百人一首部

百人一首部 活動の様子

花丸 全国総文祭小倉百人一首かるた部門鹿児島大会の結果

 第47回全国高等学校総合文化祭小倉百人一首かるた部門が8月2日から8月4日の間,鹿児島県の西原商会アリーナで開催された。ほぼコロナ以前のルールで行われたが,序歌の際と勝ち数の報告時以外の試合中の「声かけ」は原則禁止で行われた。今大会は3日に47都道府県が13ブロックに別れて予選リーグを行い,1位13チームと2位3チームが4日の決勝トーナメントに進むことができる。本県チームは主将城北高校3年,副将城南高校3年,三将本校6年高橋,四将城北高校2年,五将城南高校3年,六将城東高校3年,七将城東高校2年,八将本校5年山本が出場した。抽選の結果,本県はMブロックで1回戦長崎県,2回戦兵庫県,3回戦交流戦(佐賀県・三重県・静岡県・福岡県)となった。交流戦は厳しい戦いが予想されるため,何としてもブロック1位で通過しなければならない。初日の晩,作戦を練り明日に備えた。
 1回戦は,主将から四将と六将で臨んだ。決勝トーナメントを目指すには1・2回戦ともに落とすことはできない。対戦は主将が三将,副将は六将,三将高橋は五将,四将は副将,六将は主将となった。初戦を勝たなければ決勝トーナメント進出はない。ただ相手も同じ考えである。試合は,序盤から副将がリードするなか,徐々に本県が優勢となる展開となった。その中でも,本校高橋は自分のペースを掴めず相手の素早い取りに苦戦を強いられている。終盤にさしかかる所で,副将が14枚差で勝ち,中盤から調子を上げてきた城北の主将・四将がそれぞれ8枚差・7枚差で勝ち本県の勝利,勝ち点1の獲得となった。城東の六将は相手主将に5枚差で勝ち,三将高橋は調子を取り戻せず5枚差で敗れた。結果4対1の勝利となり,高橋が負けたことはチームにとっては痛かったが,その負けを六将が取り返し本県チームにとっては最高の結果となった。
 2回戦は,兵庫県戦。東京総文祭では1対4で力負けをした相手である。本県は主将から五将で挑んだ。格上相手に戦うには僅差の接戦に持ち込むことが大切である。主将が副将,副将が六将,三将高橋が五将,四将が三将,五将が主将と対戦することとなった。副将と三将が勝ち,主将と四将で三つ目の勝ちをあげたい。序盤は副将と三将高橋が良いスタートを切ったが,あとの三人は押され気味で全体的には兵庫県が優勢で進んだ。こうなることは予想されていたが,あとはどれだけ粘って接戦に持ち込むことができるかである。本県は苦しいながらも粘り強く戦いを続けている。試合が動いたのは中盤,ついに五将が20枚差で敗れたところである。本県の選手に動揺はなかったが,これで相手チームの選手の勢いが出た。数枚の間,相手優勢に試合が運び,最終的にはこれが後に響いた。粘りきれず主将が7枚差で敗れ,健闘した四将も4枚差で敗れ,敗戦となった。副将は3枚差で勝ったが,三将高橋は運命戦での敗戦となった。結果,1対4で2年連続兵庫県に敗れることとなった。
 3回戦は交流戦のため,勝ち点にはならないが勝ち数はカウントされる。ブロック2位で予選通過するためには少なくとも勝ち数10以上が必要になる。本県は現在勝ち点1,勝ち数5であり,予選通過のためには5人とも勝たなければならない。主将から三将,七将,八将で臨んだ。相手はそれぞれ,主将が佐賀県主将,副将が佐賀県七将,三将が佐賀県副将,七将が福岡県三将,八将山本が福岡県六将となった。ベスト8常連の福岡県,佐賀県の主将・副将との対戦となり,本県にとっては厳しい戦いになることが予想された。結果は主将が21枚差,副将が9枚差,三将高橋が6枚差,七将が12枚差,八将山本が5枚差での敗戦となった。
 今年は3チームで対戦するブロックに入ったが,長崎県,兵庫県とも力の差はあまり感じられなかった。それは本県チームがやらなければいけないことをほぼできたからである。1位の兵庫県は試合の運び方がうまく,その差で本県は予選通過を逃した。個人として昇段・昇級することも大切であるが,試合の展開をよみ,チームとして試合運びをうまくすることが本県の課題であることが分かった大会であった。ただ今年のチームはやるべきことをやり負けても悔いのない戦いを見せてくれた素晴らしいチームであった。

