国際交流2

国際交流 活動の様子

訪韓団だより⑧

訪韓団だより⑧

本日11月10日(金)がプログラムの最終日になりました。まず、約1時間半ほどかけて、LG電子の研究施設であるサイエンスパークを訪問しました。ロビーに設置されている最新技術を用いた家電製品を触ったり、見たりしながらツアー開始を待ちました。ツアーでは、今LG電子が作っている最新製品の説明がありました。TVであったり、車のカーモニターであったり、今韓国で一番熱い企業の1つLG電子の勢いを感じた瞬間でした。加えて、日本の部品で製品のほぼ全てを作っているというような話も聞き、日本の細かな部品の技術の高さを感じることもできました。昨日のプルムウォンと今日のLG電子で、日本の技術が韓国の中でもとても勢いのある両企業を支えている点は大きな気づきにもなりました。

昼食は、ジャージャー麺と韓国酢豚をいただきました。初めてジャージャー麺を食べた生徒もおり、とてもいい経験でした。こちらも美味でした。また韓国酢豚は、豚を唐揚げのように揚げたものに、いわゆる酢豚のタレをかけたり、つけたりする料理でした。美味でした。こちらの滞在が長くなり、久しぶりの辛くない料理であったため、「少しパンチが足りないと言いながら赤唐辛子のパウダーをたくさんかけている生徒も出始めております。

午後は、昼食会場から徒歩で、国会議事堂へ向かいました。国会議事堂では、昨日高麗大学校で講演をしてくれた日本人学生さんが合流してくれ、今回も偶然にも本校生と一緒に行動してくれました。本当に幸運でした。韓国の国会議事堂に入り、実際の国会が行われる議場を見ることができました。非常に貴重な経験をさせていただき、生徒は神妙な面持ちで説明を聞いておりました。

国会議事堂を出てから、途中、LG電子の本社のツインタワーを見ながら、徒歩で現代百貨店を訪れましたが、それまでのスケジュールに遅れが出てしまったせいで、現代百貨店は高級な匂いだけ嗅ぎ、そのまま1階と地下1階を見学しながら、バスの場所まで歩きました。この百貨店での自由行動を楽しみにしていた生徒もおり、現地の担当の先生が非常に謝ってくださっておりました。海外での研修、海外での旅行には時間のズレはつきものです。その経験ができたことは、生徒にとって大きな将来の糧になったと思います。

夕方、ホテルに帰ってきてから、プログラムの最終イベントであります成果報告会にのぞみました。約20分の準備時間をいただき、生徒は10分間のプレゼンテーションを15人が頭脳と力をあわせてやり切りました。非常に素晴らしいプレゼンでした。引率として、彼らを韓国に連れて来ることができ、本当に良かったと思えた瞬間でした。

4校の成果報告プレゼンの後、第1団、第2団の各団長先生からご講評をいただきました。第1団団長の徳島県教育委員会学校教育課 寺澤昌子グローバル・文化創造幹から「自分が世界を変える!そのような気持ちを持って欲しい」というお言葉をいただき、生徒は今熱く燃えております。ここでの学びを自分たちだけのものにすることなく、本校に戻った後に、他の生徒にも学びを還元してくれると思っております。ぜひ世界に飛び出し、世界を変える人物に多くの生徒がなってくれることを期待しております。

その後、寺澤創造幹から修了書を本校の生徒代表へ手渡しいただきました。

成果報告会の後は、ホテル近くのしゃぶしゃぶレストランで食事をいただきました。こちらも美味でした。食事の後は、このプログラム中お世話になった江原大学校の大学生のみなさんへ生徒からお土産プレゼントをお渡ししました。本当に江原大学校の大学生が細やかな配慮、サポート等親切にしていただき、本当に感謝しております。生徒は彼らがいたから安心して生活ができました。将来、大学生に本校生がなった時、また本校で、韓国人を含め外国人の方と交流をするとき、是非ともこの恩を返して欲しいと思います。

本日で全てのプログラムが終了しました。明日の朝、仁川国際空港に向かいます。徳島に到着するまで、気を抜くことなく、最後まで元気に、無事に帰りたいと思います。現在、生徒は、パッキング中です。

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

★生徒のレポート

(13)齋藤 遥(5年)

本日は、LGサイエンスパーク、国会議事堂にうかがったのち、成果発表会を行いました。LGサイエンスパークでは、50分程の見学ツアーを通し、LG電子社について学ぶことができました。こちらの企業でも、海外の企業との積極的な提携がなされており、2日目の講義にもありました通り、韓国の海外進出に対するフットワークの軽さを実感しました。また、LG電子社の製品のなかにも、日本製の部品や科学技術が使用されていると知り、改めて日韓のパートナーシップの重要性を考えさせられました。続いて訪問した国会議事堂でも、新しいものを取り入れていく韓国の姿勢が垣間見られました。韓国では2005年から世界初の議会のデジタル化を進めており、議員の名前を表示したり、記名投票をしたりする際にタブレットを導入しているそうです。立法の現場においても、日本がお手本とすべき点が多々、みられました。最後には、成果発表会がありました。私たちが学んだことをしっかりと発信できたように思います。いただいたご講評を参考に、アクションプランの実行に尽力する所存です。本日で、一週間の韓国研修の内容は全て終了し、残すは明日の帰国のみとなりました。この研修で学んだことを胸に、今後の日韓両国の発展を祈念しつつ、自分が出来ることを精一杯努めて参ります。

(14)岡田 慎之介(5年)

訪韓団の研修としては最終日の今日は、LGサイエンスパーク、国会議事堂を見学し、ホテルに戻り、成果報告会を行いました。国会議事堂では、本会議場の中を見せていただきました。議員の全ての席にモニターが設置されており、日本に比べ電子化が進んでいると感じました。また、成果報告会では、韓国での約1週間の滞在を通して感じた日本と韓国の共通点と相違点、そして日韓が互いに導入すべき相手国の良い点を発表しました。それぞれの学校で、感じたことが異なっており、自分では気づかなかった点も学ぶことができました。この1週間長いようであっという間でしたが、多くのことを学ぶことができ、自分自身も成長できたと思いました。

(15)中瀬 晃司(5年)

本日はLGサイエンスパークの見学、国会の訪問、汝矣島の観光、そして成果発表会という盛り沢山な予定でした。その中で1番印象に残ったのはLGサイエンスパークの見学です。まず建物に入って驚いたのは、展示されてあったLGの最新家電です。例えばワインセラーについて、両手が塞がれいてもワインセラーの下の方に足を近づけるだけでドアが開き、また重い荷物を下の方に入れるとき腰をかがめなくても良いように自動でケースが下から出てくるような設計でした。日本ではあまりLGの製品を見る機会がなかったので、最先端の家電はここまで進んでいるのか、と衝撃を受けました。その後LGの最新のディスプレイや、ロボットについての展示を見ましたが、そこでも驚いた点がたくさんありました。例えば調理ロボットに関して、3つ関節があるアーム型のロボットがラーメンを全自動でスムーズに作っていました。そしてこのロボットはもう実用化の段階に入っていて、すでにいくつかのレストランで使われていると聞きました。日本にいるだけではわからない、技術の最先端を直に体験できた見学でした。そして最後にこの約一週間ともに行動した江原大学校の学生たちと夕食後に別れることになりました。別れる前には大学生たちと話したり、写真を撮ったりなど盛り上がり、その後私たちはうちわなどのお土産を渡しました。この訪韓団の中の多くの機会で助けていただき、心惜しい別れとなりました。残り1日となりましたが、無事帰宅できるよう、最後まで気を引き締めようと思いました。