華道部

華道部 活動の様子

華道部 徳島県産花材を使用した作品展示

 県農林水産部より「第42回徳島県花き展示品評会」で出品された花材をたくさんご提供いただき、華道部で「徳島県産花材を使用した作品展示」を行いました。色とりどりのシンビジウムを中心に、すべて徳島で作られた花材です。

 1本でも存在感があるシンビジウムなどテーブル一杯の立派な花材に、部員たちは手直しもいつも以上の様子でしたが、講師の先生に相談しながら、七人七様の作品に仕上がりました。並べてみると一層華やかで、いつものお稽古とはまた違った楽しさがありました。余った花材はクリスマスのブーツアレンジに仕立てました。

 那賀町相生地区の名産である立派なオモトは講師の先生に生けていただきました。私たちは普段、池坊の3つの様式のうちの「自由花」を習っていますが、オモトは「生花(しょうか)」という様式で、生け方も決まっています。「生花」を間近で見られるよい機会にもなりました。

 作品は本館玄関(事務室前)に展示しています。ぜひご覧いただき、とくしまの花を楽しんでください。
 花材をご提供いただいた関係者の皆様、ありがとうございました。


花材:シンビジウム ガーベラ 葉ボタン 黄金ヒバ ナンテン オモト
(写真にあるポインセチアの鉢植えも今回ご提供いただいたものです)

華道部 11月のお稽古

 11月19日、新しく1名の部員を迎えてお稽古を行いました。

 今月もドラセナの扱い方が課題になりましたが、枝の流れ、葉の量、葉形の活かし方など、丁寧に向き合うことにも慣れてきました。
 また、今月も講師の先生が季節の花材をたくさん提供してくださったので、その中からどう足し算引き算をしていくのかといった意識が必要となり、個性の見せどころにもなったのではないでしょうか。
 5年生は繊細なウインターコスモスをワイヤーを使って見せることにも挑戦しました。

今月の花材:ドラセナ・ドリーミー カーネーション アイリス 小菊(白、赤) ウインターコスモス シペラス

華道部 10月のお稽古

 10月22日、今月のお稽古を行いました。

 私たちは先月9月下旬に「池坊 巡回講座」を受講し、いけばなの基礎やいけばなへの向き合い方を教わったり、講師デモンストレーションではたくさんの作例を拝見することができました。今回は受講後初めてのお稽古となるため、講座で得たことを活かすことを課題に生けました。

 大きなドラセナの扱いが難しかったですが、八重咲きのガーベラとボリュームのあるスプレー菊に加え、講師の先生が提供してくださったコスモスのおかげで華やかさと季節感のある作品に仕上がりました。

 

今月の花材:ドラセナ・コンシンネ ガーベラ スプレー菊 コスモス タマシダ

華道部 城ノ内祭で展示を行いました

 9月8日(日)の城ノ内祭(文化祭)にて、作品をお披露目しました。

 5年生は合作に挑戦しました。小ぶりの花器を6個組み合わせて1つの作品に仕上げた大作です。

花材:グロリオサ、ヒマワリ、ケイトウ、スプレーマム、パンパス、シペラス、モンステラ、タマシダ、ツルウメモドキ

 普段のお稽古ではなかなか扱わない花材の数と取り合わせに苦心しました。
 最初はなかなか思い切って生け始めることができませんでしたが、それもお花に丁寧に向き合うことを忘れなかったからこそ。これまでに習った基本を思い出しながら、2人で協力して仕上げることができました。

 4年生は個人作品を展示しました。今回はいつものお稽古と違い、来場者にさまざまなお花を楽しんでいただくため、全員異なった花材を生けました。

(左上)スプレーマム、オミナエシ、ソケイ
(右上)ヒマワリ、スターチス、アセビ
(左下)マム、へレニウム、ユーカリ
(右下)バラ、ミシマサイコ、銀葉グミ

 見に来てくださった皆様ありがとうございました。

華道部 7月のお稽古

  夏休みを目前に控え、1学期最後のお稽古です。

 今回はシックな色合いでまとまったリーフ、ケイトウ、スターチスに、講師の先生がご自宅で摘んできてくださったアナベルのグリーンが印象的な取り合わせです。

 ブラックリーフはその広い「面」を意識して生けることが大事で、しかしすぐに反ってしまう性質もあるため難しい花材でしたが、これまでに習った葉物の扱いを積極的に活かす姿が見られました。
また、大輪のアナベルをそのまま主役にしたり、小さく分けて繊細な姿を活かしたりと、花材に向き合って自分なりの表現をすることにも慣れてきました。

