各課からの連絡

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ピアサポートトレーニング⑥

2月20日(木)放課後、ピアサポーター及び心理に興味のある生徒を対象に、4年次の心の健康づくり講演会から引き続き、徳島大学の准教授兼公認心理士・臨床心理士である甲田宗良先生より、「誰一人取り残さない社会とはー孤独・孤立対策から学ぶ利他のこころー」をテーマに講義をしていただきました。

SDGSに掲げられている「全ての人に健康と福祉を」を達成するために、私たちができることとして、まず自殺者の増加が続いている現代日本社会において、住み続けたい人が多い地域では自殺者が少ないというお話から始まりました。住み続けたい地域とはどのような地域なのか、また通い続けたい学校とはどのような学校なのかについて考えました。そこには、孤独が深く関わっており、孤独とはなにかについても考えました。

また、家庭や地域、職場、学校など様々な場面で、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞き、必要な支援につなげ、見守る”ゲートキーパー”を増やすことが自殺リスクの減少に効果的であることから、ゲートキーパーの心得を教えていただきました。ピアサポーターは全員、ゲートキーパーの存在を初めて知ったようで、ゲートキーパーとして重要な「傾聴」について、ワークを通じて学びました。甲田先生から、「校内でピアサポーターが、ゲートキーパーと同様の役割を担っているのでがんばってください」と激励をいただき、学びの多い貴重なトレーニングとなりました。