百人一首部 活動の様子
県高文祭小倉百人一首かるた部門結果(第3位県代表入り)
第43回県高等学校総合文化祭小倉百人一首部門が,11月3日(日)・4日(月)に城東高校・柔道場で開催された。この大会は来年度に行われる全国総合文化祭・香川大会の予選も兼ねており,上位3名が県代表に選出される。全55名が参加し,トーナメントの6回戦が行われた。本校からは,4年陶久,中山,5年麻植,坂口の4名が参加した。
初日は3回戦までが行われ,ベスト8が二日目に3回戦を行い順位を決定する。1回戦は,抽選で陶久,中山,麻植が出場し,坂口は不戦勝となった。結果は,陶久が19枚差,中山が24枚差,麻植が11枚差で勝ち上がった。2回戦は,中山が4枚差,坂口が5枚差で勝ち,陶久が今大会4位相手に17枚差,麻植が今大会優勝相手に14枚差で敗れた。初日最後の3回戦は中山,坂口の2名。勝てば明日のベスト8に進むことができる。一つの目標となる試合である。中山が同じ弐段相手に安定した取りで10枚差で勝ち上がった。一方,坂口は序盤から優位に試合を進めていたが,終盤で追いつかれ最後は3枚差の逆転負けとなった。結果二日目に残ったのは,中山のみとなった。
二日目の4回戦はベスト8の戦い。他校は全員2年生で中山が唯一の高校1年生となった。4回戦は城東高校の弐段相手となった。中山は,序盤からリードをしているが相手に粘られ我慢比べの状態が続く。ただ最後まで粘りきって3枚差の苦しい戦いであったが勝利となった。5回戦はベスト4の戦い。ここで勝てば県代表決定となる。またもや城東高校の弐段相手となった。序盤から相手に攻められ苦しい戦いが続く。なかなか自分のペースがつかめなかったが,なんとか粘り終盤まで,追いつけそうで追いつけない。結果,5枚差での敗戦となった。6回戦は三位決定戦。またもや,城東高校の弐段相手となった。一進一退が続くが,序盤から終盤までやや優勢に試合を進める。相手に追いつかせず,冷静に自分の取らなければならない札を取っていく。しかし最後の最後で追いつかれ運命戦にもつれ込む。なんとか自陣が出て1枚差の勝利となった。
今大会,県代表になった中山は,6戦とも自分を見失うことなく冷静に取るべき札を取ることができた。5回戦では負けてしまったが,どの試合もクリーンな戦いができ城ノ内らしい戦いができた。今後は自陣のキープだけでなく,相手陣へ力強く攻め込んで取りを重ねることができれば更に順位も上がるだろう。次大会以降,代表の他の選手と戦う中で着実に力をつけてほしい。
近畿高総文祭県代表選手選考大会結果
8月9日(金)にあわぎんホールで第44回近畿高等学校総合文化祭小倉百人一首かるた部門県代表選手選考大会が開催された。47名がエントリーし、代表8名が選出された。本校からは4年生中山、陶久の2名、5年生坂口、麻植の2名、計4名が参加した。戦績は次の通りである。
1回戦麻植13枚差で勝ち。
2回戦陶久16枚差、中山5枚差、坂口21枚差で勝ち。
麻植17枚差で負け。
3回戦坂口7枚差、中山1枚差で優秀賞、県代表に選出された。
陶久23枚差で負け。
4回戦中山9枚差で勝ち。坂口11枚差で負け。将順は今後発表される。
代表に選出された坂口、中山は,11月に福井で開催される近畿高等学校総合文化祭に県代表チームとして出場する。
全国総文祭小倉百人一首かるた部門岐阜大会の結果
第48回全国高等学校総合文化祭小倉百人一首かるた部門が7月31日から8月2日の間,岐阜県の山県市総合体育館で開催された。今大会は1日に47都道府県が13ブロックに別れて予選リーグを行い,1位13チームと2位3チームが2日の決勝トーナメント進出戦に進む。本県チームは主将城北高校3年,副将城北高校3年,三将城南高校2年,四将城北高校3年,五将城北高校3年,六将城南高校2年,七将城東高校3年,八将本校5年坂口が出場した。抽選の結果,本県はFブロックで1回戦三重県,2回戦茨城県,3回戦高知県となった。2位通過は勝ち数で少なくとも10以上が求められるため,何としてもブロック1位で通過しなければならない。