 8月はお稽古がありませんが、9月の文化祭で展示を行います。ご来場の際はぜひご覧ください。


今月の花材:ブラックリーフ ヤリケイトウ スターチス アナベル

華道部 6月のお稽古

 6月18日、午前中は大雨に見舞われましたが、午後には青空が見え、梅雨晴れのお稽古になりました。
 鮮やかな赤色のグラジオラス、一輪でも存在感のある大輪のマリーゴールドと、夏らしいお花が揃いました。

 いざ生けようとすると難しく感じる取り合わせで、特にマリーゴールドはたくさんある葉をどう整理するかが悩むところですが、皆自信を持って鋏を入れられていました。
 今回は花器選びについてもご指導をいただきました。器も大事な要素です。次回に活かしたいと思います。

 

今月の花材:グラジオラス マリーゴールド ギボウシ

 

華道部 5月のお稽古

 小満の陽気を感じる5月21日、これから夏めいてゆくのを感じながらのお稽古です。
 レモンイエローのヒマワリなどの涼しく軽やかな花材を見ているだけで気持ちが良くなります。

 まっすぐ長く伸びたヒマワリを活かして、自由花の基本の形である「たて・よこ・ななめ」のうち「たて」を意識することを心がけました。
 また、タニワタリのように鋏を入れて調整する必要のある花材の扱い方も学びました。まだ経験の浅い部員が多いため、少しずつ覚えていきます。

 お稽古のあと部員は花材を持ち帰りますが、講師の先生のお手本を事務室前に数日展示しているので、ぜひいっしょに季節を感じてください。

 

今月の花材:ヒマワリ ニゲラ マトリカリア タニワタリ

華道部 4月のお稽古

 新入部員2名を迎え、今年度初めてのお稽古です。

 講師の先生から池坊の歴史や私たちの習う「自由花」の大切な点について改めてお話いただいた後、早速思い思いに生けながらアドバイスをいただきました。
 バラやカーネーションといったなじみのある花でも、一本一本に向き合い、その姿や質感に触れるという経験は新入部員にとって新鮮だったのではないでしょうか。

 さまざまな花が咲き揃い、新緑の広がり始めた今の季節の気持ちよさを感じられる取り合わせとなりました。


今月の花材:バラ スプレーカーネーション タマシダ ナルコユリ

華道部 3月のお稽古

 今月も部員が1名増えました!

 少しずつ、6年の先輩方が卒業してからの寂しさが和らいでゆくようです。

 2本の太い軸のカラーの向きを中心に考えて生け込み開始です。初心者の作品は、横から見ると縦の平面になってしまう傾向があるとのことです。正面からだけではなく、目線をお花に合わせて、少し後ろに引いてみたり、左右から眺めてみると、奥行きの大事さに気づきます。

 華道は「空間の美」でもあるそうです。意識していきたいことが、また1つ増えました。

 

今月の花材 カラー スプレー菊 ツバキ

 

 

 

 

華道部 2月のお稽古

凜としたたたずまいのオクロレウカの扱い方が、今回のテーマです。

縦の線をそのまま生かしてもいいし、針金やテープを用いて曲線として丸くあしらってもいい雰囲気を出してくれます。

大輪のトルコキキョウも淡い色で花を添えます。

今回は器とのバランスも考慮した作品に仕上がりました。

 

今月の花材  オクロレウカ スイートピー トルコキキョウ

 

        

        

華道部 1月のお稽古

 今月は、新しく、2名の部員を迎えてのスタートとなりました。

 基本として、はさみの使い方や、茎枝の切り方、花器の扱い方などをおさらいした後は、自分で花材と向き合う静かな時間です。

 普段の授業や生活とは、また違った頭の使い方をし、花に集中することで、ゆったりとした時間を過ごすのも気分転換になるかもしれません。

 今日はたくさん種類のある「カラテア」の面(葉の部分)の生かし方や空間の使い方について教えていただきました。

 

 今月の花材 カーネーション ヒペリカム カラテア マコヤナ

 

  

 

 

 

 

 

華道部 12月のお稽古

 12月のお稽古は、恒例のクリスマスアレンジです。

 今日は、部活動見学に来ていた3年生にも体験してもらいました。

 講師先生手作りの、レッドとグリーンのクリスマスブーツが花器となります。シルバーや白い小菊がクリスマスカラーのいい引き立て役になりました。事務室前玄関に、しばらくの間、ディスプレイしています。ぜひ、近くでご覧ください!