花丸 県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会結果

 6月11日に城東高校の柔道場で第十八回徳島県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会が開催された。この大会は7月に近江神宮で行われる全国選手権大会の予選を兼ねており,優勝校が選出される大会である。全ての高校のかるた部員は,この大会のために練習に励んでいる。城東・城南・城北・徳島北・脇町と本校の6校が参加した。試合は5人の団体戦で3勝以上したチームが勝ちとなる。抽選の結果,1回戦徳島北,2回戦脇町,3回戦城南,4回戦城東,5回戦城北との対戦となった。城東,城北と最後に当たる対戦順は,モチベーションを保つためにも本校にとって良い結果となった。本校は主将高橋,副将山上,三将河野,四将森次,五将鳥居,六将山本,七将松本,八将坂口である。
 1回戦徳島北戦。主将から五将の6年生5人で臨んだ。それぞれ相手は,副将・七将・主将・六将・五将となった。序盤から優勢に試合を進め,まず高橋が20枚差,山上が14枚差,河野が11枚差で勝ち,続いて森次が9枚差,鳥居が4枚差で勝ち,5対0での勝利となった。
 2回戦脇町戦。主将・三将・五将から七将で臨んだ。相手は,四将・副将・主将・三将・五将となり,高橋以外はすべて上の将順となった。自分のペースを早くつかみ勝つことが重要である。試合中盤早々に山本が24枚差,高橋が23枚差で勝ち,上々の立ち上がりを見せ,続いて松本が19枚差,河野が18枚差,終盤に鳥居が4枚差で勝ち,5対0の勝利となった。午後からが正念場となる。
 3回戦城南戦。主将から三将,七将・八将で臨んだ。相手は主将・六将・副将・三将・五将となり,将順では不利な戦い。高橋は主将対決に早く決着をつけ,その他の者がそれよりも早く勝負を決めることが求められる。序盤から中盤にかけて河野,松本は相手優勢に試合が進んでいるが,坂口は優位に進めている。山上も優勢だが,高橋は苦戦。五分の戦いで進み,坂口が19枚差で1勝を取る。河野,松本が粘り,高橋で逃げ切りたい。山上が10枚差で勝ち,松本が10枚差で負け,続いて河野が9枚差で負け,終盤逆転で高橋が7枚差で逃げ切る。3対2で辛くも勝利。
 4回戦城東戦。主将から三将,六将・八将で臨んだ。相手は主将・四将・三将・副将・五将となり,城南戦に続いて主将対決が明暗を分ける。その他の4人でなんとしても2勝をもぎ取りたい。坂口がリードし,山上と河野がリードをされ中盤戦から最終戦を迎える。河野が16枚差で敗れ,10枚差で坂口が勝ち,山上が敗れる。1対2で迎えた終盤,城東唯一の弐段相手に,これまで良く粘った山本が力尽き6枚差で敗戦。高橋は主将対決を4枚差で勝ちきった。結果2対3の敗戦。
 5回戦城北戦。主将・副将・五将・六将・八将で挑んだ。相手は副将・七将・主将・四将・三将となった。四戦全勝の相手に土をつけられるか,城ノ内の意地を見せたい。相手の三将までから1勝,他の二人から2勝することが求められる中,主将相手に鳥居が18枚差,続いて三将相手に坂口が12枚差で敗れ,山本が11枚差で勝ち1対2。山上と高橋が勝てばと思う中,7枚差で山上が敗れ,敗戦。高橋は2枚差で勝ちきった。結果,優勝城北・準優勝城東,本校は昨年に引き続き第3位となった。
 今年の団体戦は,城東,城南,城北とどう戦うかであったが,3校ともに接戦となった。本校はメンバー交代もうまくいき,交代で休みをとりながら進めることができた。また,5連戦の高橋は,5戦全勝し,本当に頭が下がる思いだ。城南には勝ちはしたものの,3年生が出ていればどうなったかわからない。城東と城北には,力の差はあるものの2対3と苦しめることができた。来年は5人での戦いとなる。それぞれが力をつけ,安定した取りができることと連戦で疲弊しない体力を養うことが求められる。6年生の5人はこの6年間部活動を継続し,県団体戦優勝を目指してよく頑張ってくれた。この姿を後輩は忘れないでほしい。

