国際交流2

国際交流 活動の様子

校内異文化理解教室Online(フィリピン)開催

内異文化理解教室Online

(フィリピン)開催!

講師: Yza (本校留学生)

 

7月15日(金)に4年生対象の校内異文化理解教室Onlineを開催しました。講師は,フィリピンからの留学生Yzaさんでした。

 コロナ禍ということもあり,対面での実施はできませんでしたが,Yzaさんが非常に上手くスライドを作成してくれ,フィリピンの文化や慣習,また日常の生活について生徒はとても興味を持ってYzaさんの話を拝聴していました。

 講演後の感想を聞くと,日本での当たり前が世界の当たり前でないことに気づいたという生徒多く,世界の実情を知り,日本を振り返るGlocal(グローカル)な学びにもつながったようでした。

 講演は日本語と英語を用いて実施され,生徒にとっては良き英語の学習にもなりました。

 講演後の質疑応答では,日頃の英語の授業での学びを発揮し,日本語と英語を用いてオンライン上でありますが、まさしくTranslanguagingの世界が繰り広げられており,生徒それぞれが一生懸命に思いを伝えている姿は感動的でもありました。

 Yzaの本校での留学生生活は始まったばかりですが,多くの仲間が常にサポートしている姿を見て,本校生の素晴らしさを感じることができております。一人で母国を飛び出し,果敢に日本での留学にチャレンジしたYzaの姿を見て,生徒たち一人一人が何かを感じ,思い,自分の生活に良き刺激をもらっているようです。

 2学期には,他の学年も含めた異文化理解教室を開催する予定ですので,他学年にもYzaのお話を聞いてもらおうと思っています。

 

フィリピンから長期留学生を受け入れ!!

AFS アジア高校生架け橋プロジェクト

フィリピンからの留学生 本校でともに学ぶ!

Yzabelle Ilagan (イザベラ イラガン)さん 〔 通称 Yza (イザ)〕

 

AFS アジア高校生架け橋プロジェクトの留学生として,Yzabelle Ilagan (イザベラ イラガン)さん(通称Yza イザ)が本校で3月中旬まで学ぶこととなりました。4年生に配属され,4年生と一緒に全ての授業を受けることになっています。非常に明るく元気で前向きなYzaさんはすでに学年問わず多くの友人と仲良く過ごしています。また、弓道部に所属し,公式な大会に出場するために練習を始めています。

 

 本校としてはとても久しぶりの長期留学生を受け入れることができ,本校のキャンパスが一気にグローバルな雰囲気になってきています。

 

本校の掲げるスクール・ポリシーの1つである『グローバル人材の育成』に向けて,本校生がグローバルを海外に行くことなく体験できる環境をますます提供できれば思っています。

 

本校生がYzaさんとの交流を通して,フィリピンを含めた東南アジアについて思いを馳せ,将来,生徒がそれぞれ進む進路において,フィリピンや東南アジア諸国との架け橋になってくれることを期待しています。

 

年々進歩する本校のグローバル教育に今後も期待しておいてください。

グローバルや英語学習に興味のある小学生の皆さん,ともにグローバルな城ノ内で学び,世界に羽ばたきませんか?

A new ALT coming !! 新しくALT先生が着任しました!

A New Assistant Language Teacher (ALT)

started to teach English at Johnouchi! 

Ms. Carol Anne Bradfield

(キャロル・アン・ブラッドフィールド)先生

 

5月20日(木)にアメリカ出身のキャロル先生が本校へご着任されました。待望のネイティヴの先生の着任に生徒・職員一同はとても先生との授業を楽しみしております。少しずつ日本の学校生活や文化、慣習に慣れ親しんでいただきながら、徳島県の英語教育のリーダー校である本校の英語教育の発展に寄与していただけると期待しております。

授業は高校・中等(後期)の担当になります。

キャロル先生からのご挨拶を次に載せておきます。

On Thursday, May 20, we welcomed Ms. Carol, a native of the United States, to our school. The students and staff are very excited to have a long-awaited native English teacher at the school. We expect that she will gradually familiarize herself with Japanese school life, culture, and customs, and contribute to the development of English education at our school, a leader in English education in Tokushima Prefecture.

She will be in charge of Grade 4-6 (15 ~ 18 years old).

A greeting from Ms. Carol is included below.

 

【Inauguration Speech 】

Hello everyone! 
My name is Carol Bradfield and I'm honored to be working with Johnouchi's Senior High School and Secondary School students as the Assistant Language Teacher (ALT) this year. I come from America, specifically the state of Florida, which is known for its beaches, theme parks, citrus fruits, and year-round sunny weather, which is similar to Tokushima Prefecture!

While at Johnouchi, I hope to create a classroom environment full of cross-cultural exchange and thought-provoking conversations. I'm eager to share my American traditions and culture with my classes, as well as to learn more about the Japanese language and culture through my experiences in and out of the classroom.

Moreover, I'd like to express my gratitude to the teachers and students who have been so helpful and welcoming during my first week at Johnouchi. I wish everyone a fulfilling academic year and look forward to the English conversations we'll have in the coming weeks.