初日の晩,作戦を練り明日に備えた。
1回戦三重県戦は,主将から四将と六将で臨んだ。決勝トーナメントを目指すには1・2回戦ともに落とすことはできない。対戦は主将が四将,副将は六将,三将は主将,四将は五将,六将は副将となった。初戦を勝たなければ決勝トーナメント進出はない。ただ相手も同じ考えである。試合序盤は本県がややリードし良いスタートを切ったかに見えた。中盤にかけて副将が苦戦するが他の4人はリードかイーブンで試合を進める。後半になって副将もイーブンに戻したが,三将・四将が追いつかれてきている。主将が11枚差で勝利。あと2勝なんとかして取らなければと思うなか,三将が6枚差で負け,1対1になる。続いて副将・四将が5枚差で負け,敗戦。六将が4枚差で勝ちきったが2対3の惜しい敗戦となった。試合序盤は良かったが,徐々にその差を詰められて逆転された形となった。次戦は是非とも勝ち点をとりたい。
2回戦茨城県戦。本県は主将・副将・四将・六将・八将坂口で挑んだ。主将が主将,副将が副将,四将が四将,六将が三将,八将が六将と対戦することとなった。ほぼ力的に見ても同将対決なった。ここで徳島の実力を見せたい。中盤までは副将が押され気味ではあるが,ほぼイーブンで試合は進む。副将が14枚差で敗れる。ここから茨城の勢いが出てくる。8枚差で六将が敗れ,0対2。あと3人が勝てばと思うなか,本校坂口が5枚差で逆転負け。坂口はここまでリードしたまま優位に試合を進めていたが,力尽きた。主将・四将も粘ったが,4枚差で負け,結果0対5の茨城県に力の差を見せつけられた試合となった。
3回戦は四国大会でも試合をした高知県戦。お互いによく知っているなかでの対戦となった。本県は主将・副将・三将・五将・七将で臨んだ。主将が五将,副将が六将,三将が七将,五将が副将,七将が四将と対戦することとなった。試合は中盤から動き,主将が25枚差で勝つが,五将が20枚差で負け1対1となる。後半にかけて副将と七将が12枚差で勝ち,最後三将も4枚差で勝ち,4対1で本県の勝利となった。
最終結果はFブロック1位茨城県,2位三重県,3位徳島県,4位高知県となった。本県としては決して力的には劣っているわけではない3県に対して勝ち切れなかった結果となった。特に最初の対戦であった三重県戦で敗戦したことが大きい。高校3年生の5人はこの大会で引退であるが,よく県チームを引っ張ってきてくれた。高校2年生3人は今大会の県チームの成果と課題を検証し,来年の香川大会に繋げてくれると期待している。
県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会結果
6月9日に城東高校の柔道場で第十九回徳島県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会が開催された。この大会は7月に近江神宮で行われる全国選手権大会の予選を兼ねており,優勝校が選出される大会である。全ての高校のかるた部員は,この大会のために練習に励んできたといって過言ではない。城東・城南・城北・徳島北・鳴門・脇町と本校の7校が参加した。試合は5人の団体戦で3勝以上したチームが勝ちとなる。予選はAブロック4チーム,Bブロック3チームの総当たり戦で,その後それぞれのブロックの1位と2位のクロス戦が行われ,勝ったチームが決勝戦を行う。本校は,Aブロック城東・鳴門・脇町と同じグループとなり,Bブロックは城南・城北・徳島北となった。本校は,主将山本,副将松本,三将浅田,四将坂口,五将中山,六将陶久,七将麻植である。
1回戦鳴門戦。主将から三将・六将・七将で臨み,副将・六将・三将・四将・主将との対戦となった。中盤に陶久24枚差,浅田23枚差,松本21枚差で勝ち,続いて山本16枚差で勝ち,麻植が5枚差で敗れた。4対1のスタートとなった。
