2024年6月の記事一覧
県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会結果
6月9日に城東高校の柔道場で第十九回徳島県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会が開催された。この大会は7月に近江神宮で行われる全国選手権大会の予選を兼ねており,優勝校が選出される大会である。全ての高校のかるた部員は,この大会のために練習に励んできたといって過言ではない。城東・城南・城北・徳島北・鳴門・脇町と本校の7校が参加した。試合は5人の団体戦で3勝以上したチームが勝ちとなる。予選はAブロック4チーム,Bブロック3チームの総当たり戦で,その後それぞれのブロックの1位と2位のクロス戦が行われ,勝ったチームが決勝戦を行う。本校は,Aブロック城東・鳴門・脇町と同じグループとなり,Bブロックは城南・城北・徳島北となった。本校は,主将山本,副将松本,三将浅田,四将坂口,五将中山,六将陶久,七将麻植である。
1回戦鳴門戦。主将から三将・六将・七将で臨み,副将・六将・三将・四将・主将との対戦となった。中盤に陶久24枚差,浅田23枚差,松本21枚差で勝ち,続いて山本16枚差で勝ち,麻植が5枚差で敗れた。4対1のスタートとなった。
2回戦脇町戦。1回戦から一人入れ替えた主将・副将・四将・六将・七将で臨んだ。相手は順に主将・副将・五将・三将・四将との対戦となった。将順ではほぼ互角の対決であったが,中盤に陶久が22枚差,麻植17枚差で勝ち,続いて坂口13枚差,松本10枚差で勝った。山本も8枚差で勝ち5対0の完勝となった。
3回戦。城東はここまで脇町,鳴門に全勝。Aブロック1位をかけた今大会の分かれ目となる試合となった。なんとしても1位となり,次はBブロック2位と戦いたい。主将から五将で臨んだ。五将中山はこれまで試合に出さず休養十分。それぞれ相手は,主将・四将・五将・三将・副将となった。序盤から全体的に押され気味であり,終盤にさしかかろうとする時,まず浅田が14枚差で敗れた。続いて松本が10枚差で敗れ,中山が10枚差で勝ち,1対2と試合が動いた。追い詰められたがなんとか後2勝もぎ取りたい。主将対決の山本はリード,坂口は苦戦中。逆転も十分あり得るなか,山本が4枚差で逆転負け。勝負は決まったが坂口は運命戦に持ち込み,2勝目を挙げた。2位通過が決まった。
準決勝,優勝候補の城北戦。3回戦から三将浅田を休ませ,六将陶久で挑んだ。当たりは,三将・副将・八将・主将・四将となった。全体的に城北の勢いに押され気味である。中盤から終盤に差し掛かるとき,18枚差で松本,13枚差で山本が敗れた。後3人が勝たなければという状況に追い込まれた。しかし11枚差で陶久が負け,敗戦が決定した。坂口は8枚差で負けたが,中山は相手主将に対し,そつのない取りで6枚差で勝利した。1対4という結果に終わった。
3位決定戦城南戦。再び主将から五将で臨んだ。対戦はそれぞれ主将・副将・四将・五将・三将となった。前半から中盤にかけて主将・副将対決は押され気味であったが,残りの三人は本校優勢で試合は進んでいる。山本・松本がどれだけ粘れるかが勝負の鍵となる。山本は15枚差,松本が14枚差で敗れ追い詰められる。しかしこのまま逃げ切れば逆転が見えてきた。まず10枚差で坂口が勝利。続いて中山も5枚差の勝利でイーブン。最終的に浅田が逆転を許し3枚差で敗戦となった。
今年の団体戦は,城北が頭一つ抜けだし,城東,城南とどう戦うかであったが,3校ともに敗戦してしまった。城東・城南に対してはあと一歩のところで敗れ,悔しい敗戦となったが,途中から部に入ってくれた浅田,麻植がいなければ,ここまで戦えなかったであろう。坂口,中山の成長も見られた大会であり,今後は厳しい練習を重ね,来年は7年ぶりに優勝し全国大会出場を期待する。
全国高文連小倉百人一首かるた四国地区大会の結果
6月8日に香川県高松市総合体育館第2武道場で第29回全国高等学校文化連盟小倉百人一首かるた四国地区大会が開催された。徳島県チームは,城東高校,城南高校,城北高校と本校5年生の坂口が八将で参加した。四将が欠場で7名での戦いとなった。この大会で優勝すると3月に東京で開催される全国グランプリの出場権を得ることができる。抽選の結果,高知県,香川県,愛媛県の順で対戦することとなった。
