祝!英語ディベート 九州大学大会(QAE)3位!!
パーラメンタリーディベート
Kyushu Academic Exchange
(QAE)
3位 堤遥菜、古川萌々、櫛渕未來 組
7月8日(土)〜9日(日)に、九州大学伊都キャンパスで開催されたKyushu Academic Exchange (QAE)に本校English Debating Societyのメンバー6人が参加してきました。先月同じく九州大学にて開催されたKyushu Debate Exchangeに参加した本校の2チーム、城ノ内Bが3位,城ノ内Aが5位に輝いたことから、幸運にも大会に招待していただきました。
結果としては、城ノ内B[堤 遥菜(5年生)、古川萌々(4年生)、櫛渕未來(3年生)]が見事3位に輝きました。今年度から前期・後期、統一したトレーニングができており、早速その効果がでてきております。さらに、堤 遥菜が3ラウンド全てにおいてディベートに貢献したディベーターに送られるベストPOI賞を受賞しました。城ノ内A[石田理紗、谷野未來、長尾橙和(全て4年生)]は非常に健闘しましたが、残念ながら入賞できませんでした。
この大会は、本校以外に、高校ではQDEで好成績を収めた藤島高、神戸大学附属中等教育学校(KUSS)、鹿児島中央高校、NND(混合チーム)、また九州大学チーム、九州大学留学生チームと、強豪揃いのとてもレベルの高い大会になり、その中で切磋琢磨できたことは本校English Debating Societyにとっては今後の大きな糧になりました。加えて、他の高校生や大学生チーム等のディベートに対する情熱、素晴らしき社会性、コミュニケーション能力の高さ等、本校から外に出て初めて、自分たちの未熟さに気づかされることが多かったのではないかと思います。
さらに、この大会は、英語ディベートを実践するだけでなく、ディベート実践後に、その論題に関して専門的に研究している大学の研究者の先生のレクチャーを受けることができ、アカデミックな学びを深めることができる非常に有益な大会になりました。実際にディベートに向けて、各種論題に対して批判的、論理的に思考をしても本校生ではまだまだ思考に深さが足りない場面がありますが、研究者の先生からエビデンスやファクトを示していただき、各事象について多面的に講義をしていただいたことで、どのように各事象を深めて思考すべきかを学ぶことができたのは本校ディベーターにとって、非常に有意義な時間になりました。
自分たちが徳島県の英語教育、英語ディベートのトップ校であるというプライドを持って、この夏休みに前期・後期関係なく各ディベーターがお互いに刺激し合って練習に励み、次の大会では大きく飛躍できることを期待しています。徳島県初の全国制覇に向けて、努力していきます。
今後の本校English Debating Societyの活躍を応援していただければ幸いです。
【詳細】
★ROUND1 城ノ内A VS NND (3校合同チーム) 【負け】
城ノ内B VS KU-1(九州大学チーム) 【勝ち】
(前提情報)
You are the commander of a U.S. Special Forces unit. You, along with three subordinates, are undertaking a top secret mission near the Afghanistan border. The objective is to gather information on the Taliban leader, who is guarded by 150 armed soldiers. During the operation, you came across a 14-year-old shepherd boy. Releasing the boy may put your team's location at risk of being revealed to the Taliban. However, detaining an unarmed civilian contradicts ethical principles. Your subordinates begin debating. Your decision carries great significance for the unit and the mission at hand. (あなたは米軍特殊部隊の指揮官です。3人の部下とともに、アフガニスタン国境付近で極秘の任務に取り組んでいます。その任務の目的は、150人の武装兵士に守られているタリバンの指導者に関する情報を収集することです。作戦中に、14歳の羊飼いの少年に出会いました。少年を解放すると、タリバンに自分たちの位置が知られる可能性があります。しかし、非武装の民間人を拘束することは倫理的な原則に反します。部下たちは議論を始めました。あなたの決定は部隊と任務にとって極めて重要です。)
(論題)
As a commander, you should restrain the shepherd boy
(あなたは指揮官として羊飼いの少年を拘束すべきである。)
★ROUND2 城ノ内A VS CSPA(九州大学留学生チーム)【勝ち】
城ノ内B VS 神大附属A 【負け】
(前提情報)
The WHO recognizes access to healthcare services as a fundamental right. Some countries, such as Canada, Spain, and Sweden, provide healthcare insurance services to undocumented immigrants. Generally speaking, doctors have an obligation to protect patient privacy, so undocumented immigrants can seek medical care without fear of being exposed as illegal immigrants. However, the Japanese government refuses to provide health insurance coverage to undocumented immigrants. (WHOは、医療サービスへのアクセスを基本的な権利と認識しています。カナダ、スペイン、スウェーデンなどの一部の国では、非登録移民(不法移民、不法滞在者)に対しても医療保険サービスが提供されています。一般的に、医師は患者のプライバシーを守る義務があるため、非登録移民は不法移民として摘発される心配なく医療を受けることができます。しかしながら、日本政府は非登録移民に対して健康保険の適用を拒否しています。)
(論題)
The Japanese government should provide health insurance to undocumented immigrant
(日本政府は、非登録移民に対して健康保険を提供すべきである。)
★ROUND3 城ノ内A VS KU-1(九州大学チーム) 【不明】
城ノ内B VS NND (3校合同チーム) 【勝ち】
(前提情報)
Gentrification refers to the process in which a part of an urban area becomes wealthier. This happens when new, more affluent residents or businesses move in, resulting in an increase in local rents and prices. As a result of this change, long-time residents who are of lower income may be forced out of the area due to the cost of living rising beyond their ability to pay. On the other hand, the influx of wealthier residents could potentially lead to improvements in public safety and sanitation in the area. (ジェントリフィケーションは、都市地域の一部が富裕化する過程を指します。新しい、より裕福な住民やビジネスが流入し、その結果、地域の家賃や物価が上昇します。この変化により、昔からその地域に住んでいた低所得者は、自分たちが負担できる範囲を超えた物価上昇により、その地域から追い出されます。他方で、富裕層が流入するためその地域の治安や公衆衛生は改善される可能性があります。)
(論題)
Gentrification does more harm than good (ジェントリフィケーションは利益よりも害をもたらす)