 

 今月の花材 シルバーアブライト クリスマスホリー ミリオングラタス 小菊

      スプレーカーネーション

 

     

 

 

華道部 11月のお稽古

 今月は、シペラスの扱いについて、ご教授いただきました。

 そのまま、何枚にも分かれた葉を使ってもいいし、間引いたり、斜めにカットしたりと表情をかえる方法を学びました。華道は、空間の美しさを表現する楽しみがあります。ボリュームの位置をどこに持ってくるかにも、生ける人の個性が表れるようです。

 今月の花材  シペラス ソリダコ ケイトウ リンドウ

 

      

華道部 10月のお稽古

 月が変わり、6年生が引退し、4年生のみの新体制ですが、3年生の二人を部活見学に迎えることができました。ちょっと緊張した中でのお稽古となりました。

 自由に生ける、思いをのせて、がモットーですが、ちょっとしたコツも教わります。

 ケイトウの濃淡がある花色のどの部分を正面に持ってくるか、ハブ茶の曲線を花器に合わせてみようか等、考える時間も心を穏やかにしてくれる、楽しい時間です。

 見学の二人には、さわりだけでもと、飛び入りの体験もしてもらいました。ユニークな発想を生かしたアレンジが仕上がりました。

今月の花材 ハブ茶 ケイトウ くじゃく草 クロトン

 

        

 

 

 

 

華道部 7月のお稽古

 今月は、6年生が最後のお稽古となります。

 今までの練習で習ったことを思い出しながらの作品作りとなりました。月一度のお稽古ですがその成長ぶりには講師先生も、驚くばかりです。卒業してからも、花のある生活を送ってほしいものです。

 今回は、いつもの花材に、ハランを追加しています。切り口を工夫することで線や面、曲線を自由に作り出す技は、先日の巡回講座で教えていただいたものです。葉物のラインが加わることで、より一層、それぞれの個性が表現されています。

 

  今月の花材 ユキヤナギ ガーベラ ヒメヒマワリ ハラン

 

     

    

    

    

    

 

 

 

 

華道部 5月のお稽古

 

 風薫る5月、過ごしやすい季節となりました。緑がとても生き生きとして見えます。

 ニューサイランのすっと伸びた線の生かし方を始めに教わりました。幅広い面を利用して、2つに裂いたり、2本をまとめてカールさせたり、ねじってとめて、うねりを表現するなど、1つとしておなじもののない、作品が仕上がりました。

 ピンク色の可憐な印象の花は、別名「千鳥草」。花の姿が千鳥が飛んでいるような姿をしている事からこのような名前となったようです。

 

今月の花材 ニューサイラン ラックスパー ヒマワリ

 

      

 

華道部 4月のお稽古

新入部員を迎えての、今年度初めてのお稽古です。

ハランの、幅広い面の生かし方を中心に教えていただきました。丸めたり、シャープにカットしたり変化を持たせることで、全く印象が異なる作品が仕上がりました。それぞれの思いのこもった作品をご覧ください。

 

今月の花材  スターチス ハラン ナデシコ ワットソニア

 

 

    

 

    

 

 

華道部 2月のお稽古

 立春もすぎて、寒さは続きますが、お花の世界では春が訪れてるようです。

 今回は、ニューサイランのすっと伸びた縦のラインの生かし方を学びました。面の向きやカットで変化をつけたり、先頭をカールさせたり、複数をつなぐこともできます。

 香りも感じられる作品が仕上がりました。

 

 今月の花材 ニューサイラン スターチス ストック

 

    

 

    

 

  

華道部 12月のお稽古

12月は、毎年恒例の、クリスマスカラーの組み合わせです。

サンタブーツアレンジは、一気に雰囲気を盛り上げてくれる優秀なアイテムです。

ちょっとしたグリーンで、季節の彩りと雰囲気をお楽しみください。

 

今月の花材 雪冠杉(せっかんすぎ) ヘリコニア ストック 松毬(まつぼっくり)