2回戦脇町戦。1回戦から一人入れ替えた主将・副将・四将・六将・七将で臨んだ。相手は順に主将・副将・五将・三将・四将との対戦となった。将順ではほぼ互角の対決であったが,中盤に陶久が22枚差,麻植17枚差で勝ち,続いて坂口13枚差,松本10枚差で勝った。山本も8枚差で勝ち5対0の完勝となった。
3回戦。城東はここまで脇町,鳴門に全勝。Aブロック1位をかけた今大会の分かれ目となる試合となった。なんとしても1位となり,次はBブロック2位と戦いたい。主将から五将で臨んだ。五将中山はこれまで試合に出さず休養十分。それぞれ相手は,主将・四将・五将・三将・副将となった。序盤から全体的に押され気味であり,終盤にさしかかろうとする時,まず浅田が14枚差で敗れた。続いて松本が10枚差で敗れ,中山が10枚差で勝ち,1対2と試合が動いた。追い詰められたがなんとか後2勝もぎ取りたい。主将対決の山本はリード,坂口は苦戦中。逆転も十分あり得るなか,山本が4枚差で逆転負け。勝負は決まったが坂口は運命戦に持ち込み,2勝目を挙げた。2位通過が決まった。
準決勝,優勝候補の城北戦。3回戦から三将浅田を休ませ,六将陶久で挑んだ。当たりは,三将・副将・八将・主将・四将となった。全体的に城北の勢いに押され気味である。中盤から終盤に差し掛かるとき,18枚差で松本,13枚差で山本が敗れた。後3人が勝たなければという状況に追い込まれた。しかし11枚差で陶久が負け,敗戦が決定した。坂口は8枚差で負けたが,中山は相手主将に対し,そつのない取りで6枚差で勝利した。1対4という結果に終わった。
3位決定戦城南戦。再び主将から五将で臨んだ。対戦はそれぞれ主将・副将・四将・五将・三将となった。前半から中盤にかけて主将・副将対決は押され気味であったが,残りの三人は本校優勢で試合は進んでいる。山本・松本がどれだけ粘れるかが勝負の鍵となる。山本は15枚差,松本が14枚差で敗れ追い詰められる。しかしこのまま逃げ切れば逆転が見えてきた。まず10枚差で坂口が勝利。続いて中山も5枚差の勝利でイーブン。最終的に浅田が逆転を許し3枚差で敗戦となった。
今年の団体戦は,城北が頭一つ抜けだし,城東,城南とどう戦うかであったが,3校ともに敗戦してしまった。城東・城南に対してはあと一歩のところで敗れ,悔しい敗戦となったが,途中から部に入ってくれた浅田,麻植がいなければ,ここまで戦えなかったであろう。坂口,中山の成長も見られた大会であり,今後は厳しい練習を重ね,来年は7年ぶりに優勝し全国大会出場を期待する。
全国高文連小倉百人一首かるた四国地区大会の結果
6月8日に香川県高松市総合体育館第2武道場で第29回全国高等学校文化連盟小倉百人一首かるた四国地区大会が開催された。徳島県チームは,城東高校,城南高校,城北高校と本校5年生の坂口が八将で参加した。四将が欠場で7名での戦いとなった。この大会で優勝すると3月に東京で開催される全国グランプリの出場権を得ることができる。抽選の結果,高知県,香川県,愛媛県の順で対戦することとなった。
第1試合高知県戦。本県は主将・副将・三将・五将・八将坂口で臨んだ。対戦相手は,それぞれ三将・八将・六将・副将・五将と当たることとなった。序盤から中盤にかけて本県が優勢に試合を進め、副将が21枚差,八将坂口が19枚差で勝ち2勝。続いて、三将が15枚差,主将が13枚差で4勝を挙げた。五将は2枚差で敗れはしたものの、4対1での勝ち点1を挙げた。愛媛県対香川県は熱戦が繰り広げられたが,結果3対2で愛媛県が勝利した。
第2試合香川県戦。ここで勝たなければ,優勝が難しくなる。本県は主将から六将で臨んだ(四将は欠場)。相手はそれぞれ四将・三将・七将・主将・副将となり,香川県は主将が参段,副将が弐段でその他は初段であった。どちらの県が優勢ということもなく,一進一退の攻防が続いていたが,主将相手の本県五将が15枚差で敗れた。後の4対戦はまだ
攻防が続いていた。終盤に差し掛かり主将・副将が7枚差で勝ち,続いて六将が6枚差で勝った。最終盤三将も2枚差で勝ち,4対1で勝ち点1を挙げた。苦しい戦いではあったが勝つべき人がきちんと勝ち,県チームの強さを見せることができた試合であった。愛媛県対高知県は5対0で愛媛県が勝利した。
