R7 オーストラリア語学研修報告⑥
2025年7月22日 18時10分 [25051]R7 オーストラリア語学研修報告⑥
本日は、8時から授業が始まりました。全員無事に学校に到着し、授業を受けています。朝と夜は少し肌寒いですが、全員体調を崩すことなく生活できております。特に本日は、シドニーに到着して初めて、寒さを感じた午前中になりました。日本の秋後半から冬前半の気候です。
午前中は、2コマ(1コマ2時間)の授業を受けました。それぞれ2クラスに分かれて、現地のAussie EnglishやSlangをテーマにSpeaking、Listening中心に仲間や先生と議論を通して学びを深めました。1つのクラスはイギリス・マンチェスター出身の先生、もう一人は昨年度も本校生を担当していただいたオーストラリアの先生が担当してくださっています。
CLT(Communicative Language Teaching)をベースに生徒のInteraction(やりとり)を大切にした授業を1つ1つ丁寧に行なってくれています。日本人英語学習者の大半が所属するEFL(English as a Foreign Language: 外国語としての英語学習者)のための英語授業のトレーニングを、指導者がきちんと受けていると思われる授業で、ペア活動等が豊富に取り入れられており、充実した学習を行っております。CELTA(ケンブリッジ大学認定英語教授資格)を保有する引率教員の視点から見ても、非常に安心して任せられる授業内容で、ICTを上手く活用されています。引率教員も日々EFL指導の進歩を感じながら、生徒とともに学ぶ機会を得ています。
また、授業終了後には、当日の生徒の様子や授業の目的・課題について、引率教員に対して丁寧な説明をしてくれています。
まだ2日目ということもあり、生徒たちには多少の緊張が見られ、受動的な学習者の姿勢が見受けられる場面もありました。この点について、ミーティングで話し合いました。生徒の表情は常に明るく前向きであり、日々大きく成長してくれると思います。
本当に素晴らしい25名のメンバーで、馬場副校長をはじめ引率教員一同は、生徒一人ひとりの日頃の努力と、保護者の皆さま、そして本校の先生方による温かく的確なご指導の賜物であると感じ、「世界の中心」で「ありがとう」と叫んでおります。
昼休みは、生徒それぞれが現地の店での注文に四苦八苦している姿が印象的ですが、少し慣れてきたという声も聞こえており、本校生の成長の素晴らしさや潜在能力の高さを感じる日々です。
注文したのと違うハンバーガーが出てきた生徒や、現地の人が優しすぎて何回も繰り返して質問・確認をされ過ぎて、結局、苦笑いで会話を成立させる生徒も複数おります。英語学習で一番難しいと言われる現地の多様なAccentを持つ店員さんとの注文のやりとりは、教科書では学べない経験です。あと数日あれば、本校生は自由自在にやりとりできるようになると思います。
午後は、異文化理解活動として、全員で電車を乗り継ぎ、オーストラリア最古のカトリック教会であるセント・メアリー大聖堂と、オーストラリア最古、そして世界で5番目に古い自然史博物館の博物館であるオーストラリア博物館を訪問し、その後自由行動になりました。
ステンドグラスをはじめとする大聖堂の荘厳さは圧巻で、生徒は椅子に座って静かに時を過ごしました。またオーストラリア博物館にはアボリジナル・ピープルの生活の様子やオーストラリアの絶滅危惧種の剥製や恐竜の展示等、オーストラリアの歴史や文化を楽しみました。第二言語習得研究の現在のホット・トピックの1つは社会文化的側面です。言語と文化や人を繋ぎながら、生徒はシドニーでまさにホットな英語学習をできております。
その後は、各自市内での買い物等に出かけて行きました。大都会のデパートやショッピングモール等、非日常を体験した1日になりました。
明日は、また午前8時から2コマの授業です。午後は、シドニー大学生(大学院生)からレクチャーを2時間受ける予定です。
| |
|
| |
|
I