その中、生徒のパフォーマンスは素晴らしく、日頃の生徒たちが英語だけでなく、各種授業において「大量にインプットを行い、英語のアウトプットを適切に行ってきた成果」が出つつあると思っております。本校の授業では、ICT等を活用した最先端の授業も提供できており、今後、波及効果として、参加者5人が他の生徒だけでなく教員にもさらなる刺激を与えてくれるものと期待しております。

小グループでの議論の後、各意見をまとめて、最終的にハノーバー宣言を締結させて、それぞれが各地域において、より一層地球規模で思考を深め、行動に移していこうと気持ちを強くしました。

会終了後、生徒たちは、母語である日本語での意思疎通の気持ち良さを痛感していました。それだけ、英語を駆使して、熱心に議論できた証拠であると思います。また、他国の生徒との交流を通して、新しい価値観や物の見方の違いを体感できたようでした。早速、連絡先も交換してたりしており、継続した交流も期待しております。

本県のリーディング・ハイスクールである本校が、徳島県の国際交流と英語教育をより引っ張り、徳島県全体の国際交流熱を高め、かつ英語教育熱も高めていけるように、積極的に多様な国際交流を展開していきます。

国際交流、英語学習に興味がある小学生の皆さん、是非、本校の今後の取り組みに注目していてくださいね。

 

AIG高校生外交官渡米プログラム生徒参加報告!!

AIG高校生外交官渡米プログラム
生徒参加報告
大芝 晴揮(高2生)

 

7月18日(月)~ 22日(金)に千葉県で開催されましたAIG高校生外交官渡米プログラムに本校の大芝晴揮が見事に選抜され,参加してきました。このプログラムは倍率が25倍程度と言われており,非常に狭き門を見事に突破でき、今年度は、四国内では大芝君だけが参加となったようで、快挙です。

今回はコロナ禍のため、ワシントンDCやニューヨークへ渡米して、アメリカ人高校生と一緒に、ホワイトハウスや国連本部等への内部訪問、プリンストン大学等学生との交流会は中止になりました。アメリカの高校生とはオンラインでの交流にはなりましたが、大芝君は日本国憲法第9条やPKO活動等を含めた「平和維持」を政府の立場から日本人高校生とアメリカ人高校生で討論、プレゼン等、深く自国とアメリカの立場について考察したようです。その中
で、アメリカ人、日本人関係なく、将来について語ったり、未来について模索する中で、大芝君は自分の将来を見つめ直す良き時間になったようでした。

城ノ内高校の開校以来、おそらく大芝君が初めての参加となると思われ、本校が掲げるスクールポリシーの1つである「グローバル人材の育成」の成果が少しずつ芽を出してきています。本人は、「本校での授業や各種行事を通した本校での多種多様な経験、加えて、現在、英語ディベートチームの一員として日本だけでなく海外の優秀な高校生と切磋琢磨している経験等が今回の選考につながったのではないか」と謙虚に分析しています。日頃の本人のたゆまぬ
努力の結果だと思っております。

最近、県内外の多くの方々から、本校が『名実ともに徳島県の英語教育・国際教育の牽引校』であると評価してくださるお声をいただきますが、その言葉に甘えることなく、生徒がさらにグローバル・マインドセットを構築し、未来に活かすことができる機会をさらに推奨・提供していきます。

徳島県で「世界基準の英語教育」、「グローバル・マインドセットの育成」等を学べるのは本校のみであるとさらに評価していただけるよう、努力してまいります。今後の日本の未来を担う若者が常に世界を見据え、世界と競い、世界基準で生活していく素地を作ることができる機会をさらに提供できればと思っております。

是非、今後の本校のグローバル展開を楽しみにしてください。

校内異文化理解教室Online(フィリピン)開催

内異文化理解教室Online

(フィリピン)開催!

