百人一首部

2022年6月の記事一覧

花丸 小倉百人一首かるた県高校選手権大会結果

 6月12日に城東高校の柔道場で第十七回徳島県高等学校小倉百人一首かるた選手権大会が開催された。この大会は7月に近江神宮で行われる全国選手権大会の予選を兼ねており,優勝校が代表として選出される大会である。全ての高校のかるた部員は,この大会のために練習に励んできたといって過言ではない。城東・城南・城北・徳島北・鳴門・脇町と本校の7校が参加した。試合は5人の団体戦で3勝以上したチームが勝ちとなる。予選はAブロック4チーム,Bブロック3チームの総当たり戦で,その後それぞれのブロックの1位と2位のクロス戦が行われ,勝ったチームが決勝戦を行う。本校は,Aブロック城東・城南・脇町と同じグループとなり,Bブロックは城北・徳島北・鳴門となった。本校は,主将谷居,副将陶久,三将瀬山,四将高橋,五将河野,六将山上,七将森次,八将山本である。
 1回戦城東戦。早速優勝候補との戦いとなった。序盤からこちらのペースにもっていくことで優位に試合を運びたい。主将から四将,六将という布陣で臨んだ。それぞれ相手は,三将・五将・四将・副将・主将となり,本校に良い当たりとなった。四将までの4人のうち3勝を取りたいと思いながら試合が開始された。序盤から全体的に押され気味であり,なんとか粘るが,終盤にさしかかろうとする時,谷居が11枚差,山上も粘りに粘ったが10枚差で敗れ,陶久が10枚差で勝ち,1対2と試合が動いた。追い詰められたところで,高橋が8枚差で敗れ敗戦。瀬山も序盤から自分のペースに持って行けず5枚差の敗戦となった。
 2回戦城南戦。敗戦のショックを引きずってはいけない一戦。主将から五将で臨み,相手はそれぞれ順に副将・五将・四将・三将・主将となった。6年3人に勝ってほしい一戦であったが,瀬山が16枚差で敗戦。10枚差で陶久が勝ち,河野が負け,1対2で追い詰められた。終盤このままもつれるかというところで,6枚差高橋,5枚差谷居が勝ち,逆転の3対2で望みを残した。
 3回戦脇町戦。主将・三将・四将・六将・八将で臨み,五将・主将・四将・三将・副将との対戦となった。中盤に山上21枚差,谷居20枚差で勝ち,続いて高橋14枚差,瀬山10枚差で勝った。山本は運命戦までもつれ込んだが,勝利。5対0の完勝となった。結果,Aグループ2位通過で次はBグループの1位との対戦。
 城北戦。ここで勝って決勝で再度城東と戦いたいと思いながら,主将から五将で挑んだ。当たりは,四将・主将・五将・三将・副将となった。6年3人で2勝,5年2人で1勝とれればと思う中試合が始まった。谷居と河野が押され気味で,13枚差で河野,10枚差で谷居が敗れた。後3人が勝たなければという状況に追い込まれた。しかし7枚差のところで高橋は勝ったが,陶久が負け,敗戦が決定した。瀬山は3枚差で勝ったが,2対3という結果に終わった。
 3位決定戦徳島北戦。主将から三将,七将・八将で臨んだ。対戦はそれぞれ八将・五将・主将・副将・四将となった。敗戦のショックはあるが,頑張ってほしいと思う中,谷居が19枚差で勝ち。その他の4人は接戦となっている。10枚を切った時点で勝負はつかず,先ず山本が8枚差,森次が7枚差で敗れた。続いて瀬山が6枚差,陶久が5枚差で勝ち,3対2で3位が確定した。最後の力を振り絞って取った3位となった。
 今年の団体戦は,城東,城北とどう戦うかであったが,2校に対して,ともに負けてしまった。力の差はある程度詰めることができたが,層の厚さや対戦の当たりによっての結果であろう。6年生の3人はこの3年間,特にこの3ヶ月間は団体戦優勝を目指してよく頑張ってくれた。この姿を後輩は忘れないでほしい。来年はもっと厳しい戦いが予想される。