 

花丸 第28回小倉百人一首かるた四国地区大会の結果

 6月10日に鳴門市の大塚スポーツパーク アミノバリューホールで第28回全国高等学校文化連盟小倉百人一首かるた四国地区大会が開催された。徳島県チームは,城東高校,城南高校,城北高校と本校6年生の高橋が三将,5年生の山本が八将で参加した。この大会で優勝すると3月に東京で開催される全国グランプリの出場権を得ることができる。抽選の結果,高知県,香川県,愛媛県の順で対戦することとなった。
 第1試合高知県戦。本県は主将・副将・三将高橋・七将・八将山本で臨んだ。対戦相手は,それぞれ主将・六将・七将・四将・三将と当たることとなった。序盤から中盤にかけて本県が優勢で試合を進め,三将高橋が22枚差で早々に1勝目をあげた。続いて副将が16枚差,主将が14枚差,七将が10枚差で続いた。八将山本は中盤までリードしていたが,終盤じわじわと迫られ,最終盤のお手つきもあり3枚差の敗戦となった。初戦は4対1の結果なった。今年の高知は土佐高校7名で参加していたが,年々個々のレベルが上がっていることを感じさせられた一戦であった。愛媛県対香川県は,4対1という結果であった。
 第2試合香川県戦。ここで勝たなければ,優勝が難しくなる。本県は三将高橋を除いた主将から六将で臨んだ。相手はそれぞれ六将・三将・副将・四将・七将となり,昇順の上では四将と五将以外は下の相手と当たることとなった。序盤は徳島県優勢で試合が運んでいる中,三将相手に副将が苦戦している。中盤になり主将が22枚差で1勝目。副将はイーブンに持ち直しているが,今度は五将が苦戦している。中盤から終盤にかけて副将が自分のペースに持ってこれるかと思ったが,再びリードを許す。五将も苦戦が続く中,四将と六将で勝ちきれるか。11枚差で副将が敗れ,四将が10枚差で勝利。ここで2対1。六将が後1枚となるが,五将が6枚差で負け,2対2の同点。その後六将が5枚差で勝ち,3対2で逃げ切った。高知県対愛媛県戦は1対4で愛媛県の勝利となった。2勝同士で徳島県と愛媛県の優勝をかけた3回戦となった。
 3回戦,本県は主将から五将で臨んだ。それぞれ主将・三将・副将・四将・七将と当たることとなった。序盤から徳島県は苦しい戦い。特に主将と副将が苦戦している。その中でも三将高橋は善戦。高橋が勝って,四将と五将がそれに続くかが鍵となる。中盤戦,主将と副将が17枚差で敗れ追い詰められる。続いて中盤以降引き離された五将が15枚差で敗れ敗戦。三将高橋と四将は意地を見せられるか。四将が徐々にペースをつかみ6枚差で勝利。最後に三将高橋が3枚差で勝ち,惜しくも2対3での敗戦。高知県と香川県の対戦は3対2で高知県が勝利した。結果は優勝愛媛県,準優勝徳島県,第三位高知県,第四位香川県となった。昨年度もそうであったが四国四県の実力差がそれほどないことを感じさせられた大会であった。

 

 