講師: Yza (本校留学生)

 

7月15日(金)に4年生対象の校内異文化理解教室Onlineを開催しました。講師は,フィリピンからの留学生Yzaさんでした。

 コロナ禍ということもあり,対面での実施はできませんでしたが,Yzaさんが非常に上手くスライドを作成してくれ,フィリピンの文化や慣習,また日常の生活について生徒はとても興味を持ってYzaさんの話を拝聴していました。

 講演後の感想を聞くと,日本での当たり前が世界の当たり前でないことに気づいたという生徒多く,世界の実情を知り,日本を振り返るGlocal(グローカル)な学びにもつながったようでした。

 講演は日本語と英語を用いて実施され,生徒にとっては良き英語の学習にもなりました。

 講演後の質疑応答では,日頃の英語の授業での学びを発揮し,日本語と英語を用いてオンライン上でありますが、まさしくTranslanguagingの世界が繰り広げられており,生徒それぞれが一生懸命に思いを伝えている姿は感動的でもありました。

 Yzaの本校での留学生生活は始まったばかりですが,多くの仲間が常にサポートしている姿を見て,本校生の素晴らしさを感じることができております。一人で母国を飛び出し,果敢に日本での留学にチャレンジしたYzaの姿を見て,生徒たち一人一人が何かを感じ,思い,自分の生活に良き刺激をもらっているようです。

 2学期には,他の学年も含めた異文化理解教室を開催する予定ですので,他学年にもYzaのお話を聞いてもらおうと思っています。

 

フィリピンから長期留学生を受け入れ!!

AFS アジア高校生架け橋プロジェクト

フィリピンからの留学生 本校でともに学ぶ!

Yzabelle Ilagan (イザベラ イラガン)さん 〔 通称 Yza (イザ)〕

 

AFS アジア高校生架け橋プロジェクトの留学生として,Yzabelle Ilagan (イザベラ イラガン)さん(通称Yza イザ)が本校で3月中旬まで学ぶこととなりました。4年生に配属され,4年生と一緒に全ての授業を受けることになっています。非常に明るく元気で前向きなYzaさんはすでに学年問わず多くの友人と仲良く過ごしています。また、弓道部に所属し,公式な大会に出場するために練習を始めています。

 

 本校としてはとても久しぶりの長期留学生を受け入れることができ,本校のキャンパスが一気にグローバルな雰囲気になってきています。

 

本校の掲げるスクール・ポリシーの1つである『グローバル人材の育成』に向けて,本校生がグローバルを海外に行くことなく体験できる環境をますます提供できれば思っています。

 

本校生がYzaさんとの交流を通して,フィリピンを含めた東南アジアについて思いを馳せ,将来,生徒がそれぞれ進む進路において,フィリピンや東南アジア諸国との架け橋になってくれることを期待しています。

 

年々進歩する本校のグローバル教育に今後も期待しておいてください。

グローバルや英語学習に興味のある小学生の皆さん,ともにグローバルな城ノ内で学び,世界に羽ばたきませんか?

A new ALT coming !! 新しくALT先生が着任しました!

A New Assistant Language Teacher (ALT)

started to teach English at Johnouchi! 

Ms. Carol Anne Bradfield

(キャロル・アン・ブラッドフィールド)先生

 

5月20日(木)にアメリカ出身のキャロル先生が本校へご着任されました。待望のネイティヴの先生の着任に生徒・職員一同はとても先生との授業を楽しみしております。少しずつ日本の学校生活や文化、慣習に慣れ親しんでいただきながら、徳島県の英語教育のリーダー校である本校の英語教育の発展に寄与していただけると期待しております。

授業は高校・中等(後期)の担当になります。

キャロル先生からのご挨拶を次に載せておきます。

On Thursday, May 20, we welcomed Ms. Carol, a native of the United States, to our school. The students and staff are very excited to have a long-awaited native English teacher at the school. We expect that she will gradually familiarize herself with Japanese school life, culture, and customs, and contribute to the development of English education at our school, a leader in English education in Tokushima Prefecture.

She will be in charge of Grade 4-6 (15 ~ 18 years old).

A greeting from Ms. Carol is included below.

 

【Inauguration Speech 】

Hello everyone! 
My name is Carol Bradfield and I'm honored to be working with Johnouchi's Senior High School and Secondary School students as the Assistant Language Teacher (ALT) this year. I come from America, specifically the state of Florida, which is known for its beaches, theme parks, citrus fruits, and year-round sunny weather, which is similar to Tokushima Prefecture!

While at Johnouchi, I hope to create a classroom environment full of cross-cultural exchange and thought-provoking conversations. I'm eager to share my American traditions and culture with my classes, as well as to learn more about the Japanese language and culture through my experiences in and out of the classroom.