第3試合は愛媛県戦。事実上の決勝戦となった。ただ愛媛県は副将が四段,主将・三将・四将が参段,五将から七将が弐段である。本県は主将から三将(弐段)・六将(参段)・七将(初段)で臨んだ。それぞれ副将・四将・三将・六将・主将と当たることとなった。先ず試合が動いたのは,主将相手の七将が20枚差で敗れたところからである。その後中盤から終盤に差し掛かる頃,三将対決で11枚差で敗れ2敗目。追い詰められたところで六将が10枚差で勝ち1対2。副将は逆転で格上を3枚差で破り2勝目。最後主将はA級の相手副将に対し苦戦を強いられながら持ちこたえ,終盤運命戦まで持ち込んだ。結果,2対3で愛媛県の優勝となった。今回の大会で徳島県チームは最後まで優勝の望みをつなぎ粘り強く戦うことができた。主将・副将・六将は安定した戦いができており,他のメンバーもそれに続きたい。
格上相手にも互角,それ以上に戦えたことで岐阜の全総文でも格上相手にどんどんと自分の力を発揮し活躍することを期待する。
全国総文祭小倉百人一首かるた最終予選の結果
第48回全国高等学校総合文化祭小倉百人一首かるた部門県代表選手選考大会が5月25日(土)にあわぎんホールで開催された。今大会は、8月に岐阜で開催される全国総文祭に出場する県代表8名のうち残り3名を選考する大会である。県内から42名の参加があり、本校からは、6年山本、松本、浅田、5年坂口、麻植、4年中山、陶久の7名が出場した。ここまで本校からの代表入りはない。
1回戦は麻植と陶久が出場した。危なげない取りで二人とも11枚差で勝ち抜いた。
続いて2回戦。7名全員が出場となった。麻植、陶久が18枚差で敗れ、6年の三人も粘りはしたが、松本、浅田が6枚差、山本が3枚差で敗れた。坂口、中山は苦戦はしたが、坂口5枚差、中山4枚差で勝ち上がった。
3回戦、ここからはより厳しい勝負となり、ミスが許されないベスト16の戦い。残った二人は、安定した取りで中山8枚差、坂口7枚差で勝利。
4回戦、ベスト8の戦い。代表に入るためには二人とも残ってほしい1戦であったが、中山は3戦目の疲れが見え、暗記が入っていない様子。12枚差で敗れる。坂口はぎりぎりのところで粘りきって2枚差の勝利となった。
5回戦、ここで勝てば代表入り確定となるが、力の差を見せつけられて坂口は10枚差での敗戦となった。
6回戦、3位決定戦。残り一枠をかけて準決勝で敗れた二人の戦い。坂口は中山が12枚差で敗れた相手と戦うこととなった。一進一退の攻防が続き最後は運命戦となった。ここまでくれば、どちらが勝ってもおかしくない。1枚差で坂口の勝利となった。
県代表チームの八将として坂口が出場することとなり、本校からの連続代表入りが継続できた。また試合に負けた者もその後練習に参加し、試合数をこなすことができた。坂口には是非、岐阜総文で県チームのため、本校百人一首部のために頑張ってほしい。
全国総文祭小倉百人一首かるた部門鹿児島大会の結果
第47回全国高等学校総合文化祭小倉百人一首かるた部門が8月2日から8月4日の間,鹿児島県の西原商会アリーナで開催された。ほぼコロナ以前のルールで行われたが,序歌の際と勝ち数の報告時以外の試合中の「声かけ」は原則禁止で行われた。今大会は3日に47都道府県が13ブロックに別れて予選リーグを行い,1位13チームと2位3チームが4日の決勝トーナメントに進むことができる。本県チームは主将城北高校3年,副将城南高校3年,三将本校6年高橋,四将城北高校2年,五将城南高校3年,六将城東高校3年,七将城東高校2年,八将本校5年山本が出場した。抽選の結果,本県はMブロックで1回戦長崎県,2回戦兵庫県,3回戦交流戦(佐賀県・三重県・静岡県・福岡県)となった。交流戦は厳しい戦いが予想されるため,何としてもブロック1位で通過しなければならない。初日の晩,作戦を練り明日に備えた。
