2024年8月の記事一覧
全国総文祭小倉百人一首かるた部門岐阜大会の結果
第48回全国高等学校総合文化祭小倉百人一首かるた部門が7月31日から8月2日の間,岐阜県の山県市総合体育館で開催された。今大会は1日に47都道府県が13ブロックに別れて予選リーグを行い,1位13チームと2位3チームが2日の決勝トーナメント進出戦に進む。本県チームは主将城北高校3年,副将城北高校3年,三将城南高校2年,四将城北高校3年,五将城北高校3年,六将城南高校2年,七将城東高校3年,八将本校5年坂口が出場した。抽選の結果,本県はFブロックで1回戦三重県,2回戦茨城県,3回戦高知県となった。2位通過は勝ち数で少なくとも10以上が求められるため,何としてもブロック1位で通過しなければならない。
初日の晩,作戦を練り明日に備えた。
1回戦三重県戦は,主将から四将と六将で臨んだ。決勝トーナメントを目指すには1・2回戦ともに落とすことはできない。対戦は主将が四将,副将は六将,三将は主将,四将は五将,六将は副将となった。初戦を勝たなければ決勝トーナメント進出はない。ただ相手も同じ考えである。試合序盤は本県がややリードし良いスタートを切ったかに見えた。中盤にかけて副将が苦戦するが他の4人はリードかイーブンで試合を進める。後半になって副将もイーブンに戻したが,三将・四将が追いつかれてきている。主将が11枚差で勝利。あと2勝なんとかして取らなければと思うなか,三将が6枚差で負け,1対1になる。続いて副将・四将が5枚差で負け,敗戦。六将が4枚差で勝ちきったが2対3の惜しい敗戦となった。試合序盤は良かったが,徐々にその差を詰められて逆転された形となった。次戦は是非とも勝ち点をとりたい。
2回戦茨城県戦。本県は主将・副将・四将・六将・八将坂口で挑んだ。主将が主将,副将が副将,四将が四将,六将が三将,八将が六将と対戦することとなった。ほぼ力的に見ても同将対決なった。ここで徳島の実力を見せたい。中盤までは副将が押され気味ではあるが,ほぼイーブンで試合は進む。副将が14枚差で敗れる。ここから茨城の勢いが出てくる。8枚差で六将が敗れ,0対2。あと3人が勝てばと思うなか,本校坂口が5枚差で逆転負け。坂口はここまでリードしたまま優位に試合を進めていたが,力尽きた。主将・四将も粘ったが,4枚差で負け,結果0対5の茨城県に力の差を見せつけられた試合となった。
3回戦は四国大会でも試合をした高知県戦。お互いによく知っているなかでの対戦となった。本県は主将・副将・三将・五将・七将で臨んだ。主将が五将,副将が六将,三将が七将,五将が副将,七将が四将と対戦することとなった。試合は中盤から動き,主将が25枚差で勝つが,五将が20枚差で負け1対1となる。後半にかけて副将と七将が12枚差で勝ち,最後三将も4枚差で勝ち,4対1で本県の勝利となった。
最終結果はFブロック1位茨城県,2位三重県,3位徳島県,4位高知県となった。本県としては決して力的には劣っているわけではない3県に対して勝ち切れなかった結果となった。特に最初の対戦であった三重県戦で敗戦したことが大きい。高校3年生の5人はこの大会で引退であるが,よく県チームを引っ張ってきてくれた。高校2年生3人は今大会の県チームの成果と課題を検証し,来年の香川大会に繋げてくれると期待している。