花丸 全国総文祭小倉百人一首かるた最終予選の結果

 令和5年5月27日(土)に第47回全国高等学校総合文化祭小倉百人一首かるた部門県代表選手選考大会が城東高校で開催され,本校から7名が参加した。参加者は全体で42名であり,8名の県代表最後の3名が決定する。

 1回戦は6年森次のみの出場となった。相手優位に試合が進んだが,最後に逆転して4枚差での勝利となった。2回戦は全員が出場した。今回唯一の弐段相手となった6年鳥居が,前半は粘ったが中盤から引き離され15枚差で敗れ,森次14枚差,5年松本11枚差,6年河野4枚差で敗れた。4年坂口は優勢に試合を進めていたが,最後逆転され3枚差での敗戦となった。6年山上,5年山本は6枚差での勝利となった。

 3回戦はベスト16の戦い。ここからが有段者同士の戦いとなり正念場となる。山上が早々に17枚差で勝ち,山本も5枚差で続いた。4回戦はベスト8の戦いであり,ここで勝てば代表入りが見えてくる。山本は終始優勢で12枚差で勝利した。山上は鳥居を破った弐段相手となった。引き離せそうで引き離せない試合となったが,最後粘りきって2枚差で勝利した。

 5回戦,ここで勝てば代表入りが決定する。しかし,前の試合で力を使い切ったのか,山上が14枚差で敗れた。山本は序盤から優位に試合を進めていたかに見えたが,最後は相手に逆転され3枚差での敗戦となった。6回戦は同校対決の3位決定戦。結果は7枚差で山本が勝ち,第3位山本,第4位山上となり,山本は県チーム八将となった。同時に行われていた強化の部では6年高橋が準優勝し,県チーム三将となった。

 今大会は2回戦でほとんどの者が敗れてしまい,残念ではあったが,ベスト4に残った山本,山上が健闘したこと。負けてしまったほとんどの者も,その後練習をするなど,2週間後に迎える県選手権大会に繋がる大会となった。選手権大会ではさらに厳しい戦いとなるが,今後も練習に励み,持てる力をすべて出し切ってほしい。

花丸 百人一首部 ゴジカル!に出演

1月17日(火),四国放送の「ゴジカル!ブカツの星」に出演させていただきました。生放送ということで緊張しましたが,貴重な体験ができました。これからも部員一同,日々の練習に励み、レベルアップしていきたいと思います。四国放送の戸谷光アナウンサーを始め,番組スタッフの皆様ありがとうございました。

お祝い 県中文祭百人一首競技かるた大会結果

 11月12日(土)に第6回徳島県中学生小倉百人一首競技かるた大会が,あわぎんホールで開催されました。県内の中学生28名が参加し,トーナメント形式で5回戦が行われました。

 本校からは,1年生8名,2年生2名,3年生4名が参加しました。結果は,次の通りです。1年生が健闘してくれました。これからも日々の練習を頑張ってきたいと思います。応援よろしくお願いします。

 

優 勝 古川 ひまわり(1年生)

準優勝 岡  千景  (1年生)

第3位 岡本 大河  (1年生) 井原 もも(1年生)

 