Moreover, I'd like to express my gratitude to the teachers and students who have been so helpful and welcoming during my first week at Johnouchi. I wish everyone a fulfilling academic year and look forward to the English conversations we'll have in the coming weeks.

皆さん、こんにちは。
私はキャロル・ブラッドフィールドと申します。今年度、城ノ内中等教育学校・高等学校のALT(Assistant Language Teacher)として生徒たちと一緒に働けることを光栄に思っています。私はアメリカから来ました。フロリダはビーチやテーマパーク、柑橘類で有名で、徳島県と同じように一年中晴天が続いています。

城ノ内では、異文化交流と示唆に富んだ会話に満ちた教室環境を作りたいと考えています。私のアメリカの伝統や文化をクラスで共有し、教室内外の経験を通して日本の言葉や文化についてもっと学びたいと思っています。

さらに、城ノ内での最初の一週間を親切に迎えてくれた先生方や学生の皆さんに感謝したいと思います。皆さんにとって充実した1年になることを祈りつつ、これから始まる英語の授業等を楽しみに待っています。

 

 

米国グアムの高校生とオンライン異文化交流会開催!

グアム George Washington High School

オンライン異文化交流会開催!!

 

3月9日(水),オンラインにて,グアムにあるジョージ・ワシントン高校の日本語を学習している高校生と異文化理解交流会を開催しました。本校からは高1~2生の10名が参加しました。現在グアムでは学校の枠を越えたオンライン学習が展開されているということで,ジョン・F・ケネディ高校等の他校生や本校のALTも参加してくれ,総勢約25名での交流になりました。

生徒はグアム生4名と本校生2名の6人グループになり各ブレイクアウトルームにて,英語と日本語を用いて,自己紹介や用意されたトピックについて意見交換を行い,グループ交換等も行いながらも,非常に盛り上がりました。オンライン上で楽しく,有意義に過ごしている生徒の姿には見ている教員側が笑顔になるくらい,素晴らしい時間となりました。

日本の高校生とグアムの高校生の両方ともが,第1言語の日本語(または英語)と外国語の英語(または日本語)をうまく駆使して意思疎通を行う "Translanguaging"が上手くできていた点は非常に驚きましたし,本校生の素晴らしさを再認識できた良い時間でした。

参加生徒からは,「予想以上に楽しかった」,「自分の英語が通じて,自信になったのでもっと英語学習をしたい」,「継続的に交流を行いたい」,「グアムの生徒はとても感じよく,ノリも良く,今後も交流したい」等の前向きな感想がありました。

グアム側も,限られた時間での活動だったので,「もっと日本人の高校生と交流をしたかった」,「とても楽しかった!」という声が担当の先生へ非常に多数寄せられているとのことで,両校ともに意味のある活動になりました。

徳島県が進めるGIGAスクール構想の恩恵を受け,オンライン上で知り合った本校とグアムの高校が実際に交流するという非常に画期的な国際交流を行うことができました。コロナ禍で国際交流活動が大きく制限される中,新しい国際交流のスタイルを本校は今後も模索し,推進していきます。

徳島県の国際交流のリーダーとして,また英語教育のリーダーとして,城ノ内生と世界が「ワンクリック」でつながり,意見交換ができる環境をさらに創っていきます。

今後の本校の国際交流活動をお楽しみください。 

グローバル講演会:世界的若手研究者から城ノ内生へ(早稲田大・鈴木駿吾先生)

グローバル講演会(オンライン)

世界的若手研究者から城ノ内生へ

ー 鈴木駿吾先生(早稲田大)ー

 

11月10日(水)の放課後,オンラインを活用し,今年度初のグローバル講演会を開催しました。

今回は,現在SLA(第2言語習得)の分野,特にスピーチ分野において,世界的に評価されている日本人若手研究者の一人であります早稲田大学グリーン・コンピューティング・システム研究機構の鈴木駿吾先生を講師にお招きしました。ご講演では,「研究と科学とは」,「グローバルな規模で研究を行うために必要なこと」,「研究を職業にすること」等について,お話をいただきました。

鈴木先生は,英語教育の研究者ですが,現在は理系の研究者とともに,AIを用いたスピーチ研究を行っている様子や,英国ランカスター大学大学院(修士課程・博士課程)での実体験等を通して,世界規模で活躍するためのエッセンスを非常に明瞭にわかりやすくご教授いただきました。高校時代に,このような話を聞けて生徒は本当に幸せだなと感じるくらい,『世界基準の研究とは,または世界を舞台として生活することとは』のまさに肝の部分を上手くご説明いただきました。

