本校4年生、H-LABサマースクール参加報告
H-LABサマースクール参加報告
手塚 せり さん(4年生)
8月16日から20日までオンライン上で実施されたHLABサマースクールに、本校4年生の手塚 せりさんが選抜され、参加してきました。HLABサマースクールとは、「世界の伝統ある全寮制のリベラル・アーツ&サイエンス教育をモデルとしたサマースクール」です。
これまでは、牟岐町にて約1週間の合宿型で実施されてきましたが、今回はコロナ禍ということもありオンラインでの実施になりました。オンライン上でも、「一歩先を歩く、世界中の大学や企業で活躍する先輩や、国内外の多様な背景から集まる高校生」と、主に英語を使用し、共に学び合う貴重な時間を過ごせたようでした。
このオンライン合宿には、海外や日本のトップ大学からの大学生が参加し、彼らがファシリテーターとして合宿をすすめてくれたようでした。手塚さんはそのような大学生や県内外からの高校生と議論・討論しながら5日間を有益に過ごせたようです。
具体的には、「普段の学校と全く違う、国境も、言語も、世代も関係ない自由な学びの場」にて、主に英語を使用し、自己分析を行ったり、社会人の方の講演を聴きながら思考を巡らせ、考えを深めることができたようです。
翻訳やオープンソース建築についてのセミナーを仲間と受講し、その分野に関して英語でディスカッション等を行い、学びを深めたようです。また牟岐町の郷土料理を参加者とともにオンライン上で作るというユニークな活動も体験できたとのことです。
日頃から本校のEnglish Debating Societyにて英語運用能力を鍛えている手塚さんですが、全て英語を用いて、多種多様の仲間とコミュニケーションを図りながら長期間過ごすのは初めてでした。しかし、試行錯誤をしながら活動し、今後の学習への動機付けや学習刺激を得たようでした。
『普段は自分とは違った世界に生きているのかなと感じる人とも、オンライン上ではありましたが、このHLABという空間においては学年や地位等に隔たりなく交流をすることができ、自分の将来なりたい人物像やロールモデルが思い描けるようになりました。参加までの準備が予想以上に大変でしたが、今回得られたことは非常に多かったと思います』と手塚さんは話してくれました。
手塚さんの学びや体験は、2学期以降本校の仲間に還元してくれ、学校全体に大きな刺激を与えてくれるに違いないと思います。
コロナ禍ではありますが、本県がすすめる「GIGAスクール」等の施策を十分に活用させていただき、今後もオンライン等にて本校の国際交流活動をより積極的に実践していこうと思います。
本校が「徳島県の国際交流の拠点校」であるという強い自負を持ち、本校独自のユニークな国際交流も今後展開していきます。「英語の城ノ内、国際の城ノ内」の生徒の活躍を引き続き期待しておいてください。