花丸 県高文祭小倉百人一首かるた部門結果

 第41回県高等学校総合文化祭小倉百人一首部門が,10月29日(土)・30日(日)にあわぎんホールで開催された。この大会は来年度に行われる全国総合文化祭・鹿児島大会の予選も兼ねており,上位3名が県代表に選出される。全52名が参加し,トーナメントの6回戦行われた。本校からは,4年松本,山本,5年高橋,河野,鳥居,森次,山上の7名が参加した。
 初日は3回戦までが行われ,ベスト8が二日目に3回戦を行い順位を決定する。1回戦は,抽選で松本,山本,鳥居,森次が出場し,残りの3名は不戦勝となった。結果は,森次が13枚差,鳥居が8枚差で敗れ,山本が8枚差,松本が3枚差で勝ち上がった。2回戦は,不戦勝の3名と4年の2名が出場した。山上が20枚差,高橋が19枚差で勝ち,松本が12枚差で城東主将に敗れ,河野11枚差,山本は運命戦で勝ち上がった。初日最後の3回戦は山本,高橋,河野,山上の4名が出場した。勝てば明日のベスト8に進むことができる。一つの目標となる試合である。高橋が早々に19枚差で勝ち順調なスタートとなった。しかし,河野が城南参段に19枚差で敗れ,山本が13枚差,山上が5枚差で敗れ,結果二日目に残ったのは,主将の高橋のみとなった。
 二日目の4回戦はベスト8の戦い。高橋は,序盤からリードをしているが相手に粘られ我慢比べの状態が続く。最後は突き放して2枚差の苦しい勝利となった。5回戦はベスト4の戦い。ここで勝てば県代表となる。高橋以外はこれまで県代表になったことのある3人である。弐段の高橋は河野が敗れた城南参段との試合となった。序盤からミスが多く,合間に良い取りも入るが終始押され放しである。何とか終盤粘りを見せて7枚差の負けとなった。本日最後は,3位決定戦。5回戦で運命戦を落とした相手に終始リードで試合を進める。危ないところもなく5枚差で勝ちきって3位となった。
 今大会,県代表になった高橋は,全体的にミスも多く,勢いのある素早い自分の取りができなかった。結果に満足せず,研鑽を積んでチームをリードする存在となってほしい。また,他の6人もどのような相手にも負けず,自分の取りを試合で出せるよう練習に励み,早く高橋に続く存在となってほしい。あと約半年で団体戦となる。負けない城ノ内のチーム作りが急務である。

花丸 全国総文祭小倉百人一首かるた部門東京大会の結果

 コロナ禍で開催が危ぶまれたが,第46回全国高等学校総合文化祭小倉百人一首かるた部門が7月31日から8月2日の間,東京の墨田区総合体育館で無事開催された。昨年の和歌山大会は3名での団体戦であったが,今年はこれまでの5名での団体戦となった。ただ声援やかけ声など,団体戦で行われる声を出す行為は禁止されている。徳島県チームは,城東高校3名,城南高校1名,城北高校1名と本校6年生の陶久,瀬山,谷居の3名が六将,七将,八将で参加した。予選はリーグ戦3回戦を行い,決勝は16チームによるトーナメント戦である。開会式後抽選が行われ,明日の対戦は,1回戦兵庫県,2回戦群馬県,3回戦長野県となった。どの県も手強く簡単に勝てる相手ではない。特に群馬県は優勝も狙えるチームである。初日の晩,作戦を練り明日に備えた。
 1回戦は,主将から五将で臨んだ。初戦は勝って勢いに乗りたい。ただ相手も同じ考えである。対戦は主将対決,副将は三将,三将は四将,四将は副将,五将対決となった。ほぼ互角の戦いで,主将から三将が鍵を握る対戦となった。試合は,徐々に兵庫県が優位になる展開となった。終盤にさしかかる所で,主将が12枚差で敗れ,続いて副将が10枚差で敗れた。追い詰められた所で三将が7枚差で敗れ,敗戦となった。少しでも勝ち数を取っておきたいと思う中,四将と五将が健闘していたが,五将が2枚差で敗れ,四将は運命戦の末,勝利した。結果1対4の敗戦であったが,四将の健闘で全敗は免れた。
 2回戦は,群馬県戦。三将を休ませ,七将瀬山で挑んだ。格上相手にどのような対戦ができるか楽しみである。主将が三将,副将が七将,四将が主将,五将が副将,七将瀬山が六将対決となった。序盤から群馬県優位の試合となった。その中でも瀬山が自分の持ち味を活かし,攻撃の手を緩めない。お手つきの数も普段より少なく好調さが見てとれる。中盤から試合が動き,主将21枚差,四将17枚差,副将と五将が15枚差で敗れた。瀬山はそのまま自分のペースを貫き10枚差で勝ちきった。結果1対4の敗戦となった。
 3回戦は,主将から三将,六将陶久,八将谷居で臨んだ。相手は主将が七将,副将が四将,三将が五将,六将陶久が主将,八将谷居が六将となり,今回も主将から三将が勝負の鍵を握る対戦となった。ほぼ互角の戦いで始まり,中盤を過ぎてやや長野県が優位と見られた。主将相手となった陶久は粘りが求められる試合であるが,自分の取りをしながら懸命に耐えている。一方谷居は無駄な動きも少なく着実に取りを重ねていた。終盤にさしかかる所で,谷居が13枚差で勝ち,陶久は12枚差で敗れた。1対1となったが,苦しいところで3人は粘っている。主将も相手が後1枚というところで粘ったが,7枚差で敗れた。追い詰められた所,副将も主将同様粘ったが耐えきれず4枚差で敗れ,三将が2枚差で勝ちきった。2対3の敗戦となり,勝ち点0のリーグ4位で終えた。1位は勝ち点3の群馬県,2位は勝ち点2で長野県,3位は勝ち点1の兵庫県となった。
 本県チームは長野県,兵庫県とは互角に戦える力であったが,初戦を落としたことで,残りの試合に影響を与え,4位という結果になってしまった。また,選手の調子の波が大きく,調子の悪いときにどれだけ安定した力を出せるかが重要であると感じさせられた。県チームが全国で勝つためには,常に自分の取りが安定してできる選手を今後育成していく必要があると実感させられた大会であった。