第1試合高知県戦。本県は主将・副将・三将・五将・八将坂口で臨んだ。対戦相手は,それぞれ三将・八将・六将・副将・五将と当たることとなった。序盤から中盤にかけて本県が優勢に試合を進め、副将が21枚差,八将坂口が19枚差で勝ち2勝。続いて、三将が15枚差,主将が13枚差で4勝を挙げた。五将は2枚差で敗れはしたものの、4対1での勝ち点1を挙げた。愛媛県対香川県は熱戦が繰り広げられたが,結果3対2で愛媛県が勝利した。
第2試合香川県戦。ここで勝たなければ,優勝が難しくなる。本県は主将から六将で臨んだ(四将は欠場)。相手はそれぞれ四将・三将・七将・主将・副将となり,香川県は主将が参段,副将が弐段でその他は初段であった。どちらの県が優勢ということもなく,一進一退の攻防が続いていたが,主将相手の本県五将が15枚差で敗れた。後の4対戦はまだ
攻防が続いていた。終盤に差し掛かり主将・副将が7枚差で勝ち,続いて六将が6枚差で勝った。最終盤三将も2枚差で勝ち,4対1で勝ち点1を挙げた。苦しい戦いではあったが勝つべき人がきちんと勝ち,県チームの強さを見せることができた試合であった。愛媛県対高知県は5対0で愛媛県が勝利した。
第3試合は愛媛県戦。事実上の決勝戦となった。ただ愛媛県は副将が四段,主将・三将・四将が参段,五将から七将が弐段である。本県は主将から三将(弐段)・六将(参段)・七将(初段)で臨んだ。それぞれ副将・四将・三将・六将・主将と当たることとなった。先ず試合が動いたのは,主将相手の七将が20枚差で敗れたところからである。その後中盤から終盤に差し掛かる頃,三将対決で11枚差で敗れ2敗目。追い詰められたところで六将が10枚差で勝ち1対2。副将は逆転で格上を3枚差で破り2勝目。最後主将はA級の相手副将に対し苦戦を強いられながら持ちこたえ,終盤運命戦まで持ち込んだ。結果,2対3で愛媛県の優勝となった。今回の大会で徳島県チームは最後まで優勝の望みをつなぎ粘り強く戦うことができた。主将・副将・六将は安定した戦いができており,他のメンバーもそれに続きたい。
格上相手にも互角,それ以上に戦えたことで岐阜の全総文でも格上相手にどんどんと自分の力を発揮し活躍することを期待する。
全国総文祭小倉百人一首かるた最終予選の結果
第48回全国高等学校総合文化祭小倉百人一首かるた部門県代表選手選考大会が5月25日(土)にあわぎんホールで開催された。今大会は、8月に岐阜で開催される全国総文祭に出場する県代表8名のうち残り3名を選考する大会である。県内から42名の参加があり、本校からは、6年山本、松本、浅田、5年坂口、麻植、4年中山、陶久の7名が出場した。ここまで本校からの代表入りはない。
1回戦は麻植と陶久が出場した。危なげない取りで二人とも11枚差で勝ち抜いた。
続いて2回戦。7名全員が出場となった。麻植、陶久が18枚差で敗れ、6年の三人も粘りはしたが、松本、浅田が6枚差、山本が3枚差で敗れた。坂口、中山は苦戦はしたが、坂口5枚差、中山4枚差で勝ち上がった。
3回戦、ここからはより厳しい勝負となり、ミスが許されないベスト16の戦い。残った二人は、安定した取りで中山8枚差、坂口7枚差で勝利。
4回戦、ベスト8の戦い。代表に入るためには二人とも残ってほしい1戦であったが、中山は3戦目の疲れが見え、暗記が入っていない様子。12枚差で敗れる。坂口はぎりぎりのところで粘りきって2枚差の勝利となった。
5回戦、ここで勝てば代表入り確定となるが、力の差を見せつけられて坂口は10枚差での敗戦となった。
6回戦、3位決定戦。残り一枠をかけて準決勝で敗れた二人の戦い。坂口は中山が12枚差で敗れた相手と戦うこととなった。一進一退の攻防が続き最後は運命戦となった。ここまでくれば、どちらが勝ってもおかしくない。1枚差で坂口の勝利となった。
県代表チームの八将として坂口が出場することとなり、本校からの連続代表入りが継続できた。また試合に負けた者もその後練習に参加し、試合数をこなすことができた。坂口には是非、岐阜総文で県チームのため、本校百人一首部のために頑張ってほしい。