R7 オーストラリア語学研修報告⑨
2025年7月25日 20時43分 [25051]R7 オーストラリア語学研修報告⑨
本日は、一日中、シドニー大学のキャンパスで午前2コマ(4時間)と午後1コマ(2時間)の授業を受講しました。朝は少し肌寒かったですが、日中はポカポカした陽気になりました。
午前中は、シドニー大学のキャンパス内で通常授業を受けました。2クラスとも、シドニー滞在中に撮影した動画をもとに、各グループで「日本の家族へのメッセージビデオ」または「シドニー紹介ビデオ」をテーマに、スマートフォンを用いて動画編集を行い、プレゼンテーション大会を実施しました。
この活動では、単に優秀作品を選出するだけでなく、他グループの発表を視聴し、良かった点や改善点を英語で記述するライティング活動も取り入れられており、Peer Feedback(同僚間評価)の要素を含んだ実践的な学びの場となりました。
CETプログラムでは、コース修了時に生徒一人ひとりに対して評価が手渡される予定であり、その準備の一環として、担当教員が生徒の様子を熱心にメモしていたのが印象的でした。
生徒たちは限られた時間の中で、非常にクリエイティブかつ個性あふれるプレゼンテーションを完成させており、これまで本校で培ってきた情報活用能力やデジタルスキルの高さを存分に発揮していました。発表後、先生からはその完成度の高さに対してお褒めの言葉をいただきました。
生徒の学習態度並びに英語運用能力の素晴らしさ等から、こちらも先生やスタッフの方から毎日のように「本校生が素晴らし過ぎる!」と伝えにきてくれる等、昨年度同様、引率として嬉しい瞬間に出会えています。こちらにきて5日目を迎えましたが、明らかに英語の流暢性ややりとりの能力、会話の継続時間等、多くの点での変化を感じる毎日です。本校の生徒の力は偉大です。
午後は、2回目のワークショップで、テーマは、"Global Citizenship"でした。本キャンパスに移動し、日頃シドニー大学の学生が使用する講義室で学習でき、まるでシドニー大学生になったような気分を生徒は味わうことができました。今、流行りのグローバル併願が頭の中に過っている生徒もいるかもしれません。
昨年度同様、深い内容のためかシドニー大学の学生(院生)ではなく、CETの先生が指導してくださいました。SDGsや持続可能な社会の創造等について議論や討論を中心に世界的な各種社会問題に焦点を当て、意見交換を行い、思考を深めた後、プレゼンを行いました。授業では、担当の先生がオーストラリアの代表的な菓子「Tim Tam」を生徒に配り、その味を実際に体験させました。その後、「このチョコレートはどこから来ているのでしょうか?」という問いかけをきっかけに、授業が始まりました。
生徒たちは、校内でもSDGsについて学んでいますが、今回の授業では異なる視点から持続可能性の課題を捉え直す貴重な機会となりました。どの先生も指導がうまく、それぞれの個性を活かしながら、生き生きした良い雰囲気で学習ができています。
本日で1週間の授業が終わりました。週末は、ホストファミリーと過ごす予定にしています。