50名ほどが参加し,90%が高校3年生でした。大学入試を直前に迎えながらも,世界的な研究者から何かを得ようと非常に熱心に拝聴し,質疑応答では質問が止まらないくらいに多くの質問が生徒からだされ,とても盛り上がりました。質問をした高3生は世界的に著名な研究者からお褒めの言葉をいただき,大きな自身になったようでした。

ご講演では特に,自分の分野だけの研究にとらわれずに,多様な分野にまたがった多彩な知識を必要とされる学際的研究が主流になってきている点をあげられ,例えば理系は数学,理科,英語だけの学習,文系は国語,社会,英語だけの学習では十分でない点をご指摘され,生徒たちは多様な教科を学ぶ重要性を再認識できたように思います。

現在,厳しい受験を直前に迎えながら,『この5教科の学習は将来につながるとても大切なものである』と生徒は再度捉え直すことができ,「夢の実現に向け,より熱く学習に向かうことができる」という意見もでていました。

このように本校のグローバル教育においては,オンラインを上手く活用し,他校では出会うことがない『今,タイムリーに世界規模で活躍している人々』と生徒が交流できる場を設けております。高校時代に世界的な『本物』と出会い,感じたことは将来の糧になると強く思っております。

 

   

ブルガリア共和国特命全権大使、来校!

『EUがあなたの学校にやってくる』

ブルガリア共和国特命全権大使 

マリエタ・アラバジエヴァ氏 来校!

 

「EUがあなたの学校にやってくる」というEUのイベントに本校が応募し選抜されたことから,11月8日(月)に駐日ブルガリア共和国大使館より特命全権大使のマリエタ・アラバジエヴァ氏がご来校され,本校1年生~5年生へご講演をしていただきました。

新型コロナ感染症対策として,5年生は体育館で,その他の学年は教室でオンライン配信を活用しての本校初のハイブリッド講演会となりました。

大使からの講演では前半部分でEUの概念や世界活動,そして日本とEUの関係について非常にわかりやすく動画等を用いて丁寧にお話をいただきました。後半部分では,ブルガリアについての紹介を写真等を使用されながらご紹介いただきました。時には生徒へ質問していただきながら, 温かな雰囲気のもとご講演をいただきました。

最後の質疑応答では,生徒からの質問が止まらず,本校生の「世界を学びたい!知りたい!」という熱量に圧倒されました。オンライン視聴をしていた1年生~4年生からも活発に質問が飛び交い,非常に有意義なご講演をしていただきました。

大使の本校ご送迎時には,音楽部や書道部のパフォーマンス,前期・後期生徒会,本校生が盛大に盛り上げてくれ,大使は非常に感激してくださっておりました。本校生の素晴らしい一面をご覧いただき,光栄に思うとともに,本校生の素晴らしさを教職員一同が再実感できた場面となりました。

このような国際イベントに1年生(中1生)から後期生・高校生とともに参加できるのも本校の特徴であると思います。このように若い世代からグローバルな舞台の一線級で活躍する方とお会いできるのは徳島県では本校のみであると思います。今後も「徳島県のグローバル教育の中心,また英語教育の拠点校」としてさらに生徒へ多種多様なイベントを提供し,生徒のグロ-バル・マインドセットの構築に尽力していこうと考えております。

今後も県教委の進める「GIGAスクール構想」等を上手く活用しながら,徳島県にいて世界の一流と出会える機会さらに増やしていきます。本校のますますの国際交流行事を楽しみにしておいてください。

   
   
   

本校4年生、H-LABサマースクール参加報告

H-LABサマースクール参加報告

手塚 せり さん(4年生)

 

8月16日から20日までオンライン上で実施されたHLABサマースクールに、本校4年生の手塚 せりさんが選抜され、参加してきました。HLABサマースクールとは、「世界の伝統ある全寮制のリベラル・アーツ&サイエンス教育をモデルとしたサマースクール」です。

これまでは、牟岐町にて約1週間の合宿型で実施されてきましたが、今回はコロナ禍ということもありオンラインでの実施になりました。オンライン上でも、「一歩先を歩く、世界中の大学や企業で活躍する先輩や、国内外の多様な背景から集まる高校生」と、主に英語を使用し、共に学び合う貴重な時間を過ごせたようでした。