1回戦は,主将から四将と六将で臨んだ。決勝トーナメントを目指すには1・2回戦ともに落とすことはできない。対戦は主将が三将,副将は六将,三将高橋は五将,四将は副将,六将は主将となった。初戦を勝たなければ決勝トーナメント進出はない。ただ相手も同じ考えである。試合は,序盤から副将がリードするなか,徐々に本県が優勢となる展開となった。その中でも,本校高橋は自分のペースを掴めず相手の素早い取りに苦戦を強いられている。終盤にさしかかる所で,副将が14枚差で勝ち,中盤から調子を上げてきた城北の主将・四将がそれぞれ8枚差・7枚差で勝ち本県の勝利,勝ち点1の獲得となった。城東の六将は相手主将に5枚差で勝ち,三将高橋は調子を取り戻せず5枚差で敗れた。結果4対1の勝利となり,高橋が負けたことはチームにとっては痛かったが,その負けを六将が取り返し本県チームにとっては最高の結果となった。
2回戦は,兵庫県戦。東京総文祭では1対4で力負けをした相手である。本県は主将から五将で挑んだ。格上相手に戦うには僅差の接戦に持ち込むことが大切である。主将が副将,副将が六将,三将高橋が五将,四将が三将,五将が主将と対戦することとなった。副将と三将が勝ち,主将と四将で三つ目の勝ちをあげたい。序盤は副将と三将高橋が良いスタートを切ったが,あとの三人は押され気味で全体的には兵庫県が優勢で進んだ。こうなることは予想されていたが,あとはどれだけ粘って接戦に持ち込むことができるかである。本県は苦しいながらも粘り強く戦いを続けている。試合が動いたのは中盤,ついに五将が20枚差で敗れたところである。本県の選手に動揺はなかったが,これで相手チームの選手の勢いが出た。数枚の間,相手優勢に試合が運び,最終的にはこれが後に響いた。粘りきれず主将が7枚差で敗れ,健闘した四将も4枚差で敗れ,敗戦となった。副将は3枚差で勝ったが,三将高橋は運命戦での敗戦となった。結果,1対4で2年連続兵庫県に敗れることとなった。
3回戦は交流戦のため,勝ち点にはならないが勝ち数はカウントされる。ブロック2位で予選通過するためには少なくとも勝ち数10以上が必要になる。本県は現在勝ち点1,勝ち数5であり,予選通過のためには5人とも勝たなければならない。主将から三将,七将,八将で臨んだ。相手はそれぞれ,主将が佐賀県主将,副将が佐賀県七将,三将が佐賀県副将,七将が福岡県三将,八将山本が福岡県六将となった。ベスト8常連の福岡県,佐賀県の主将・副将との対戦となり,本県にとっては厳しい戦いになることが予想された。結果は主将が21枚差,副将が9枚差,三将高橋が6枚差,七将が12枚差,八将山本が5枚差での敗戦となった。
今年は3チームで対戦するブロックに入ったが,長崎県,兵庫県とも力の差はあまり感じられなかった。それは本県チームがやらなければいけないことをほぼできたからである。1位の兵庫県は試合の運び方がうまく,その差で本県は予選通過を逃した。個人として昇段・昇級することも大切であるが,試合の展開をよみ,チームとして試合運びをうまくすることが本県の課題であることが分かった大会であった。ただ今年のチームはやるべきことをやり負けても悔いのない戦いを見せてくれた素晴らしいチームであった。
県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会結果
6月11日に城東高校の柔道場で第十八回徳島県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会が開催された。この大会は7月に近江神宮で行われる全国選手権大会の予選を兼ねており,優勝校が選出される大会である。全ての高校のかるた部員は,この大会のために練習に励んでいる。城東・城南・城北・徳島北・脇町と本校の6校が参加した。試合は5人の団体戦で3勝以上したチームが勝ちとなる。抽選の結果,1回戦徳島北,2回戦脇町,3回戦城南,4回戦城東,5回戦城北との対戦となった。城東,城北と最後に当たる対戦順は,モチベーションを保つためにも本校にとって良い結果となった。本校は主将高橋,副将山上,三将河野,四将森次,五将鳥居,六将山本,七将松本,八将坂口である。