皆さん、こんにちは。
私はキャロル・ブラッドフィールドと申します。今年度、城ノ内中等教育学校・高等学校のALT(Assistant Language Teacher)として生徒たちと一緒に働けることを光栄に思っています。私はアメリカから来ました。フロリダはビーチやテーマパーク、柑橘類で有名で、徳島県と同じように一年中晴天が続いています。

城ノ内では、異文化交流と示唆に富んだ会話に満ちた教室環境を作りたいと考えています。私のアメリカの伝統や文化をクラスで共有し、教室内外の経験を通して日本の言葉や文化についてもっと学びたいと思っています。

さらに、城ノ内での最初の一週間を親切に迎えてくれた先生方や学生の皆さんに感謝したいと思います。皆さんにとって充実した1年になることを祈りつつ、これから始まる英語の授業等を楽しみに待っています。

 

 

米国グアムの高校生とオンライン異文化交流会開催!

グアム George Washington High School

オンライン異文化交流会開催!!

 

3月9日(水),オンラインにて,グアムにあるジョージ・ワシントン高校の日本語を学習している高校生と異文化理解交流会を開催しました。本校からは高1~2生の10名が参加しました。現在グアムでは学校の枠を越えたオンライン学習が展開されているということで,ジョン・F・ケネディ高校等の他校生や本校のALTも参加してくれ,総勢約25名での交流になりました。

生徒はグアム生4名と本校生2名の6人グループになり各ブレイクアウトルームにて,英語と日本語を用いて,自己紹介や用意されたトピックについて意見交換を行い,グループ交換等も行いながらも,非常に盛り上がりました。オンライン上で楽しく,有意義に過ごしている生徒の姿には見ている教員側が笑顔になるくらい,素晴らしい時間となりました。

日本の高校生とグアムの高校生の両方ともが,第1言語の日本語(または英語)と外国語の英語(または日本語)をうまく駆使して意思疎通を行う "Translanguaging"が上手くできていた点は非常に驚きましたし,本校生の素晴らしさを再認識できた良い時間でした。

参加生徒からは,「予想以上に楽しかった」,「自分の英語が通じて,自信になったのでもっと英語学習をしたい」,「継続的に交流を行いたい」,「グアムの生徒はとても感じよく,ノリも良く,今後も交流したい」等の前向きな感想がありました。

グアム側も,限られた時間での活動だったので,「もっと日本人の高校生と交流をしたかった」,「とても楽しかった!」という声が担当の先生へ非常に多数寄せられているとのことで,両校ともに意味のある活動になりました。

徳島県が進めるGIGAスクール構想の恩恵を受け,オンライン上で知り合った本校とグアムの高校が実際に交流するという非常に画期的な国際交流を行うことができました。コロナ禍で国際交流活動が大きく制限される中,新しい国際交流のスタイルを本校は今後も模索し,推進していきます。

徳島県の国際交流のリーダーとして,また英語教育のリーダーとして,城ノ内生と世界が「ワンクリック」でつながり,意見交換ができる環境をさらに創っていきます。

今後の本校の国際交流活動をお楽しみください。 

グローバル講演会:世界的若手研究者から城ノ内生へ(早稲田大・鈴木駿吾先生)

グローバル講演会(オンライン)

世界的若手研究者から城ノ内生へ

ー 鈴木駿吾先生(早稲田大)ー

 

11月10日(水)の放課後,オンラインを活用し,今年度初のグローバル講演会を開催しました。

今回は,現在SLA(第2言語習得)の分野,特にスピーチ分野において,世界的に評価されている日本人若手研究者の一人であります早稲田大学グリーン・コンピューティング・システム研究機構の鈴木駿吾先生を講師にお招きしました。ご講演では,「研究と科学とは」,「グローバルな規模で研究を行うために必要なこと」,「研究を職業にすること」等について,お話をいただきました。

鈴木先生は,英語教育の研究者ですが,現在は理系の研究者とともに,AIを用いたスピーチ研究を行っている様子や,英国ランカスター大学大学院(修士課程・博士課程)での実体験等を通して,世界規模で活躍するためのエッセンスを非常に明瞭にわかりやすくご教授いただきました。高校時代に,このような話を聞けて生徒は本当に幸せだなと感じるくらい,『世界基準の研究とは,または世界を舞台として生活することとは』のまさに肝の部分を上手くご説明いただきました。

50名ほどが参加し,90%が高校3年生でした。大学入試を直前に迎えながらも,世界的な研究者から何かを得ようと非常に熱心に拝聴し,質疑応答では質問が止まらないくらいに多くの質問が生徒からだされ,とても盛り上がりました。質問をした高3生は世界的に著名な研究者からお褒めの言葉をいただき,大きな自身になったようでした。

ご講演では特に,自分の分野だけの研究にとらわれずに,多様な分野にまたがった多彩な知識を必要とされる学際的研究が主流になってきている点をあげられ,例えば理系は数学,理科,英語だけの学習,文系は国語,社会,英語だけの学習では十分でない点をご指摘され,生徒たちは多様な教科を学ぶ重要性を再認識できたように思います。

現在,厳しい受験を直前に迎えながら,『この5教科の学習は将来につながるとても大切なものである』と生徒は再度捉え直すことができ,「夢の実現に向け,より熱く学習に向かうことができる」という意見もでていました。

このように本校のグローバル教育においては,オンラインを上手く活用し,他校では出会うことがない『今,タイムリーに世界規模で活躍している人々』と生徒が交流できる場を設けております。高校時代に世界的な『本物』と出会い,感じたことは将来の糧になると強く思っております。