このオンライン合宿には、海外や日本のトップ大学からの大学生が参加し、彼らがファシリテーターとして合宿をすすめてくれたようでした。手塚さんはそのような大学生や県内外からの高校生と議論・討論しながら5日間を有益に過ごせたようです。

具体的には、「普段の学校と全く違う、国境も、言語も、世代も関係ない自由な学びの場」にて、主に英語を使用し、自己分析を行ったり、社会人の方の講演を聴きながら思考を巡らせ、考えを深めることができたようです。

翻訳やオープンソース建築についてのセミナーを仲間と受講し、その分野に関して英語でディスカッション等を行い、学びを深めたようです。また牟岐町の郷土料理を参加者とともにオンライン上で作るというユニークな活動も体験できたとのことです。

日頃から本校のEnglish Debating Societyにて英語運用能力を鍛えている手塚さんですが、全て英語を用いて、多種多様の仲間とコミュニケーションを図りながら長期間過ごすのは初めてでした。しかし、試行錯誤をしながら活動し、今後の学習への動機付けや学習刺激を得たようでした。

『普段は自分とは違った世界に生きているのかなと感じる人とも、オンライン上ではありましたが、このHLABという空間においては学年や地位等に隔たりなく交流をすることができ、自分の将来なりたい人物像やロールモデルが思い描けるようになりました。参加までの準備が予想以上に大変でしたが、今回得られたことは非常に多かったと思います』と手塚さんは話してくれました。

手塚さんの学びや体験は、2学期以降本校の仲間に還元してくれ、学校全体に大きな刺激を与えてくれるに違いないと思います。

コロナ禍ではありますが、本県がすすめる「GIGAスクール」等の施策を十分に活用させていただき、今後もオンライン等にて本校の国際交流活動をより積極的に実践していこうと思います。

本校が「徳島県の国際交流の拠点校」であるという強い自負を持ち、本校独自のユニークな国際交流も今後展開していきます。「英語の城ノ内、国際の城ノ内」の生徒の活躍を引き続き期待しておいてください。

 

本校国際交流の事例が文部科学省HPにて紹介される!

本校国際交流の事例、文部科学省HPにて紹介!

 

昨年度、約半年をかけて、現高3生43名が取り組んだ国際交流の事例が文部科学省のホームページで紹介されました。

現在世界を苦しめているCOVID-19のパンデミックですが、そのコロナ禍でもオンライン,特に県下唯一の本校のCALL教室を上手く活用し,毎週1回の学校でのオンライン交流と,家庭でスマホ等を活用しての継続的な交流をすることができました。新しい国際交流のスタイルを徳島県の国際交流のリーダー校としてこれからも発信していきたいと思っております

(参照:文部科学省HP:https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/koukousei/20210413-mxt_kouhou02-4.pdf)

高2生、「#せかい部×SDGs探求」高校生レポーターに選出!

「#せかい部×SDGs探求」高校生レポーターに選抜!

 

高2生のリトルフィールド・美波・エスペランザさんが、見事に「#せかい部×SDGs探求」高校生レポーターに選抜されました。このレポーターは、トビタテ!留学JAPANによって全国から選抜された高校生が、身近にある課題から世界を感じ、発信することを目的にしています。各課題の専門家とオンライン上で、グローバルな視点を持って探求していきます。

リトルフィールドさんは、これまでも多くの課外活動に積極的に取り組み、グローカルな視点を持って生活してきました。彼女の学びを本校の仲間にシェアしてもらい、本校がさらにグローカルな視点を持った学校に益々発展できればと考えています。

彼女のように、積極的に、意欲的に、貪欲に学びを深められる生徒が多いのが本校の特徴の1つです。リトルフィールドさんの活躍を是非、応援していただければ幸いです。

 
 

Global Classmates スタート!(5年生とアメリカ高校生との長期オンライン交流)

Global Classmates スタート! 

