「城ノ内」がさらに分かるQ&A
中等教育学校とはどういう学校ですか。
本校は,2020年(令和2年)に中等教育学校に移行しました。中等教育学校とは,中学校及び高等学校で行う教育を,一つの学校として6年間で一体的に行う学校のことで,中学校に相当する3年間を「前期課程」,高等学校に相当する3年間を「後期課程」といいます。生徒募集は前期課程でのみ行います。城ノ内中等教育学校では,城ノ内中学校・高等学校で培ってきた教育を継承・発展させ,6年間を見据えた新たな教育課程でのきめ細やかな学習指導・教育活動を行っています。
「学力分野のリーディングハイスクール事業」での具体的な取組は何ですか。
本校は,2013年(平成25年)に,徳島県教育委員会から「学力分野のリーディングハイスクール事業」の指定を受けました。中高一貫教育のメリットを最大限に生かして,進学面等において本県中等教育を牽引する学校づくりをめざし,次のような取組を行っています。
①学習時間を充実させるために,前期課程では,週当たりの授業時数を33時間に増やしました。(各学年4時間増)
②後期課程では,週当たりの授業時数を35時間に増やすとともに(各学年2時間増),単位制を導入し,少人数による進路別・習熟度別授業を展開しています。
③英語・数学・理科・国語については,前期課程3年生から,後期課程の学習内容を一部移行(先取り)して学習しています。
④グローバル人材の育成をめざし,本校独自科目「グローバルイングリッシュ」を開設し,生きて使える英語学習を行うとともに,CALL(語学学習支援)システムを活用し,英語の4技能をバランスよく学びつつ,英語検定などにも積極的に挑戦しています。
「先取り学習」はどのように行うのですか。
本校は、学力分野のリーディングハイスクールとして,特に,外国語及び理数教育に力を入れています。英語・数学・理科はもちろんのこと国語についても,学習指導要領に定められた標準時間よりも多い時間を配当し,1年生から計画的に通常の進度に先んじて学習を進めます。前期課程3年生からは後期課程の学習内容を先取りして指導します。特に,後期課程では,理科の必須科目が増え授業時数の確保が課題となっていますが,本校では,先取り学習により,ゆとりを持って各科目を学ぶことができます。
城ノ内中等教育学校の入学者選抜では,地域別に入学者数を決めているのですか。また,男女別の定員はあるのですか。
本校は,県内全域を通学区域としているため,地域別に入学者数を決めることはありません。また,男女別の定員も定めていません。
城ノ内中等教育学校の前期課程を修了した後,他の高等学校に進学することはできますか。
本校は,6年間の計画的・継続的な教育を行っていますので,前期課程を修了した後は,後期課程に進級することが原則です。ただし,他県への一家転住など,やむを得ない場合は,他の高等学校に進学することは可能です。他の高等学校への進学を希望した場合は,城ノ内中等教育学校後期課程への進級はできません。