第10回タイ国際生徒会議参加報告④
2026年8月20日 23時32分 [25051]第10回タイ国際生徒会議参加報告④
本日で国際会議の4日目になります。朝7時ごろからみんなで朝食を食べました。4日間こちらで過ごすとどれが辛いのか、日本人の口に合うのか分かるようになっているようです。本日がこの国際会議のメインイベントが多くある日になりました。今回のテーマである「From Waste to Wisdom」という大きなテーマについてのコンペティション(大会)が開催されました。そのプレッシャーと緊張で、朝食がうまく喉を通らないと言いながらも、しっかり食べておりました。
午前中は、アイスブレイキング活動として、グループに分かれて、与えられた写真をもとに、ホテル内に隠された情報を探しに行きました。
その後は、基調講演となり、本校からは、立石陸さんが議長して司会進行を行い、非常に上手く抑揚のついた発音で進行できておりました。日頃のディベートの練習の成果を発揮できておりました。永田華子さんは書記として大会運営に貢献しました。永田さんの書く文字は教員間でも非常に定評があり、ノートテイキングのロールモデルとして出版できるほどの腕前です。その情報を上手く整理し、システマティックに要約できる技術を活用し、的確にメモをとり、大会に大きく貢献できたようです。波磨和奏さんは、火曜日に岡田佐々さんが行ったのと同じレスデンスとして、非常に難解な講演を上手く理解して要約し、自分の意見を加味しながら英語で意見を述べました。非常に上手くまとめられたと仲間から称賛されておりました。
基調講演の時間には、引率教員2名は、Teachers' sessionに参加し、他国の教員とゴミ問題に関する校内での取り組み、また各地方での取り組みについて意見交換することができました。特に、フィリピンの実情は非常に強いインパクトのある内容で、日本との実情の違いを比較しながら、環境問題についてより深く考察し、今後の授業や学校での取り組みに還元できる学びになりました。最後には、引率していただいている西浦校長先生と現地で主催してくださっているタイの学校の校長先生とのトップ会談も実現し、他国の教員との意味深いロビー活動も行うことができました。西浦校長先生のお人柄から多くのVIPが先生のところに集まっており、本校の国際交流としては大きな収穫を得ていただきました。国際交流は、結局「人と人のつながりである」点を校長先生のお姿から生徒は学ぶことができました。
ランチの後、午後は、メインイベントであるコンペティションになりました。本校からは川上莉央さんが即興型スピーチ大会、永田華子さんが即興エッセイライティング大会、岡本光未さん、立石陸くん、波磨和奏さん、八尾凪紗さん、岡田佐々さんの5名がスキット大会に参加しました。
即興型スピーチは、今回のテーマを元に5分間準備をして、5分間スピーチを行うというものでした。観覧は禁止され、参加者とジャッジの先生、それとビデオカメラという緊迫した状態で実施されたようです。
エッセイライティングは、500〜700 wordsの字数制限があり、1時間かけて、こちらも今回のテーマに基づき、意見構築をしなければならなかったようです。これまで、この量のエッセイライティングはしたことがなかったようですが、どうにか頑張ってくれたようでした。こちらも見学不可で、本人のスマホも預かられる等、非常に真剣な大会であったようです。
スキット大会は、この大会に向けて、空き時間を活用し、7人全員で力を合わせて練習してきました。校長先生にもアドバイスをいただきながら、練習に練習を重ねました。M-1グランプリのようにジャッジにクジで順番を決められ、結局最後のトリでのパフォーマンスとなりました。約1時間程度待ち時間があり、緊張がより一層高くなったようですが、本番では、これまでで一番の出来になり、ジャッジや見学の他国の生徒から称賛の嵐でした。終わった後に、多くの仲間が抱き合いにきてくたり、握手を求められたりしていました。
全ての結果は明日発表になりますが、帰国便が朝出発のために結果を聞くことができずに残念です。
最後にこの国際大会の最後のイベントとなるfarewell Dinnerに参加しました。非常に盛大なディナーとなり、その演出の派手さには驚きました。女子生徒は浴衣、男子は阿波踊りの法被で参加し、多くの仲間から写真撮影をお願いされたり、歩いて通る時に多くの仲間が立ち止まって見てくれていました。
ディナーの途中では、各国の文化紹介として、阿波踊りを披露しました。リーダーの川上莉央さんが阿波踊りの踊り方をレクチャーした後に、7人で踊りを披露し、最後は多くの仲間や先生を巻き込んで阿波踊りの渦を作ることができました。岡本光未さんがタイの主催校の校長先生を踊りに誘い、一緒にタイの校長先生も踊りに参加してくださりました。その後、校長先生から一緒に写真撮影をお願いされておりました。
阿波踊りの後には、タイの民族舞踊なども披露され、その後、再びコンサートが始まりました。生徒たちは前回の経験を生かし、「祭」と書かれた法被や浴衣を身にまとってステージ前の中央に集まり、音楽に合わせて、ノリに乗って思い切り楽しんでいました。
日本の浴衣や祭りの法被、タイ、インドネシア、シンガポールの民族衣装、さらには西洋のドレスなど、さまざまな衣装を身にまとった高校生たちが、国や文化の違いを越えて一緒に歌い、踊っている姿は、非常に微笑ましく、印象的なものでした。そして、そこで流れていた歌は英語でした。皆が英語の歌を一緒に歌い、声を上げ、心から楽しそうに踊っている姿を見て、英語という共通言語を学ぶことで、異なる背景をもつ若者たちが同じ楽しさや感動を共有できるのだということを、改めて実感しました。まさに、英語を学ぶことの意義を目の前で示してくれているような、感動的な光景でした。
その輪の中心に、「祭」と書かれた法被や浴衣を着た本校の生徒たちがいたことも、大変印象深い出来事でした。日本人は時に、海外では控えめで引っ込み思案だというイメージをもたれることがあります。しかし、生徒たちはそのようなイメージを越え、自ら輪の中に入り、異なる国の仲間たちと積極的に交流し、その場を盛り上げていました。その姿に、これからの国際社会で活躍する新しい世代の日本人の姿を見たように感じ、彼らの未来はとても明るいと感じた瞬間でした。
実際に、現地の多くの生徒や先生方からも、「日本人に対するイメージが変わった」「本当に素晴らしかった」といったお褒めの言葉をいただきました。ここまで積極的に交流し、日本の文化を発信しながら、多くの人々と心を通わせてくれた生徒たちの努力に、心から感謝したいと思います。
明日の朝は3時半にホテルを出発し、空港に向かいます。タイの主催校の日本語教師の先生が空港まで付き添ってくださることになっております。
全員元気に過ごしておりますが、最後まで走りきってくれると思います。本当に良いメンバーに恵まれて引率者としては感謝しております。