=アメリカの高校生との長期オンライン交流=

 

現在、コロナ禍で世界的に国際交流活動が停滞しておりますが、本校5年生が幸運にもkizuna across culturesが実施しているGlobal Classmatesに日本全国の高校から選抜されました。本校は、アメリカ・ロサンゼルスのダウンタウンの近くにあるアルハンブラ高校とオンライン上のSchoology を使った交流を英語と日本語を用いて半年間、実施していきます。

日々移りゆく、コロナ問題やBlack Lives Matter運動等の人種差別問題を含む社会問題、New Normalにおける学校生活の様子や日常生活の様子等を日米の「違い」や「類似点」に焦点を当てお互い意見交換をしていきます。時にはエンターテイメントや余暇時間の過ごし方等のTeenならではの会話を通しての仲間作りを行うなど、生徒それぞれが心の交流を通して、未来において2国間の架け橋となれることを期待しています。

お互いの生徒同士は、相手からのリプライを心待ちにしており、楽しく交流できております。様子を見て、Zoom等を活用して、Face to Faceのインタラクションができるように今後調整していきます。

「日本の地方都市徳島からでも世界とつながり自己成長につなげる」、良いロールモデルを本校が担っていきます。これからも「英語、国際の城ノ内」として、徳島県の英語教育、国際理解活動をリードしていきます。

スタンフォード大学アントレプレナーシップ講座への挑戦

スタンフォード大学アントレプレナーシップ講座への挑戦

 

現在、世界、日本の情勢はコロナウイルスにより大きく影響を受けておりますが、本校はこのような時期だからこそ、生徒がグローバルな視点に立って考え、学ぶことができる機会を提供し続けていこうと考えています。

今回は、アメリカのスタンフォード大学が提供するオンライン講座へ高1生、高2生の総勢6名が応募しました。

結果は後日通知されますが、果敢にチャレンジする姿勢を見せてくれた生徒たち以外にも非常に多くの生徒が興味を示してくれ、このような状況をマイナスに捉えず、常に前を向いてグローバルな舞台で活躍したいという思いを持つ生徒たちが本校にたくさんいることを非常にうれしく思っています。

日本中から20名のみの選抜という狭き門ですが、一人でも多くの生徒が合格を手に入れ、本校生や他校生にもそこでの学びをシェアしてくれ、本校の国際交流活動や異文化理解学習、ひいては徳島県の国際理解活動に大きく貢献してくれることを期待しています。

本校は、徳島県の学力分野のリーディングハイスクールとして、斬新なグローバル活動に力を注ぎ、徳島県の国際交流、英語教育のさらなる発展に貢献していきます。

トビタテ!留学JAPAN 高校生コース第6期中止

トビタテ!留学JAPAN 高校生コース第6期中止

 

本日、コロナウイルスの世界的流行の影響もあり、トビタテ!留学JAPANの第6期の採用手続きの中止が発表になりました。今回は、8名もの高2生が非常に個性的で素晴らしい計画を考え出し、申請しており、結果を楽しみにしていた生徒も多かったのですが、残念ながら日本、世界では非常に厳しい状況であります。どうぞご理解いただきますようお願いいたします。

また、先日実施しましたトビタテ!説明会には、4月入学の高1生から11名も参加するなどグローバルな舞台で活躍したい生徒が多いことを再確認することができました。

本校では、コロナウイルスの流行を考慮しつつ、適切かつ刺激的な国際交流活動を生徒へ提供できるように今後も準備していきます。時代に合わながら、地方都市徳島にいても、大都会の学校に負けず、ユニークな活動を提供できるようにしていこうと考えております。

これからの本校のグローバル教育を楽しみにしてください。

 

(参考)https://tobitate.mext.go.jp/news/detail.html?id=203 (トビタテ!留学JAPAN HPより)

 

 

新高校1年生対象トビタテ!留学JAPAN校内説明会開催

新高校1年生対象

トビタテ!留学JAPAN校内説明会開催

 

4月10日(金)に約10分程度ですが、コロナウイルスへの最善の対応を実施しながら、新高校1年生対象のトビタテ!留学JAPAN の校内説明会を実施しました。世界的なコロナウイルスの流行から今後の見通しが立てにくい現状ですが、本校ではできる限りのサポートをしていきたいと考えています。

 

11日から臨時休校に入りますので、申し込み希望者は、校内締め切りまで随時募集しますが、できる限り13日(月)までに担当までご連絡いただければと思います。

 

一斉申請のため、校内締め切りを4月20日(月)17:00にさせていただきます。

コロナウイルスの影響で日々刻刻と状況は変化しております。

随時、トビタテ!留学JAPANの公式HPの確認をお願いいたします。