R8年度 オーストラリア語学研修報告(14)
2026年7月29日 16時38分 [25051]R8年度 オーストラリア語学研修報告(14)
本日は一日CETで英語の学習に励みました。午前中の前半は、1つのクラスは、助動詞(should, can , have to)を使いながら、英語で議論し、その議論を通しながら、オーストラリアと日本の文化の違いについて学びました。
もう一つのの授業では、昨日のマンリー高校との交流についてペアトークをした後、助動詞(can, could, may, have to, must, must not)について学び、kahoot!を活用し、それを使いながら体得するような授業でした。
日本の授業との違いは、一般的に寺子屋の文化が影響しているのかもしれませんが、英文法を教員が一方向で教え込むというスタイルが昭和、またはもっと以前の時代から続いているように感じます。しかし、海外に一歩出るとEFLでの指導において、英文法を指導した後、どのように使うのかをスピーキングをベースに実用面に焦点を置き指導する方法が多いように思います。それぞれ課題はありますが、日本でも世界基準のスタイルが浸透し始めており、特に5年生の多くはそのスタイルに日頃から慣れているので、とてもスムーズに授業が進んでいるようです。
午前中の後半は、両方のクラスとも明日、「自分たちが気づいた文化の違い」についてのプレゼンを行うので、その準備を各班で行なったようでした。
午後は、シドニー大学大学院の修士課程の学生4人(それぞれ多様な民族的背景あり)がそれぞれ2名ずつに分かれて、「オーストラリア英語」について指導してくました。多様な人の英語を聞く機会は非常に貴重な経験にもなりました。
ウォームアップから始まり、動画等をうまく活用しながら、アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語の発音の違いや語彙の違い等にも焦点を当てて、楽しく授業をしてくれました。ふんだんにペアやトリオで英語で議論する場面を創ってくれ、とても和気藹々と活動しておりました。生徒が知っている英単語を、接頭語や接尾語等から類推し、オーストラリア英語独特の語彙に変換する活動はどちらのクラスも盛り上がっておりました。ビンゴをしたり、またペアで、オールトラリア独自の語句を入れたスキットを作り発表する場面もあり、とても楽しく文化の違いを体験しておりました。
日本で生活をしていると気づきにくい部分ですが、世界の多くの国では多様な民族が共存しており、地元に根付いた言語、自分の母語の大切さについての教育が、外国語学習の文脈では、ホットトピックになりつつあります。このようにオーストラリア特有の英語(語彙)に触れるはとても大切と考えており、オーストラリアで住んでいる人、またはアボリジナル・ピープル等の人々の暮らしを言葉を通して感じることができたのではないかと思っております。
最近は、World Englishという言葉がよく用いられており、英語には多様な英語(日本人の英語等)があることが認められております。このような活動の経験を通して、日本の文脈でまだ強く深く残っているネイティヴ信仰(ネイティヴのような発音をすべきだ、ネイティブなら英語指導が上手い等の神話)から本校生は早く脱却してもらい、世界基準で英語を捉えてもらい、Comprehensible(相手が理解しやすい)な英語を身につけることが何よりも大切であることに気づいてもらえたらと考えています。