花丸 小倉百人一首かるた県高校選手権大会結果

 6月12日に城東高校の柔道場で第十七回徳島県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会が開催された。この大会は7月に近江神宮で行われる全国選手権大会の予選を兼ねており,優勝校が代表として選出される大会である。全ての高校のかるた部員は,この大会のために練習に励んできたといって過言ではない。城東・城南・城北・徳島北・鳴門・脇町と本校の7校が参加した。試合は5人の団体戦で3勝以上したチームが勝ちとなる。予選はAブロック4チーム,Bブロック3チームの総当たり戦で,その後それぞれのブロックの1位と2位のクロス戦が行われ,勝ったチームが決勝戦を行う。本校は,Aブロック城東・城南・脇町と同じグループとなり,Bブロックは城北・徳島北・鳴門となった。本校は,主将谷居,副将陶久,三将瀬山,四将高橋,五将河野,六将山上,七将森次,八将山本である。
 1回戦城東戦。早速優勝候補との戦いとなった。序盤からこちらのペースにもっていくことで優位に試合を運びたい。主将から四将,六将という布陣で臨んだ。それぞれ相手は,三将・五将・四将・副将・主将となり,本校に良い当たりとなった。四将までの4人のうち3勝を取りたいと思いながら試合が開始された。序盤から全体的に押され気味であり,なんとか粘るが,終盤にさしかかろうとする時,谷居が11枚差,山上も粘りに粘ったが10枚差で敗れ,陶久が10枚差で勝ち,1対2と試合が動いた。追い詰められたところで,高橋が8枚差で敗れ敗戦。瀬山も序盤から自分のペースに持って行けず5枚差の敗戦となった。
 2回戦城南戦。敗戦のショックを引きずってはいけない一戦。主将から五将で臨み,相手はそれぞれ順に副将・五将・四将・三将・主将となった。6年3人に勝ってほしい一戦であったが,瀬山が16枚差で敗戦。10枚差で陶久が勝ち,河野が負け,1対2で追い詰められた。終盤このままもつれるかというところで,6枚差高橋,5枚差谷居が勝ち,逆転の3対2で望みを残した。
 3回戦脇町戦。主将・三将・四将・六将・八将で臨み,五将・主将・四将・三将・副将との対戦となった。中盤に山上21枚差,谷居20枚差で勝ち,続いて高橋14枚差,瀬山10枚差で勝った。山本は運命戦までもつれ込んだが,勝利。5対0の完勝となった。結果,Aグループ2位通過で次はBグループの1位との対戦。
 城北戦。ここで勝って決勝で再度城東と戦いたいと思いながら,主将から五将で挑んだ。当たりは,四将・主将・五将・三将・副将となった。6年3人で2勝,5年2人で1勝とれればと思う中試合が始まった。谷居と河野が押され気味で,13枚差で河野,10枚差で谷居が敗れた。後3人が勝たなければという状況に追い込まれた。しかし7枚差のところで高橋は勝ったが,陶久が負け,敗戦が決定した。瀬山は3枚差で勝ったが,2対3という結果に終わった。
 3位決定戦徳島北戦。主将から三将,七将・八将で臨んだ。対戦はそれぞれ八将・五将・主将・副将・四将となった。敗戦のショックはあるが,頑張ってほしいと思う中,谷居が19枚差で勝ち。その他の4人は接戦となっている。10枚を切った時点で勝負はつかず,先ず山本が8枚差,森次が7枚差で敗れた。続いて瀬山が6枚差,陶久が5枚差で勝ち,3対2で3位が確定した。最後の力を振り絞って取った3位となった。
 今年の団体戦は,城東,城北とどう戦うかであったが,2校に対して,ともに負けてしまった。力の差はある程度詰めることができたが,層の厚さや対戦の当たりによっての結果であろう。6年生の3人はこの3年間,特にこの3ヶ月間は団体戦優勝を目指してよく頑張ってくれた。この姿を後輩は忘れないでほしい。来年はもっと厳しい戦いが予想される。

