百人一首部

2021年7月の記事一覧

花丸 県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会結果

 第16回徳島県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会が6月13日(日)に城東高校柔道場で開催された。この大会は7月に近江神宮で行われる全国大会への切符をかけた大会である。出場校は,城東,城南,城北,徳島北,鳴門,脇町と本校の7校であった。5名の団体戦で3勝したチームが勝利となる。まずは7校をAブロック(4チーム)とBブロック(3チーム)に分け,リーグ戦を行い,それぞれの1位と2位が決勝トーナメントへ進出し,1回戦は1位と2位同士が戦い,勝ち上がったチームで決勝戦を行う。抽選の結果,本校は城東,脇町とともにBブロックとなった。本校メンバーは,主将宮本,副将多田,三将陶久,四将加藤,五将三原,六将谷居,七将瀬山,八将髙橋で臨んだ。

 Bブロック1回戦は,本校休みで城東と脇町の戦い。両校互角の戦いで最後は主将対決となり,3対2で脇町の勝利。2回戦は城東戦。リーグ戦最大の正念場で主将から五将で挑んだ。まず主将の宮本が19枚差で勝ち,相手副将を五将の三原が13枚差で破った。残り3人が接戦。最終盤,残り2枚で陶久,加藤が勝ち,4対0。運命戦で多田も相手主将を破り,結果全勝で終わった。3回戦は脇町戦。1勝同士の戦いで勝てばブロック1位となる。主将から四将,七将で挑んだ。結果加藤20枚差,宮本,多田13枚差で勝負を決めた。陶久は5枚差で勝ち,瀬山は10枚差で敗れ,4対1の対戦結果となった。

 リーグ戦の戦績 Aブロック1位城北,2位城南,Bブロック1位城ノ内,2位脇町

 決勝トーナメント最初の城南戦,主将,副将,五将,七将,八将で臨んだ。早々に瀬山が24枚差,多田が21枚差,宮本が20枚差で勝ち,続いて髙橋16枚差,三原11枚差で勝ち,全勝で決勝へ進んだ。

 決勝の相手は全勝で脇町を破った城北との戦いとなった。昨年度は大会が中止であったため,一昨年度の決勝と同じ戦いである。ちなみに前回は運命戦の末3対2で敗れた。主将から五将のメンバーで臨んだ。前半戦から押され気味の勝負が続いた。まず決着がついたのが,12枚差で宮本が勝ち,陶久が敗れた。陶久の相手は三段の格上で,手を痛めての試合であった。後の三人は一進一退を続け,終盤まで互角。加藤が副将相手に3枚差で敗れ,追い詰められた。三原は前半のリードを次第に追い詰められたがなんとか2枚差で勝利。勝負の決着は相手主将と多田との運命戦となった。読まれたのは相手陣であった。多田は前半リードされていたがよく運命戦まで持ち込んだ,素晴らしい追い上げであった。結果は2年前と同じになったが,今年のチームは今年の精一杯の戦いを見せてくれた。今年の団体メンバーは高校2年生3名と1年生1名が入っている。先輩達の戦う姿を見た後輩達が来年こそは全国への切符を摑んでくれるだろう。