英会話部 活動の様子
高校生即興型英語ディベート全国大会出場報告
第8回
PDA高校生即興型英語ディベート全国大会
参加報告
授業導入賞: 徳島県立城ノ内中等教育学校
昨年度に引き続き,今年度も日本最大の高校生向け即興型英語ディベート大会であるPDA高校生即興型英語ディベート全国大会に選抜され,参加させていただくことができました。この全国大会への参加は今回で4回目になります。後期英会話部English Debating Societyは,この大会での優勝を目標に,これまでチーム全員で努力を積み重ねてきました。私たちの「夏(冬)の甲子園」と言っても過言ではありません。
今年度は、12月24日,25日にオンラインで開催され,チームから選抜された,太田 菜々香(高2生),大芝 晴揮(高2生),德山 諒汰の3名が参加しました。
2年前に全国4位という見事な成績を収めた先輩の成績越えという明確な目標を持ち,3位までに与えられる世界大会への出場を目標にここまで努力してきました。しかし,昨年度に引き続き,予想以上の残念な結果【予選2勝2敗で80校中37位】となりました。本校史上最強と評されたチームだったため,受け入れがたい現実ですが,受け入れるしかありません。
この秋ごろからチームは非常に好調で,正直,チームとしては優勝を狙えるところまできたという自信がありましたが,まだまだ勝利の女神は微笑んでくれませんでした。
ジャッジへ適切に主張を伝える力の不足,論題分析能力の不足,英語運用能力の不足等,複合的な理由での負けであろうと推察されます。コミュニケーションには相手がいること,その相手にどうやって主張を伝えるべきなのか,もう一度原点に立ち返り,チームで基礎基本の力を育成してきます。
ディベート力や英語運用能力の向上は目に見えて大きく成長した生徒たちを褒めたいと思います。しかし,やはりこれまで同様,状況分析力,各事象に対する深い考察から最終の帰結点までのロジックの甘さ,最終的な論述のインパクト(帰結点)の弱さが改善されなかったということでしょう。
3月には即興型の大きな大会が続きます。臥薪嘗胆での気持ちで,早速大会後から練習を再開しております。
今回でディベーターとしての第1線から引退する仲間もいます。その同僚の想いも胸に,残る生徒たちはどんどん成長してくれるでしょう。「英語で徳島県を変える」という使命を勝手に私たちは心に抱き活動しています。
次年度もPDA全国大会に参加させていただき,優勝という目標を達成できるように,今後も今回の結果を謙虚に受け入れ,過信せず、言い訳せず,人のせいにせずに「ベクトルを常に自分に向けて」頑張ってもらいたいと思っております。毎日の英語学習や授業での英語運用能力の向上があってこその部活動なので,『城ノ内中等教育学校』での英語学習をベースに私たちは戦っていきます。
また,4年生の英語コミュニケーションⅠでの授業でのPDA型ディベートの授業導入等を評価していただき,昨年度に引き続き,本校は4年連続『授業導入賞』を受賞することもできました。
今後も後期English Debating Societyに今後も大きな声援をお願いいたします。私たちが徳島県の英語教育界を変えていきます!
徳島県内外の英語ディベートや英語学習に興味ある小学生!
私たちと一緒にこの最高の環境で英語ディベートしませんか?
そして,私たちと世界大会優勝を目指し、世界と戦いましょう!
【結果】 予選 2勝2敗 ( 37位 / 80校中 )
◎予選ラウンド1〈肯定側〉 VS 品川女子高(東京都) 【勝ち】
(論題) Being single is better than getting married in the modern world.
(これからは結婚するよりも、独身の方がよい。)
◎予選ラウンド2〈否定側〉 VS 渋谷幕張高 (千葉県) 【負け】
(論題)Japan should increase defense spending.(日本は防衛費を増額すべきである。)
◎予選ラウンド3〈否定側〉 VS 伊那北高 (長野県) 【勝ち】
(論題)Online education should be introduced in junior high and high schools, and
school districts should be abolished. (中高ではオンライン教育を導入し、学区を撤廃すべきである。)
◎予選ラウンド4〈肯定側〉 VS 盛岡第一高 (岩手県) 【負け】
(論題)Students should be instructed in debate by AI rather than by teachers.
(生徒は、教員よりも AI にディベートを指導されたほうがよい。)