８月１８日に徳島市立高等学校で開催された、徳島県高等学校家庭クラブリーダー研修会に２名の生徒が参加しました。この研修会は、「生きる力」を育む家庭クラブ活動の大切さと、それを実践していくリーダーとしての自覚や課題発見への気づきを育てるために毎年行われています。また、コミュニケーションスキルや表現力を磨くための協働学習やワークショップを行っています。

　今年度は一般社団法人unisteps共同代表理事の鎌田安里紗氏による「ファッションとサスティナビリティ～服と自然と社会のつながり～」の講演があり、その後グループに分かれて「ファッションについて今まで思っていたこと・今日の話を聞いて感じたこと・私たちが大事にしたいと思うことやできること」について話し合い、意見をまとめました。知らない生徒同士で最初はぎこちない感じでしたが、会話をする中で笑顔や驚きの表情が見られるようになり、他校の生徒と交流できる貴重な機会となりました。

　参加した生徒からは「私たちにとって切っても切り離せない存在である衣服の課題をどうやって解決するかはきちんと考えないといけないと痛感した。私は衣服を買う時、今ある服とどう合わせられるかを考えて買っているつもりだが、それでもあまり着ないまま捨ててしまうものもあるため、とりあえず今ある服からなるべく長い期間着続けることを行っていきたい」という感想がありました。本研修で得られた知識や気づきをこれからの生活に生かしてほしいと思います。

　　　

 　 　

　

　７月３１日（木）・８月１日（金）に三重県の四日市市文化会館で開催された、第７３回全国高等学校家庭クラブ研究発表大会に行ってきました。本大会は、全国高等学校家庭クラブ員の日頃の研究活動の発表と全国連盟の総会を行い、広く全国につながる連帯感のもとに会員相互の研修を深め、家庭生活並びに地域社会の向上発展に資することを目的に毎年開催されています。

　家庭科の学習で学んだことを各自の生活に生かして課題解決に取り組む「ホームプロジェクト」の部と、学校や地域における生活の問題点を探り、充実や向上を目指して活動に取り組む「学校家庭クラブ活動」の部について、全国７つのブロックから選ばれた生徒・学校の発表がありました。どの取組も素晴らしく、他県の高校生の活動を知ることができる、とても貴重な機会となりました。また生徒交流会も開催され、三重県の伝統工芸である「伊勢型紙」を使ったステンシル体験をしたり、他県の高校生とワークショップを行ったりしました。

　徳島県からは７校９名の生徒が一緒に参加していました。最初はぎこちない挨拶から始まりましたが、自然と話ができるようになり、笑顔で歓談する姿も見ることができました。今回の経験を家庭生活・学校生活の充実向上や探究活動等に生かしてほしいと思います。

　　　

校誌「青藍」の「学校家庭クラブ活動報告」をホームページに掲載します。

家庭クラブ活動報告2024.pdf