1回戦徳島北戦。主将から五将の6年生5人で臨んだ。それぞれ相手は,副将・七将・主将・六将・五将となった。序盤から優勢に試合を進め,まず高橋が20枚差,山上が14枚差,河野が11枚差で勝ち,続いて森次が9枚差,鳥居が4枚差で勝ち,5対0での勝利となった。
2回戦脇町戦。主将・三将・五将から七将で臨んだ。相手は,四将・副将・主将・三将・五将となり,高橋以外はすべて上の将順となった。自分のペースを早くつかみ勝つことが重要である。試合中盤早々に山本が24枚差,高橋が23枚差で勝ち,上々の立ち上がりを見せ,続いて松本が19枚差,河野が18枚差,終盤に鳥居が4枚差で勝ち,5対0の勝利となった。午後からが正念場となる。
3回戦城南戦。主将から三将,七将・八将で臨んだ。相手は主将・六将・副将・三将・五将となり,将順では不利な戦い。高橋は主将対決に早く決着をつけ,その他の者がそれよりも早く勝負を決めることが求められる。序盤から中盤にかけて河野,松本は相手優勢に試合が進んでいるが,坂口は優位に進めている。山上も優勢だが,高橋は苦戦。五分の戦いで進み,坂口が19枚差で1勝を取る。河野,松本が粘り,高橋で逃げ切りたい。山上が10枚差で勝ち,松本が10枚差で負け,続いて河野が9枚差で負け,終盤逆転で高橋が7枚差で逃げ切る。3対2で辛くも勝利。
4回戦城東戦。主将から三将,六将・八将で臨んだ。相手は主将・四将・三将・副将・五将となり,城南戦に続いて主将対決が明暗を分ける。その他の4人でなんとしても2勝をもぎ取りたい。坂口がリードし,山上と河野がリードをされ中盤戦から最終戦を迎える。河野が16枚差で敗れ,10枚差で坂口が勝ち,山上が敗れる。1対2で迎えた終盤,城東唯一の弐段相手に,これまで良く粘った山本が力尽き6枚差で敗戦。高橋は主将対決を4枚差で勝ちきった。結果2対3の敗戦。
5回戦城北戦。主将・副将・五将・六将・八将で挑んだ。相手は副将・七将・主将・四将・三将となった。四戦全勝の相手に土をつけられるか,城ノ内の意地を見せたい。相手の三将までから1勝,他の二人から2勝することが求められる中,主将相手に鳥居が18枚差,続いて三将相手に坂口が12枚差で敗れ,山本が11枚差で勝ち1対2。山上と高橋が勝てばと思う中,7枚差で山上が敗れ,敗戦。高橋は2枚差で勝ちきった。結果,優勝城北・準優勝城東,本校は昨年に引き続き第3位となった。
今年の団体戦は,城東,城南,城北とどう戦うかであったが,3校ともに接戦となった。本校はメンバー交代もうまくいき,交代で休みをとりながら進めることができた。また,5連戦の高橋は,5戦全勝し,本当に頭が下がる思いだ。城南には勝ちはしたものの,3年生が出ていればどうなったかわからない。城東と城北には,力の差はあるものの2対3と苦しめることができた。来年は5人での戦いとなる。それぞれが力をつけ,安定した取りができることと連戦で疲弊しない体力を養うことが求められる。6年生の5人はこの6年間部活動を継続し,県団体戦優勝を目指してよく頑張ってくれた。この姿を後輩は忘れないでほしい。
第28回小倉百人一首かるた四国地区大会の結果
6月10日に鳴門市の大塚スポーツパーク アミノバリューホールで第28回全国高等学校文化連盟小倉百人一首かるた四国地区大会が開催された。徳島県チームは,城東高校,城南高校,城北高校と本校6年生の高橋が三将,5年生の山本が八将で参加した。この大会で優勝すると3月に東京で開催される全国グランプリの出場権を得ることができる。抽選の結果,高知県,香川県,愛媛県の順で対戦することとなった。
