国際交流2

国際交流 活動の様子

訪韓団だより⑤

訪韓団だより⑤

11月7日(火)は高校訪問の日です。生徒にとって、一番楽しみにしていた時間と言っても過言ではない日が早速やってきました。本日から寒くなると言われていましたが、朝晩のみ寒さを感じる程度でした。

まず、朝食ですが2つの選択になりました。1つは、コムタン(牛テールスープにそうめんが入ったようなもの)か、韓国の超有名パン屋が作ったサンドイッチでした。コムタンを食べるためには起床が非常に早くなるため、5名のみの選択になりました。

朝食後は、アリランハウスをチェックアウトして、訪問先の城南外国語高等学校へ向かいました。校門では、先生方から手厚いお出迎えと生徒さんからはプレゼント等をいただき、歓迎式に参加しました。式の後、生徒たちには1人に2人のバディーと呼ばれる担当生徒さんがつき、そのマッチング発表では非常に盛り上がりました。手書きのネームボードを掲げてくれており、まるで本校生がポップスターになったかのような気分を味わえました。

その後は、美術、英文学、上級英作文、数学等の授業にそれぞれ入って、韓国人バディーのサポートのもと、楽しく授業を受けました。

授業の後は、日本の学校から日本紹介の時間をいただきました。本校は参加生徒全員で徳島県と城ノ内について英語で説明し、阿波踊りを披露しました。非常に素晴らしい発表ができており、素晴らしい瞬間になりました。

その後、ランチを校内のカフェテリアでいただき、ランチ交流に花を咲かせました。笑顔溢れる時間を見ているスタッフにとって、非常に胸が熱くなる時間でした。本当に韓国に来てよかったと思える瞬間でもありました。

ランチの後は、バディーとともに、韓国の童謡を日本語に訳して、動画を撮るという活動を行いました。非常に熱心にユーモア溢れる作品を作っており、密度の濃い国際交流を展開しておりました。

最後のフェアウェルの時間では、別れを惜しみ、なかなかバスへ歩を進めることができませんでした。熱く、感動的なお別れのシーンでは、見ているこちらの目頭が熱くなりました。日本と韓国の架け橋に彼らはなってくれると思います。未来は明るいと思います。

城南外国語高等学校の次は、ソウルへ移動し、明洞で2グループに分かれて、サポート大学生がそれぞれ自由行動へ引率してくれました。各々が、韓国の渋谷と言われる明洞を楽しみました。

夕食は、有名は明洞餃子をいただきました。明洞餃子は、ただの餃子ではなく、鳴ちゅるうどんに餃子と焼肉のタレで炒めたミンチが入っているものです。食事の後店の外を見ると、店の前に行列ができておりました。

夕食後は、BTS等の振り付けをしているダンサーの方から、K-popダンスを習うために、K-pop センターへ向かいました。Rizeの曲のダンスを教えてもらいました。プロのダンサーのキレキレのダンスの驚きながら、参加者全員で約1時間半ほどトレーニングを行いました。K-popのダンスは予想以上に難しく、複雑で、本校の生徒は最初苦戦していましたが、繰り返して練習することで、みなさんとても上達していき、最後は学校ごとにダンスを行いました。

その後は、ホテルにチェックインをして、本日の活動は終了しました。明日は、北緯38度線近くまで行ってきます。

   
   
   
   
   
   
   
   
   

★生徒からのレポート

4)阿部 仁ノ介(5年)

今日、私たちは3つのことを体験させていただきました。まず、城南外国語高等学校の訪問です。私は美術の授業に参加しましたが、同じテーマに対して描くイメージ像は日韓間で大きく異なり、文化や思想の違いを感じることができました。また、明洞観光をさせていただいた際には、日本とは違う雰囲気の街並みにとても刺激を受けました。しかし、散策中、言語の大きな壁にぶつかり、自分たちのこれまでの学習とコミュニケーション能力を駆使して乗り越えた瞬間は、この上ない達成感とこれからの学習に対するモチベーションを得ることができました。3つ目は、K-popのレッスンです。これはテレビで見ているのとは違って、自分でやってみると意外と難しいもので、他校も含めた訪韓団の仲間と協力しながら練習を繰り返しました。それによってダンスが上達しただけでなく、訪韓団全体の団結力もより一層深まったように感じています。今日一日の体験を通して、コミュニケーションは言語だけでないこと、また自分たちが普段学習していることにも十分な価値があることを、改めて認識し、今回訪韓させていただいたことに感謝すると共に、出会う大人の韓国人や韓国人学生が非常に親切であり、彼らの日本愛にも深く感動しました。

5)日比野 結(5年)

今日は朝から城南外国語高等学校に行って、色々な体験をさせていただきました。私のバディーは女子2名でしたが、彼女たちとの交流を深めることができ、本当に楽しく、学びの多い時間を過ごせました。高校訪問させていただき、1番日本と異なると思ったことは授業のスタイルです。城南外国語高等学校は1クラスの人数が少なく、みんなが楽しく、とても自由な雰囲気の中、メリハリがついており、勉強へのとりかかりがすごく早いことに驚きました。まるでアメリカの学校のような雰囲気で、非常に新鮮でした。また、明洞散策は大学生の人と楽しくおしゃべりしながらほんとに楽しい散策が出来ました。K-popセンターでは初めて習うK-popダンスに苦戦しました。やはり緊張してなかなか前に出ることが出来ずほんとに後悔が残りました。恥ずかしがらず、何事にも前向きに挑戦できるように、残りの研修に積極的に取り組み、努力したいと思いました。

6) 石田 理紗(4年)

今日は学校訪問、明洞観光、ダンスレッスンなど人との出会いや交流が多い一日でした。楽しいことがたくさんあった今日ですが、学校訪問が最も忘れられない思い出となりました。私は日本語の授業と英語の授業を受けたのですが、日本の慣用句の意味を表す動画を一緒に撮ったり、韓国語で英語の授業を受けたりしてとても新鮮でした。昼には憧れの韓国の給食で大好きなトッポギを食べ、その後バディの生徒が学校の売店に連れて行ってくれました。そこで、おすすめのお菓子や飲み物をプレゼントしてくれました。学校の雰囲気や授業の雰囲気が日本と全く異なり、また生徒のみなさんがとても親切にしてくれたのでとても貴重な経験と幸せな時間を過ごすことができました。
異なる文化と関わることがとても楽しく、興味深いものだと感じたので、これからも異文化理解と交流に努めていきたいと思います。