花丸 小倉百人一首かるた四国地区大会結果

 6月11日に香川県高松市興正寺別院で第27回全国高等学校文化連盟小倉百人一首かるた四国地区大会が開催された。徳島県チームは,城東高校,城南高校,城北高校と本校6年生の陶久,瀬山,谷居の3名が六将,七将,八将で参加した。この大会で優勝すると3月に東京で開催される全国グランプリの出場権を得ることができる。抽選の結果,高知県,愛媛県,香川県の順で対戦することとなった。
 第1試合高知県戦。本県は主将・副将・四将・七将瀬山・八将谷居で臨んだ。対戦相手は,それぞれ八将・五将・七将・主将・副将と当たることとなった。序盤から中盤にかけては本県がやや優勢であるが,初戦ということもあるのか,試合が動かないまま終盤になろうとしていた。そこで主将が18枚差で1勝目を手にした。それでもなかなか後が続かない中,七将瀬山が11枚差で勝ち,四将が9枚差,八将谷居が7枚差で後に続いた。最後副将は,相手に粘られ運命戦となったが勝ちきり,5対0と幸先の良い初戦となった。ただ例年の高知とは違い格段に個々のレベルが上がっていることを感じさせられた一戦であった。愛媛県対香川県は,4対1という結果であった。
 第2試合愛媛県戦。ここで勝たなければ,優勝が難しくなる。本県は主将から五将で臨んだ。相手はそれぞれ主将・三将・六将・五将・八将となり,主将対決以外は,昇順が下の相手と当たることになった。愛媛県優勢で試合が運んだ。粘ろうとはしているが,力が及ばない。そのような中,15枚差で主将と三将が敗れ,続いて四将が12枚差で敗れた。副将も7枚差で敗れたが,五将が意地を見せ5枚差で勝ち,結果1対4の敗戦となった。高知県対香川県は,終盤熱戦の末,3対2で高知県が勝利した。
 第3試合は香川県戦。ここで勝っても愛媛県が敗れないと優勝はない。本県は主将・副将・三将・六将陶久・八将谷居で臨んだ。それぞれ四将・副将・六将・三将・主将と当たることとなった。香川県の主将と副将は今大会唯一の三段である。先ず試合が動いたのは,主将が18枚差で勝ち1勝目。続いて14枚差で相手の主将と副将に当たった副将と八将谷居が敗れ,六将陶久が勝ち,2対2のイーブンとなった。終盤三将が8枚差で勝ち,3対2で勝利となった。愛媛県と高知県は5対0で愛媛県が勝ち,優勝愛媛県,準優勝徳島県,第三位高知県,第四位香川県となった。四国四県の実力差がそれほどないことを感じさせられた大会であった。