第1試合高知県戦。本県は主将・副将・三将高橋・七将・八将山本で臨んだ。対戦相手は,それぞれ主将・六将・七将・四将・三将と当たることとなった。序盤から中盤にかけて本県が優勢で試合を進め,三将高橋が22枚差で早々に1勝目をあげた。続いて副将が16枚差,主将が14枚差,七将が10枚差で続いた。八将山本は中盤までリードしていたが,終盤じわじわと迫られ,最終盤のお手つきもあり3枚差の敗戦となった。初戦は4対1の結果なった。今年の高知は土佐高校7名で参加していたが,年々個々のレベルが上がっていることを感じさせられた一戦であった。愛媛県対香川県は,4対1という結果であった。
第2試合香川県戦。ここで勝たなければ,優勝が難しくなる。本県は三将高橋を除いた主将から六将で臨んだ。相手はそれぞれ六将・三将・副将・四将・七将となり,昇順の上では四将と五将以外は下の相手と当たることとなった。序盤は徳島県優勢で試合が運んでいる中,三将相手に副将が苦戦している。中盤になり主将が22枚差で1勝目。副将はイーブンに持ち直しているが,今度は五将が苦戦している。中盤から終盤にかけて副将が自分のペースに持ってこれるかと思ったが,再びリードを許す。五将も苦戦が続く中,四将と六将で勝ちきれるか。11枚差で副将が敗れ,四将が10枚差で勝利。ここで2対1。六将が後1枚となるが,五将が6枚差で負け,2対2の同点。その後六将が5枚差で勝ち,3対2で逃げ切った。高知県対愛媛県戦は1対4で愛媛県の勝利となった。2勝同士で徳島県と愛媛県の優勝をかけた3回戦となった。
3回戦,本県は主将から五将で臨んだ。それぞれ主将・三将・副将・四将・七将と当たることとなった。序盤から徳島県は苦しい戦い。特に主将と副将が苦戦している。その中でも三将高橋は善戦。高橋が勝って,四将と五将がそれに続くかが鍵となる。中盤戦,主将と副将が17枚差で敗れ追い詰められる。続いて中盤以降引き離された五将が15枚差で敗れ敗戦。三将高橋と四将は意地を見せられるか。四将が徐々にペースをつかみ6枚差で勝利。最後に三将高橋が3枚差で勝ち,惜しくも2対3での敗戦。高知県と香川県の対戦は3対2で高知県が勝利した。結果は優勝愛媛県,準優勝徳島県,第三位高知県,第四位香川県となった。昨年度もそうであったが四国四県の実力差がそれほどないことを感じさせられた大会であった。
全国総文祭小倉百人一首かるた最終予選の結果
令和5年5月27日(土)に第47回全国高等学校総合文化祭小倉百人一首かるた部門県代表選手選考大会が城東高校で開催され,本校から7名が参加した。参加者は全体で42名であり,8名の県代表最後の3名が決定する。
1回戦は6年森次のみの出場となった。相手優位に試合が進んだが,最後に逆転して4枚差での勝利となった。2回戦は全員が出場した。今回唯一の弐段相手となった6年鳥居が,前半は粘ったが中盤から引き離され15枚差で敗れ,森次14枚差,5年松本11枚差,6年河野4枚差で敗れた。4年坂口は優勢に試合を進めていたが,最後逆転され3枚差での敗戦となった。6年山上,5年山本は6枚差での勝利となった。
3回戦はベスト16の戦い。ここからが有段者同士の戦いとなり正念場となる。山上が早々に17枚差で勝ち,山本も5枚差で続いた。4回戦はベスト8の戦いであり,ここで勝てば代表入りが見えてくる。山本は終始優勢で12枚差で勝利した。山上は鳥居を破った弐段相手となった。引き離せそうで引き離せない試合となったが,最後粘りきって2枚差で勝利した。
5回戦,ここで勝てば代表入りが決定する。しかし,前の試合で力を使い切ったのか,山上が14枚差で敗れた。山本は序盤から優位に試合を進めていたかに見えたが,最後は相手に逆転され3枚差での敗戦となった。6回戦は同校対決の3位決定戦。結果は7枚差で山本が勝ち,第3位山本,第4位山上となり,山本は県チーム八将となった。同時に行われていた強化の部では6年高橋が準優勝し,県チーム三将となった。
今大会は2回戦でほとんどの者が敗れてしまい,残念ではあったが,ベスト4に残った山本,山上が健闘したこと。負けてしまったほとんどの者も,その後練習をするなど,2週間後に迎える県選手権大会に繋がる大会となった。選手権大会ではさらに厳しい戦いとなるが,今後も練習に励み,持てる力をすべて出し切ってほしい。