2023年6月の記事一覧
県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会結果
6月11日に城東高校の柔道場で第十八回徳島県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会が開催された。この大会は7月に近江神宮で行われる全国選手権大会の予選を兼ねており,優勝校が選出される大会である。全ての高校のかるた部員は,この大会のために練習に励んでいる。城東・城南・城北・徳島北・脇町と本校の6校が参加した。試合は5人の団体戦で3勝以上したチームが勝ちとなる。抽選の結果,1回戦徳島北,2回戦脇町,3回戦城南,4回戦城東,5回戦城北との対戦となった。城東,城北と最後に当たる対戦順は,モチベーションを保つためにも本校にとって良い結果となった。本校は主将高橋,副将山上,三将河野,四将森次,五将鳥居,六将山本,七将松本,八将坂口である。
1回戦徳島北戦。主将から五将の6年生5人で臨んだ。それぞれ相手は,副将・七将・主将・六将・五将となった。序盤から優勢に試合を進め,まず高橋が20枚差,山上が14枚差,河野が11枚差で勝ち,続いて森次が9枚差,鳥居が4枚差で勝ち,5対0での勝利となった。
2回戦脇町戦。主将・三将・五将から七将で臨んだ。相手は,四将・副将・主将・三将・五将となり,高橋以外はすべて上の将順となった。自分のペースを早くつかみ勝つことが重要である。試合中盤早々に山本が24枚差,高橋が23枚差で勝ち,上々の立ち上がりを見せ,続いて松本が19枚差,河野が18枚差,終盤に鳥居が4枚差で勝ち,5対0の勝利となった。午後からが正念場となる。
3回戦城南戦。主将から三将,七将・八将で臨んだ。相手は主将・六将・副将・三将・五将となり,将順では不利な戦い。高橋は主将対決に早く決着をつけ,その他の者がそれよりも早く勝負を決めることが求められる。序盤から中盤にかけて河野,松本は相手優勢に試合が進んでいるが,坂口は優位に進めている。山上も優勢だが,高橋は苦戦。五分の戦いで進み,坂口が19枚差で1勝を取る。河野,松本が粘り,高橋で逃げ切りたい。山上が10枚差で勝ち,松本が10枚差で負け,続いて河野が9枚差で負け,終盤逆転で高橋が7枚差で逃げ切る。3対2で辛くも勝利。
4回戦城東戦。主将から三将,六将・八将で臨んだ。相手は主将・四将・三将・副将・五将となり,城南戦に続いて主将対決が明暗を分ける。その他の4人でなんとしても2勝をもぎ取りたい。坂口がリードし,山上と河野がリードをされ中盤戦から最終戦を迎える。河野が16枚差で敗れ,10枚差で坂口が勝ち,山上が敗れる。1対2で迎えた終盤,城東唯一の弐段相手に,これまで良く粘った山本が力尽き6枚差で敗戦。高橋は主将対決を4枚差で勝ちきった。結果2対3の敗戦。
5回戦城北戦。主将・副将・五将・六将・八将で挑んだ。相手は副将・七将・主将・四将・三将となった。四戦全勝の相手に土をつけられるか,城ノ内の意地を見せたい。相手の三将までから1勝,他の二人から2勝することが求められる中,主将相手に鳥居が18枚差,続いて三将相手に坂口が12枚差で敗れ,山本が11枚差で勝ち1対2。山上と高橋が勝てばと思う中,7枚差で山上が敗れ,敗戦。高橋は2枚差で勝ちきった。結果,優勝城北・準優勝城東,本校は昨年に引き続き第3位となった。
今年の団体戦は,城東,城南,城北とどう戦うかであったが,3校ともに接戦となった。本校はメンバー交代もうまくいき,交代で休みをとりながら進めることができた。また,5連戦の高橋は,5戦全勝し,本当に頭が下がる思いだ。城南には勝ちはしたものの,3年生が出ていればどうなったかわからない。城東と城北には,力の差はあるものの2対3と苦しめることができた。来年は5人での戦いとなる。それぞれが力をつけ,安定した取りができることと連戦で疲弊しない体力を養うことが求められる。6年生の5人はこの6年間部活動を継続し,県団体戦優勝を目指してよく頑張ってくれた。この姿を後輩は忘れないでほしい。
第28回小倉百人一首かるた四国地区大会の結果
6月10日に鳴門市の大塚スポーツパーク アミノバリューホールで第28回全国高等学校文化連盟小倉百人一首かるた四国地区大会が開催された。徳島県チームは,城東高校,城南高校,城北高校と本校6年生の高橋が三将,5年生の山本が八将で参加した。この大会で優勝すると3月に東京で開催される全国グランプリの出場権を得ることができる。抽選の結果,高知県,香川県,愛媛県の順で対戦することとなった。
第1試合高知県戦。本県は主将・副将・三将高橋・七将・八将山本で臨んだ。対戦相手は,それぞれ主将・六将・七将・四将・三将と当たることとなった。序盤から中盤にかけて本県が優勢で試合を進め,三将高橋が22枚差で早々に1勝目をあげた。続いて副将が16枚差,主将が14枚差,七将が10枚差で続いた。八将山本は中盤までリードしていたが,終盤じわじわと迫られ,最終盤のお手つきもあり3枚差の敗戦となった。初戦は4対1の結果なった。今年の高知は土佐高校7名で参加していたが,年々個々のレベルが上がっていることを感じさせられた一戦であった。愛媛県対香川県は,4対1という結果であった。
第2試合香川県戦。ここで勝たなければ,優勝が難しくなる。本県は三将高橋を除いた主将から六将で臨んだ。相手はそれぞれ六将・三将・副将・四将・七将となり,昇順の上では四将と五将以外は下の相手と当たることとなった。序盤は徳島県優勢で試合が運んでいる中,三将相手に副将が苦戦している。中盤になり主将が22枚差で1勝目。副将はイーブンに持ち直しているが,今度は五将が苦戦している。中盤から終盤にかけて副将が自分のペースに持ってこれるかと思ったが,再びリードを許す。五将も苦戦が続く中,四将と六将で勝ちきれるか。11枚差で副将が敗れ,四将が10枚差で勝利。ここで2対1。六将が後1枚となるが,五将が6枚差で負け,2対2の同点。その後六将が5枚差で勝ち,3対2で逃げ切った。高知県対愛媛県戦は1対4で愛媛県の勝利となった。2勝同士で徳島県と愛媛県の優勝をかけた3回戦となった。
3回戦,本県は主将から五将で臨んだ。それぞれ主将・三将・副将・四将・七将と当たることとなった。序盤から徳島県は苦しい戦い。特に主将と副将が苦戦している。その中でも三将高橋は善戦。高橋が勝って,四将と五将がそれに続くかが鍵となる。中盤戦,主将と副将が17枚差で敗れ追い詰められる。続いて中盤以降引き離された五将が15枚差で敗れ敗戦。三将高橋と四将は意地を見せられるか。四将が徐々にペースをつかみ6枚差で勝利。最後に三将高橋が3枚差で勝ち,惜しくも2対3での敗戦。高知県と香川県の対戦は3対2で高知県が勝利した。結果は優勝愛媛県,準優勝徳島県,第三位高知県,第四位香川県となった。昨年度もそうであったが四国四県の実力差がそれほどないことを感じさせられた大会であった。