とくしま高校生エシカルサミット2025に参加しました!
2025年8月29日 10時36分 [25050]8月25日~27日に開催された「とくしま高校生エシカルサミット2025~食から見た、世界の課題とエシカル消費~」に本校生徒が参加しました。本イベントは、高校生等の若者が、エシカル消費の視点を取り入れながら未来の社会を形成する力を身に付けることができるよう、全国の高校生等を対象に、参加者が徳島県内でのフィールドワークや意見交換をとおしてエシカル消費の課題解決について考え、プレゼンテーション資料を作成して発表するイベントを開催することでエシカル消費教育を推進することを目的としています。4・5年次10名がサミット参加者として、4年次2名が運営スタッフとして参加しました。
初日はパネルディスカッションが行われました。農林水産省地球環境対策室長の坂下誠氏、ソーシャルグッド・プロデューサーの石川淳哉氏、エシカル甲子園OGで株式会社八芳園交流コンテンツプロデュースの藤井実音氏、エディスコーワン大学3年のシャーロット・ブラウンさんがパネリストとして、横浜国立大学の西村隆男名誉教授がモデレーターとして参加され、エシカル消費の推進に向けたお話がありました。その後サミット参加者が12グループに分かれ、「話そう 楽しもう 考えよう そして、ここから未来を見つめよう!」をコンセプトに、課題把握と提案に向けたグループワークを行いました。
2日目は徳島県内を南部、中・北部、西部に分けたフィールドワークが実施されました。それぞれの会場で地産地消、放置竹林活用、循環型農法、食品ロス削減、にし阿波の傾斜地農耕システム、耕作放棄地活用等について学びを深めました。フィールドワーク後は最終日の発表に向け、スライドを共同編集しながらプレゼン作成をしました。
最終日は各グループでプレゼン発表を行いました。それぞれがエシカル消費の推進に向けて世界の課題と向き合い、解決方法を提案しました。各グループの発表後、エシカル消費の重要性が最も伝わるプレゼンテーションをした発表者に「ベストパフォーマンス賞」、創造性と独自性に優れ、ユニークなアイデアのプレゼンテーションをした発表者に「ナイスアイデア賞」、持続可能で地域に根ざした内容のプレゼンテーションをした発表者に「とくしまサステナブル賞」が贈られました。本校は4年の山村結衣さんのグループが「ナイスアイデア賞」を、4年の岡本大河さんのグループが「とくしまサステナブル賞」を受賞しました。受賞には至らなくても、どのグループも現代社会の抱える課題をしっかり把握した上で、とても素晴らしい素敵な提案をしていました。2学期始業式直前のイベントでしたが、参加した生徒から「イベントに参加して良かった」・「本当に全部楽しかった」・「県外の人と友達になれて良かった」等々、充実した3日間を過ごしたことが伝わる感想をもらいました。
日本はエシカル消費の認知率は世界最高ですが、実施率は世界最低とのことです。西村名誉教授の講評に「エシカル消費の推進には想像力・共感する力・行動力・実践力が必要。想像したものをどうアクションするかを考え、これからの活動に生かしてほしい」とのお話がありました。本イベントで得られた知識や経験したことを生かし、「今から・ここから・私から」できることに挑戦してほしいと思います。