国際交流2

2023年11月の記事一覧

訪韓団だより⑤

訪韓団だより⑤

11月7日(火)は高校訪問の日です。生徒にとって、一番楽しみにしていた時間と言っても過言ではない日が早速やってきました。本日から寒くなると言われていましたが、朝晩のみ寒さを感じる程度でした。

まず、朝食ですが2つの選択になりました。1つは、コムタン(牛テールスープにそうめんが入ったようなもの)か、韓国の超有名パン屋が作ったサンドイッチでした。コムタンを食べるためには起床が非常に早くなるため、5名のみの選択になりました。

朝食後は、アリランハウスをチェックアウトして、訪問先の城南外国語高等学校へ向かいました。校門では、先生方から手厚いお出迎えと生徒さんからはプレゼント等をいただき、歓迎式に参加しました。式の後、生徒たちには1人に2人のバディーと呼ばれる担当生徒さんがつき、そのマッチング発表では非常に盛り上がりました。手書きのネームボードを掲げてくれており、まるで本校生がポップスターになったかのような気分を味わえました。

その後は、美術、英文学、上級英作文、数学等の授業にそれぞれ入って、韓国人バディーのサポートのもと、楽しく授業を受けました。

授業の後は、日本の学校から日本紹介の時間をいただきました。本校は参加生徒全員で徳島県と城ノ内について英語で説明し、阿波踊りを披露しました。非常に素晴らしい発表ができており、素晴らしい瞬間になりました。

その後、ランチを校内のカフェテリアでいただき、ランチ交流に花を咲かせました。笑顔溢れる時間を見ているスタッフにとって、非常に胸が熱くなる時間でした。本当に韓国に来てよかったと思える瞬間でもありました。

ランチの後は、バディーとともに、韓国の童謡を日本語に訳して、動画を撮るという活動を行いました。非常に熱心にユーモア溢れる作品を作っており、密度の濃い国際交流を展開しておりました。

最後のフェアウェルの時間では、別れを惜しみ、なかなかバスへ歩を進めることができませんでした。熱く、感動的なお別れのシーンでは、見ているこちらの目頭が熱くなりました。日本と韓国の架け橋に彼らはなってくれると思います。未来は明るいと思います。

城南外国語高等学校の次は、ソウルへ移動し、明洞で2グループに分かれて、サポート大学生がそれぞれ自由行動へ引率してくれました。各々が、韓国の渋谷と言われる明洞を楽しみました。

夕食は、有名は明洞餃子をいただきました。明洞餃子は、ただの餃子ではなく、鳴ちゅるうどんに餃子と焼肉のタレで炒めたミンチが入っているものです。食事の後店の外を見ると、店の前に行列ができておりました。

夕食後は、BTS等の振り付けをしているダンサーの方から、K-popダンスを習うために、K-pop センターへ向かいました。Rizeの曲のダンスを教えてもらいました。プロのダンサーのキレキレのダンスの驚きながら、参加者全員で約1時間半ほどトレーニングを行いました。K-popのダンスは予想以上に難しく、複雑で、本校の生徒は最初苦戦していましたが、繰り返して練習することで、みなさんとても上達していき、最後は学校ごとにダンスを行いました。

その後は、ホテルにチェックインをして、本日の活動は終了しました。明日は、北緯38度線近くまで行ってきます。

   
   
   
   
   
   
   
   
   

★生徒からのレポート

4)阿部 仁ノ介(5年)

今日、私たちは3つのことを体験させていただきました。まず、城南外国語高等学校の訪問です。私は美術の授業に参加しましたが、同じテーマに対して描くイメージ像は日韓間で大きく異なり、文化や思想の違いを感じることができました。また、明洞観光をさせていただいた際には、日本とは違う雰囲気の街並みにとても刺激を受けました。しかし、散策中、言語の大きな壁にぶつかり、自分たちのこれまでの学習とコミュニケーション能力を駆使して乗り越えた瞬間は、この上ない達成感とこれからの学習に対するモチベーションを得ることができました。3つ目は、K-popのレッスンです。これはテレビで見ているのとは違って、自分でやってみると意外と難しいもので、他校も含めた訪韓団の仲間と協力しながら練習を繰り返しました。それによってダンスが上達しただけでなく、訪韓団全体の団結力もより一層深まったように感じています。今日一日の体験を通して、コミュニケーションは言語だけでないこと、また自分たちが普段学習していることにも十分な価値があることを、改めて認識し、今回訪韓させていただいたことに感謝すると共に、出会う大人の韓国人や韓国人学生が非常に親切であり、彼らの日本愛にも深く感動しました。

5)日比野 結(5年)

