英会話部 活動の様子
高校生英語ディベート世界大会(ベトナム)AODC BP 2022参加報告
高校生英語ディベート世界大会(ベトナム)
Asian Online Debating Championship BP 2022
参加報告
4月22日(金)の夕方から24日(日)にかけてオンライン上で開催されたパーラメンタリーディベートの世界大会
(ベトナム主催)に本校のEnglish Debating Society から太田 菜々香(高2生)と大芝 晴揮(高2生)の2名が参
加しました。
この大会は,日頃練習しているパーラメンタリーディベートと少しスタイルの違うBritish Parliamentという大学生
の世界大会等で用いられる世界基準のスタイルでした。これまで数回しかそのスタイルの経験がない2人でしたが,
基本は日頃練習しているスタイルと変わらないこともあり,これまでの練習の成果を発揮し,善戦してくれました。
結果は予選突破できませんでしたが、ラウンドが進むにつれて成績を上げていくことができ、素晴らしい論戦を繰
り広げられました。
ラウンド後に,2人は「相手の意見が十分に聞き取れない」等の課題を口にしており,今後の練習の目的も明確にな
りました。ここでの経験を新しく入部した高1生にもシェアしてもらい,チームとして強くなってもらえたらと思っ
ています。
また,「日本の英語教育は今のままではだめではないでしょうか?」と世界の高校生とぶつかり合った2名から、問
題提起を受けました。日本の公立校が抱える英語教育の問題点を的確に指摘していただき,英語教員である顧問は
今後の英語指導や今後の英語教育のあり方を考える良い機会を生徒からいただきました。
「生徒が世界の生徒を英語を使って意見交換をし、その経験を教員に伝え、教員はそれを1つの糧に授業を見直す
機会を得ることができる。結果、他の本校の他の生徒にもその経験を英語の授業を通して還元できる。」、そのよ
うな良き循環が本校のEnglish Debating Societyを中心に行われています。
引き続き,本校英会話部English Debating Societyの活躍を期待してください。
【詳細】
★予選ラウンド1
(論題) This House would impose legal obligations on mainstream online media companies (YouTube, Twitter,
Reddit, etc) to censor the Manosphere (e.g. blocking accoutns, taking down content).
〔本院は、主流のオンラインメディア企業(YouTube、Twitter、Redditなど)に、マノスフィアを検閲
する法的義務を課す(例:アカウ ントのブロック、コンテンツの取り下げ)。是か非か〕
※マノスフィアとは,「マスキュリニティー(男性らしさ)を推進するウェブサイト、ブログ、オンラインフォーラムの集合体であり、フェミ
ニズムに強く反対しているものの総称」
★予選ラウンド2
(論題)This House opposes the norm of company founders remaininig in key roles in the company after its public
issuing. 〔本院は、創業者が株式公開後も会社の要職に留まるという規範に反対しています。是か非か〕
※public issuingとは「株式や債券などの金融商品を一般に販売すること]
★予選ラウンド3
(論題)This House regrets the rise of "coalitions of extremes."
〔本院は "極端な連合 "の台頭を遺憾に思っています。是か非か。〕
※極端な連合とは、政治的目標や有権者基盤が異なる政党が協力して選挙を行い、政府を樹立する同盟。例えば、インドの国民民主同盟は、
右派のヒンズー民族主義者BJPと世俗主義者Janata Dal(United)を含んでいます。
★予選ラウンド4
(論題)This House opposes the demonization of nationalism in progressive circles.
(本院は、進歩的な界隈でナショナリズムが悪魔化されることに反対する。是が非か。)
★予選ラウンド5
(論題)This house believes that it is in the interest of India to prioritize enhancing economic and diplomatic
ties with Russia over the US. (本院は、米国よりもロシアとの経済・外交関係の強化を優先させる
ことがインドの利益につながると考えている。是か非か。)