学校生活
【前期課程 うっちーな体験塾】阿波の古代を体験しよう
7月26日,うっちーな体験塾として「阿波の古代を体験しよう」ということで,徳島市立考古資料館を訪れました。この講座は,毎年恒例となっていますが今年度は,24名の参加がありました。
まずは,展示室で学芸員の先生から徳島市内で発掘された遺物の説明を受けながら,中世までの徳島の歴史を概観しました。歴史の授業では習ったけど,実際に遺物を見ると,また一段と歴史が身近に感じられます。
次に,展示室で説明を受けた三角縁神獣鏡が発見されている宮谷古墳を見学しました。なぜ,古墳が気延山周辺に集中しているのかなどの説明を受けながら,自分たちの祖先が見たであろう景色に思いをはせていました。
そして,あちこちに祠や神社を見つけることができる道を歩き15番札所阿波国分寺に行きました。阿波の青石で有名な庭園も拝観させていただきました。水墨画を石で表したとされる庭園の豪壮な雰囲気に圧倒されました。
お昼休憩の後,矢野古墳見学では,実際に横穴石室に入り,外とは違った空気感になんとも言えない神聖さと興亡の歴史を感じました。
火起こし体験では,普段は当たり前にある火が自分たちの手ではなかなか手に入れることができない経験を通し,古代の人たちの苦労と火があることのありがたさを感じました。
最後は,勾玉づくりです。黙々とひたすら削っていきます。ここでも,自分たちは文明の利器であるヤスリを用いても,なかなか思うように削れません。古代の人たちの知恵をヒシヒシと感じ,自分だけの形の勾玉の完成に大満足でした。
暑い中にもかかわらず,様々な要望を受け入れてくださった考古資料館のスタッフの皆さま,貴重な体験をさせていただきありがとうございました。