今日は朝から城南外国語高等学校に行って、色々な体験をさせていただきました。私のバディーは女子2名でしたが、彼女たちとの交流を深めることができ、本当に楽しく、学びの多い時間を過ごせました。高校訪問させていただき、1番日本と異なると思ったことは授業のスタイルです。城南外国語高等学校は1クラスの人数が少なく、みんなが楽しく、とても自由な雰囲気の中、メリハリがついており、勉強へのとりかかりがすごく早いことに驚きました。まるでアメリカの学校のような雰囲気で、非常に新鮮でした。また、明洞散策は大学生の人と楽しくおしゃべりしながらほんとに楽しい散策が出来ました。K-popセンターでは初めて習うK-popダンスに苦戦しました。やはり緊張してなかなか前に出ることが出来ずほんとに後悔が残りました。恥ずかしがらず、何事にも前向きに挑戦できるように、残りの研修に積極的に取り組み、努力したいと思いました。

6) 石田 理紗(4年)

今日は学校訪問、明洞観光、ダンスレッスンなど人との出会いや交流が多い一日でした。楽しいことがたくさんあった今日ですが、学校訪問が最も忘れられない思い出となりました。私は日本語の授業と英語の授業を受けたのですが、日本の慣用句の意味を表す動画を一緒に撮ったり、韓国語で英語の授業を受けたりしてとても新鮮でした。昼には憧れの韓国の給食で大好きなトッポギを食べ、その後バディの生徒が学校の売店に連れて行ってくれました。そこで、おすすめのお菓子や飲み物をプレゼントしてくれました。学校の雰囲気や授業の雰囲気が日本と全く異なり、また生徒のみなさんがとても親切にしてくれたのでとても貴重な経験と幸せな時間を過ごすことができました。
異なる文化と関わることがとても楽しく、興味深いものだと感じたので、これからも異文化理解と交流に努めていきたいと思います。

訪韓団だより④

訪韓団だより④

本日11月6日(月)からプログラムが本格的にスタートしました。本日は午前中に、大学の先生から2つの講義を受講しました。1つ目は、言語と文化でした。日本と韓国の建築の違い、日本語と韓国語の類似性について、非常に細やかに説明いただきました。生徒の反応がすごく良く、韓国がより身近に感じられた時間でした。2つ目は、歴史についてでした。日本と韓国には歴史的な課題を未だ残しておりますが、韓国歴史研究の重鎮である大学名誉教授の先生が、日本と韓国の歴史関係を、双方の国の視点でうまく説明してくれ、未来を築いていく本校生にとっては、学びの多い時間になりました。講義の後は、外務省の方からご講演をいただき、日本と韓国にはすぐに解決できない課題を抱えているが、日本の立場、韓国の立場それぞれをきちんと理解した上で、しっかりと自己表現してほしいとのお話をいただきました。この研修での気づきが今後の大きな糧になると思います。

3つの講義・講演の後は、歓迎式典に参加しました。列席してださった韓国教育院や日本の外務省の役人の方を見て、私たちは日本を代表してきているのだと改めて生徒は実感したようでした。

昼食は、石焼き牛丼のようなものをいただきました。

午後は、九里市役所を訪問しました。九里市は、かつての高句麗という方が馴染みがあるかもしれません。市役所での歓迎式典では、市長がご列席くださりました。式典では、本校の堤遥菜(5年)が訪韓団を代表して、スピーチをし、市長にプレゼントを手渡しました。

式典後は、かつてのゴミ焼却所の煙突を再利用した九里タワーから市内を見下ろしました。ソウルのソウルタワーも見ることができました。リサイクルセンターも見学しました。

宿舎である教育院(NIIED)のアリランセンターへ戻ってきた後、本日3つ目の大学の先生から、経済の講義を受けました。日本と韓国の経済について非常にわかりやすく具体的に示してくださり、非常に学びが深かったです。

夕食は、サムゲタンをいただきました。生徒からは非常に美味しかったという感想をいただきました。

夕食後は、最終日の成果報告会と明日の学校訪問での学校発表会(徳島県について)の準備ミーティングを行いました。

初日からは、非常に密度の濃い時間を過ごさせていただき、夜遅くまで生徒は非常に熱心に活動していました。

明日は、先日、本校を訪問いただいた訪日団の団長先生やメンバーがいる城南外国語高等学校への訪問です。

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

★このプログラムの参加生徒には、オンラインでの発信が義務つけられております。本日から金曜日まで毎日3名ずつ活動報告を載せさせていただきます。

①堤 遥菜(5年)
本日は、講義を受けた後、九里市を表敬いたしました。様々な経験をさせていただきました。その中で、心に残った二つのことを書き留めたいと思います。まず、韓国の言語が日本のものと似ていることです。講義の中で、日本のいくつかの言葉は中国から韓国を仲介して、日本に入ってきていることから、漢字熟語を短く言えば、韓国語になるということがわかりました。例えば、準備、有料、無料などの日本語です。これからも韓国語をもっと学んでいきたいと思いました。
二つ目は、表敬の生徒代表挨拶をさせていただいた事です。市長と握手もさせていただき、とても貴重な体験となりました。この経験をもとに、これからも交流を深めていきたいと思います。

