百人一首部 紹介
近江神宮をめざして
本校百人一首部は,創部10年(+同好会4年)を迎え,最初は数人であった部員も現在では26名になった。高校生は平日毎日(土・日・祝日は不定期),前期生は木曜日を除く平日に試合形式で練習を行っている。これまで全国選手権大会(近江神宮)に4回出場した先輩たちに負けないようメンバー全員で昇級・昇段できるよう練習に励んでいる。
百人一首部 活動の様子
県高文祭小倉百人一首かるた部門結果(第3位県代表入り)
第43回県高等学校総合文化祭小倉百人一首部門が,11月3日(日)・4日(月)に城東高校・柔道場で開催された。この大会は来年度に行われる全国総合文化祭・香川大会の予選も兼ねており,上位3名が県代表に選出される。全55名が参加し,トーナメントの6回戦が行われた。本校からは,4年陶久,中山,5年麻植,坂口の4名が参加した。
初日は3回戦までが行われ,ベスト8が二日目に3回戦を行い順位を決定する。1回戦は,抽選で陶久,中山,麻植が出場し,坂口は不戦勝となった。結果は,陶久が19枚差,中山が24枚差,麻植が11枚差で勝ち上がった。2回戦は,中山が4枚差,坂口が5枚差で勝ち,陶久が今大会4位相手に17枚差,麻植が今大会優勝相手に14枚差で敗れた。初日最後の3回戦は中山,坂口の2名。勝てば明日のベスト8に進むことができる。一つの目標となる試合である。中山が同じ弐段相手に安定した取りで10枚差で勝ち上がった。一方,坂口は序盤から優位に試合を進めていたが,終盤で追いつかれ最後は3枚差の逆転負けとなった。結果二日目に残ったのは,中山のみとなった。
二日目の4回戦はベスト8の戦い。他校は全員2年生で中山が唯一の高校1年生となった。4回戦は城東高校の弐段相手となった。中山は,序盤からリードをしているが相手に粘られ我慢比べの状態が続く。ただ最後まで粘りきって3枚差の苦しい戦いであったが勝利となった。5回戦はベスト4の戦い。ここで勝てば県代表決定となる。またもや城東高校の弐段相手となった。序盤から相手に攻められ苦しい戦いが続く。なかなか自分のペースがつかめなかったが,なんとか粘り終盤まで,追いつけそうで追いつけない。結果,5枚差での敗戦となった。6回戦は三位決定戦。またもや,城東高校の弐段相手となった。一進一退が続くが,序盤から終盤までやや優勢に試合を進める。相手に追いつかせず,冷静に自分の取らなければならない札を取っていく。しかし最後の最後で追いつかれ運命戦にもつれ込む。なんとか自陣が出て1枚差の勝利となった。
今大会,県代表になった中山は,6戦とも自分を見失うことなく冷静に取るべき札を取ることができた。5回戦では負けてしまったが,どの試合もクリーンな戦いができ城ノ内らしい戦いができた。今後は自陣のキープだけでなく,相手陣へ力強く攻め込んで取りを重ねることができれば更に順位も上がるだろう。次大会以降,代表の他の選手と戦う中で着実に力をつけてほしい。