花丸 小倉百人一首かるた四国地区大会結果

 6月11日に香川県高松市興正寺別院で第27回全国高等学校文化連盟小倉百人一首かるた四国地区大会が開催された。徳島県チームは,城東高校,城南高校,城北高校と本校6年生の陶久,瀬山,谷居の3名が六将,七将,八将で参加した。この大会で優勝すると3月に東京で開催される全国グランプリの出場権を得ることができる。抽選の結果,高知県,愛媛県,香川県の順で対戦することとなった。
 第1試合高知県戦。本県は主将・副将・四将・七将瀬山・八将谷居で臨んだ。対戦相手は,それぞれ八将・五将・七将・主将・副将と当たることとなった。序盤から中盤にかけては本県がやや優勢であるが,初戦ということもあるのか,試合が動かないまま終盤になろうとしていた。そこで主将が18枚差で1勝目を手にした。それでもなかなか後が続かない中,七将瀬山が11枚差で勝ち,四将が9枚差,八将谷居が7枚差で後に続いた。最後副将は,相手に粘られ運命戦となったが勝ちきり,5対0と幸先の良い初戦となった。ただ例年の高知とは違い格段に個々のレベルが上がっていることを感じさせられた一戦であった。愛媛県対香川県は,4対1という結果であった。
 第2試合愛媛県戦。ここで勝たなければ,優勝が難しくなる。本県は主将から五将で臨んだ。相手はそれぞれ主将・三将・六将・五将・八将となり,主将対決以外は,昇順が下の相手と当たることになった。愛媛県優勢で試合が運んだ。粘ろうとはしているが,力が及ばない。そのような中,15枚差で主将と三将が敗れ,続いて四将が12枚差で敗れた。副将も7枚差で敗れたが,五将が意地を見せ5枚差で勝ち,結果1対4の敗戦となった。高知県対香川県は,終盤熱戦の末,3対2で高知県が勝利した。
 第3試合は香川県戦。ここで勝っても愛媛県が敗れないと優勝はない。本県は主将・副将・三将・六将陶久・八将谷居で臨んだ。それぞれ四将・副将・六将・三将・主将と当たることとなった。香川県の主将と副将は今大会唯一の三段である。先ず試合が動いたのは,主将が18枚差で勝ち1勝目。続いて14枚差で相手の主将と副将に当たった副将と八将谷居が敗れ,六将陶久が勝ち,2対2のイーブンとなった。終盤三将が8枚差で勝ち,3対2で勝利となった。愛媛県と高知県は5対0で愛媛県が勝ち,優勝愛媛県,準優勝徳島県,第三位高知県,第四位香川県となった。四国四県の実力差がそれほどないことを感じさせられた大会であった。

 

お祝い 全国総文祭小倉百人一首かるた最終予選の結果

 5月28日(土)城東高校柔道場で第46回全国高等学校総合文化祭小倉百人一首かるた部門県代表選手選考大会が開催された。本大会は,県代表8名の内,最後の3名を選ぶ大会である。これまでの大会で,本校は県代表には選ばれていない。本校からは,4年松本,山本の2名,5年高橋,河野,鳥居,森次,山上の5名,6年瀬山,陶久,谷居の3名の計10名が参加した。エントリーは県全体で43名で,6回戦が行われた。

 1回戦は,11対戦で松本,鳥居,山上,森次,山本が出場した。全員が勝利するかと思われたが,惜しくも鳥居が3枚差で敗れた。森次7枚差,山本4枚差,松本3枚差,山上2枚差で勝利した。3年生相手に山本の健闘が光った1回戦であった。

 2回戦は,9名が出場した。勝ち残ったのは,高橋18枚差,谷居15枚差,陶久8枚差,瀬山6枚差の4名。敗れたのは,山本20枚差,松本16枚差,河野14枚差,森次13枚差,山上6枚差であった。瀬山が序盤の不利を終盤巻き返し,粘って勝つことができた。

 3回戦ベスト16の戦い。ベスト8に4人残るかと思えたが,高橋が最後の最後で2枚差の負け。瀬山は22枚差,谷居,陶久は12枚差で勝ち上がった。

 4回戦。ここからは,実力差はあまりないベスト8の戦い。谷居13枚差,陶久11枚差,瀬山7枚差で強敵相手に勝ち残った。

 5回戦は準決勝。4名中3名が本校生のため,同校対決となった陶久と谷居の試合は12枚差で陶久が勝利した。一方瀬山は激戦を制して4枚差で勝利。陶久と瀬山の代表入りが内定した。

 6回戦の決勝戦は,これも激戦となったが,陶久が瀬山に2枚差で勝ち優勝となった。一方谷居は,なんとか最後の力を振り絞って5枚差で勝利。谷居も代表入りが確定した。本校の6年生の3人は,全体を通して安定した試合運びで,最後に意地を見せてくれた。結果3人揃って高校での部活動の最後を全国総文祭で飾ることができるようになった。二週間後の団体戦でも,自分のペースで試合を運び1枚1枚取りを重ねてくれることを期待する。

  優勝 陶久真由   準優勝 瀬山 凜   第三位 谷居 楓華