②古川 藍衣(5年)

今日は四つの講義と九里市の散策を行いました。講義では韓国と日本の文化や歴史的関係性について学び、自然環境の違いで建築物の作り方が変わったり、日本は宗教関連の祝日がないのに対し、韓国はそのような祝日があったり、思ってもいないところでたくさんの相違点があり、とても興味深かったです。九里市では九里タワーから韓国の多くの地域を見渡すことが出来ました。日本と韓国の歴史を知り、これからの未来を担う若者としてよりよい関係を築けるよう、文化的にも歴史的にも、韓国のことをもっと知っていく必要があると感じました。

③奥尾 月楓(5年)

今日は講義と九里市の散策がありました。講義の中で特に印象的だったのは、日韓関係の歴史についてのお話です。出会い、敵対、共存、傷、和解の五つにわけて分かりやすく説明してくださいました。その中で日本と韓国を行き来する朝鮮通信使が戦争の時代から平和な時代へと導いてくれたと仰っていました。
私達も単なるイメージで韓国を捉えるのでなく、「実際に見ること」で正しい知識を得たいと思いました。
また「実際に見ること」だけでなく、自分の意見をもつことで和解するために必要な広い視野を持つことができると思いました。

English Tour 2023を開催しました

English Tour 2023
開催!

This year, we held our annual international event here in Johnouchi Secondary School on November 1, 2023. It started with Carol sensei and class leaders' instruction for students' presentations about their hometowns.

 11月1日(水)、昨年から引き続き2回目となるEnglish Tourを4年生で実施しました。
 まず最初に各クラスで3~4人のグループになり,それぞれが住んでいる場所の素晴らしい点や将来住みたい場所についてタブレットを使ってプレゼンテーションをしました。鳴門教育大学の先生方も熱心に聞いて下さったり,各グループに入って質問等をして下さいました。

During 2nd and 3rd period, teachers from Naruto University of Education made a presentation on the current state and culture of their country, considering SDGs. 

 2限目と3限目は鳴門教育大学の留学生9名の先生方(ウズベキスタン、マリ、セイシェル、ギニアビサウ、フィリピン、モロッコ、ガーナ出身)が,2~3名ずつ4クラスを回って下さり,SDGsに関連して各国の取り組みや歴史・文化・慣習についてクイズやアクティビティを通して説明して下さり,生徒達は,環境問題や世界情勢に関して新しい視点や気づきを体験することができました。

After the lectures, each group had a chance to discuss what we can do to make the earth a better community. Then during 6th and 7th period, they gave a poster presentation based on their discussion to peers and their guest teachers. 

 4限目と5限目にグループで SDGsの目標を目指してよりよい社会を作るために何ができるかについて話し合いました。6限目と7限目は,それぞれがリサーチした国についてのプレゼンの後、先生方から学んだことを参考にしながら,割り当てられたSDGsの目標に関してよりよい社会を作るために何ができるかについてポスターセッション(10分間発表、5分間質疑応答)をし,プレゼンター以外の生徒はnote-takingをして質疑応答もしました。



 本校の教育目標でもありますグローバル人材の育成のため,本年度も鳴門教育大学の副学長の美馬先生を始め,職員の皆様方の手厚いサポートを頂きながらこのような素晴らしい行事を実施できましたことを感謝し,御礼申し上げます。

訪韓団だより③

訪韓団だより③

 

関空を出発し、韓国仁川国際空港に降り立ちました。機内ではランチとして、ビビンバをいただきましたが、仁川国際空港内で夕食として、カルビタン(鮑入り)をいただきました。非常に美味しく、韓国のお箸を使いながら、生徒たちはとても楽しそうに夕食をいただきました。お腹いっぱいの1日でした。空港周辺は雨模様でしたが、それほど予想よりは寒くない状況です。

夕食後は、今日、明日の宿舎であります、国立国際教育院アリランハウスにて、ミーティングを受け、本日の日程を終えました。国立国際教育院からオリジナルの水筒とシャンプー・リンス等のセット、訪韓研修オリジナルトートバックのプレゼントをいただきました。

明日は、文化、歴史、経済の3本立ての講義の受講と九里市役所への表敬訪問になっております。

訪韓団だより②

訪韓団だより②

訪韓団15名は、難波で昼食を食べてから、ラピートにて集合場所である関西国際空港隣のホテル日航に全員無事に到着しております。

これから結団式を行い、17時ごろ日本を飛び立ちます。

同じ団の立命館守山高校とも合流し、いよいよプログラムがスタートします。多くの生徒が緊張の面持ちです。